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珠姫の寺(石川県金沢市) 加賀百万石前田家菩提寺の御朱印

2019.10.19(21:32) 452

卯辰へ上がった話(2017.10.6)

<コース>
JR東京(6:16) → (かがやき501号) → JR金沢(8:46) → (レンタサイクル) → 大乗寺→ 天徳院・宝泉寺 → JR金沢(17:33) → (サンダーバード40号) → JR大阪(20:09)

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金龍山 天徳院(曹洞宗)

 寺町の後は川を渡って兼六園を眺めながら卯辰山に向かう事に。

途中、道沿いに前田家菩提寺と言う案内があったので、急遽寄り道。

 金龍山天徳院(きんりゅうざんてんとくいん)は、

『元和9年(1623年)、三代藩主前田利常が前年に24歳で亡くなった正室・珠姫の菩提を弔うために建立。

翌年巨山泉滴を開山として招聘した。』 とあります。

整備された参道を過ぎると壮大な山門があり、美しい庭を過ぎて本堂へ。

拝観料を払って中へ入ると、贅を尽くした造りが出迎えてくれます。

 珠姫は二代将軍徳川秀忠の次女、家光の姉に当たり、3歳の時に加賀前田家に嫁ぎました。

むろん祖父家康の政略ですが、姫は利常、領民に対しても愛情を注ぎ三男五女をもうけ、

百万石を盤石にした功労者と言われます。

勿論、当時としても若い24歳で夭折したこともあるでしょうが、

将軍家に次ぐ石高を擁する加賀藩を守った功績は評価すべきでしょう。

藩主利常も鼻毛を伸ばし無能を装って幕府の無理難題をかわしたと言います。

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山門を過ぎて本堂へ向かう参道

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天徳院庭園
湿度の高い北陸らしく苔が美しい。

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天徳院説明書

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天徳院御朱印

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道路沿いを流れる辰巳用水
城下の水不足を解消するために引かれた。

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兼六園南の石引にある辰巳用水
石引とは金沢城の石垣の石を運んだことに由来する地名である。

 この後は、ひがし茶屋街を通って卯辰山へ。

ここは金沢城を守る北の要。ここからは市街が一望のもとに見渡せ、ドナルド・キーン氏も「金沢第一」の眺望と絶賛しています。

 そんな山にあるのが、摩利支天山宝泉寺(まりしてんざんほうせんじ)。

『前田利家公が金沢入城の際、城内に摩利支天堂を創建。その後、慶長6年(1601年)二代藩主前田利長公の時に

城の鬼門に当たる山の中腹に一万坪の土地を寄進、摩利支天堂を移築、別当宝泉坊が勤仕したのが始まりである。』

とあります。

 寺域は狭いですが、ここから市街を眼下に望むことができ、江戸時代には防衛上、庶民の入山は禁じられたこともあったとか。

摩利支天は始祖・利家が崇拝し、出陣に当たっては常に兜の中に摩利支天を入れたとあります。

そのお蔭で百万石の大大名になった訳ですから、御礼として祀る理由も十分あります。

 こうして金沢の西から東まで一日がかりで巡礼。

御朱印拝受は三ヵ寺でしたが、寺院がだんだん狭くなるのに反して、御朱印はだんだん達筆になってきたのが不思議でした。

 所謂小京都と呼ばれる、若しくは名乗っている都市の多くは江戸期には小藩の城下町。

そこへ行くと加賀百万石はやはり奥が深いというか、数回行っただけでは分かりません。  

いずれその奥深さに触れる旅をすることになりそうです。それで【卯辰】が上がれば一石二鳥。

唯、お茶屋さんでレディ・カガを相手に遊ぶというようなことはありませんが…。

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学校正門

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東茶屋街入口付近
京都の白川に雰囲気が似ている気が…。

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東茶屋街の料亭志摩(重要文化財)

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茶屋街のメイン通りから一筋中に入った通り

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東茶屋街
よく観光ガイドに載っているアングルで、奥に見えるのが卯辰山の寺院。

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卯辰山山麓寺院群の寶泉寺より見た金沢城
中央を横に流れるのが浅野川、手前が東茶屋街。

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宝泉寺説明書

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宝泉寺御朱印

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金沢南郵便局 ; 犀川、城下町の寺町台風景、大桜
金沢小立野郵便局 ; 梅鉢紋の外枠に戸室山、天徳院山門、兼六園ことじ灯籠

