<コース> 夏の青春18きっぷ使用
【往路】JR大阪(6:21) → (快速) → JR京都(6:54→7:00) → (湖西線) → JR近江今津(8:06→8:14) → (湖西・北陸線) → JR大土呂(9:41) → 徒歩5分 → 大土呂〒 → JR大土呂(10:20) → JR鯖江(10:27)
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【復路】JR鯖江(17:01) → (北陸線) → JR敦賀(17:36→17:49) → (新快速;北陸・東海道線) → JR大阪(20:13)

上野山 九品院 誠照寺(浄土真宗誠照寺派本山)
四足門正面に建つ御影堂。
四足門を抜けて正面に建つのが本堂ならぬ御影堂。宗派の開山を祀っており、
当寺では宗祖親鸞上人の木像を安置。境内で最も大きな伽藍になります。
宗派に拘らず内陣に入って参拝できるのも他の真宗寺院と同じでした。
上野山九品院誠照寺(うわのさんくほんいんじょうしょうじ)は、
『承元元年(1207年)親鸞聖人が佐渡へ配流の際に、この地の上野ヵ原の豪族・波多野景之の屋敷に滞在。
阿弥陀本願の要法を説いた縁に始まると言う。景之は一族と共に聞法して念仏の行者となり、
出家して空然(くうねん)と称した。その後、屋敷跡が聞法の場「車の道場」となったと伝わる。

境内で最も大きな御影堂

宗祖親鸞聖人尊像
四足門とから御影堂へ続く参道の右に建つ。
蓮如上人が越前に入る以前から、この地は越前真宗三門徒派教団が宗教活動を展開していた。
この教団は本願寺三世・覚如(かくにょ)の頃、三河国から来た如道(にょどう)と、その弟子道性(どうしょう)、
その子如覚(にょかく)の三人が開いたもので、長年に亘り和讃勤行と消息文を宗教活動の中心としてきた。
この如覚が誠照寺の開基で、当初は後二條天皇より真照寺の寺号を賜り、
南越地方宗教活動の中心的役割を果たしてきた。
永享9年(1437年)第七代秀応上人の時に後花園天皇より改めて「誠照寺」の寺号を賜る。

正面より見た御影堂
しかし蓮如の吉崎進出以降は衰運に向かい、天文21年(1552年)織田信長に協力したため
越前一揆勢に打ち壊されたり、天正11年(1583年)には柴田勝家の側に立ったため、
秀吉に全山破却される悲劇に。
更に江戸時代初期の寺院法度を受けての常楽寺などとの本山争いなどでかなりの痛手を受けた。
やがて第十五代秀諴(しゅうかん)が厚い信徳と閻浮檀金手引阿弥陀如来の本尊としての勧請に拠り中興、
誠照寺教団として一躍再興した。福井藩主初め多くの帰依も得て、貞享4年(1687年)には伽藍も再建。
鯖江御坊の名で親しまれ門前町も賑わった。今に至る鯖江の町は当寺の寺内町として発展したものである。

御影堂前面と向拝

向拝下より四足門を望む
元禄年間には一時、日光の天台宗輪王寺に属していた事があるが、
明治11年(1878年)に本山となり今に至る。
現在は真宗誠照寺派の本山としての宗教活動に加え、市の中心部で誠市を始めとする
催しを通じて活動を行っている。』 とあります。

御影堂内陣の様子

いつでも法話ができるように椅子が並べてある
北陸と言えば蓮如上人がすぐ思い浮かびますが、それより200余年前から布教活動を行っていた古刹。
指導者も覚如・如道・道性と続き、法灯だけでなく名前も尻取りの様に繋がっており、信仰も筋金入り。
上野山の山号で、僧侶が空然とはいえ、決して【上の空】ではなかったようです。

内陣奥の祭壇

絢爛たる欄間とその奥の御影

祭壇中央に置かれた宗祖親鸞像
蓮如よりも越前では自分達の方が先達であった事に加え、宗祖親鸞の教えに忠実な
宗教活動を行っていると言う自負が、真宗当主の蓮如から一定の距離を取った理由と思います。
同じ真宗でありながら一向一揆側ではなく、信長側に付いたことからもそれと知れます。
しかし世の流れは純粋な布教活動よりも、信者を組織化した蓮如派に有利に働き、
誠照寺が衰退するのも致し方ない話と言えます。
しかし、当寺は寄らば大樹の陰とはならずプライドは持ち続けたようで、
後に本山を形成したのはそれ故と言えましょう。

御影堂前面近影

御影堂木鼻の龍と軒下の鳳凰彫刻

精巧に彫られた向拝の木鼻の龍
網が掛かけられているのは糞害を防ぐため?
[参考書]
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