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金沢東大通郵便局 ; 卯辰山、持明院、妙蓮
金沢石引郵便局 ; 梅鉢紋の外枠に石川門、兼六園ことじ灯籠

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大乗寺(石川県金沢市) 北陸修行道場で拝受した御朱印

2019.10.19(00:51) 451

金沢香る世界の旅(2017.10.6)

<コース>
JR東京(6:16) → (かがやき501号) → JR金沢(8:46) → レンタサイクル40分 → 大乗寺 → 西茶屋街

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東香山 大乗寺(曹洞宗)
これは仏殿。

 体育の日の三連休は帰阪も兼ねて金沢へ。

個人や家族旅行で何度も金沢城や兼六園は見ていますが、それ以外の場所でも、寺院群や街並みがある模様。

そこで晴天の本日は郊外をレンタサイクル巡り。

 金沢駅から真南に5㎞、標高175mの野田山の山麓にあるのが大乗寺。

東香山大乗寺(とうこうざんだいじょうじ)は、寺伝に拠れば

『弘長3年(1263年)、真言宗の寺院として野々市市に創建。

正応4年(1291年)に永平寺3世の徹通義介が中興となり曹洞宗に改宗。

以後、衰退や移転を繰り返し、江戸初期には加賀前田家家老・本多家の菩提寺になり、元禄10年(1697年)に現在地に移った。

北陸では永平寺・総持寺に次ぐ寺院であり、江戸時代にはここで僧侶の修行規則が再構築された。』

とあります。

 寺院は山に囲まれている訳ではないですが人家が少なく木立の中に佇む様は、修行道場そのもの。

以前に訪れた黒羽の雲巌寺を思い出しました。境内全体に亘ってしっとりした所もそっくりでした。

要は、仏殿・法堂を備えた曹洞宗の格式のある寺院ですが、修行が本分なので拝観には力を入れていない様子。

 拝観を拒絶している訳ではなく無料で境内や堂内を見ることはできますが、訪れた際にも人は2~3人でした。

堂内を巡って、御朱印を御願いすると、未だ出家したばかりと思しきお坊さんが対応されました。

「墨書する人間がいないので、私が書かせて頂きます。」となりましたが、拝観者が殆どいない寺院ではこうなるのでしょう。

そういえば雲巌寺の御朱印も書置きでした。

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仏殿と奥に見える廻廊

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法堂
御朱印はここで拝受。

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大乗寺御朱印

 参拝後は、寺町を通って市街へ。

寺町は犀川左岸に約50の寺院が集まった場所。

三代藩主前田利常が城下に散らばっている寺院を浅野川右岸の卯辰山麓とここの2カ所に集めました。

寺町は南からの敵の侵入を防ぐ役割を担ったようです。

 この寺町から道路を挟んであるのが「にし茶屋街」。

金沢城下町では卯辰山麓の「ひがし茶屋街」が有名ですが、ここも三茶屋街の一つ。

今でも芸妓さんが居られ、閑静な通りには趣のある家屋が並んでいます。

ひがしに比べ規模は小さいですが、茶屋街の雰囲気は十分。

但しここも観光客は殆ど歩いて居らず、ひがしに水を開けられているようです。

駅からの距離は余り違いはないですが、やはり宣伝効果の違いでしょうか?

江戸期には御大尽が粋な遊びをする場所でしたが、今は僅か。大部分は観光客向けの土産物・食事処になっています。

昔、男性が甘美を味わった場所も、今は女性が【甘味】を味わう場所に生まれ変わりました。

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西茶屋街
犀川の南、野町寺町寺院群の一角にある。

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和菓子司や甘味処が軒を連ねる

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西茶屋資料館
にし茶屋街で唯一公開している。 

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西茶屋資料館内部
このような場所で遊んだという事だが、遊びにもしきたりがあって結構難しいものだったとか。

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西料亭組合事務所

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金沢増泉郵便局 ; 医王山、茶屋町、室生犀星生誕地跡碑
金沢寺町郵便局 ; 川の外枠に室生犀星詩文、犀星の歌碑、川岸の大桜

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俱利迦羅不動(石川県津幡町) 古戦場所縁の力強い御朱印

2019.03.25(17:24) 184

倶利伽羅で悶々とした気分が晴れた話(2015.3.26)

<コース> 春の青春18きっぷ
【往路】JR新大阪(6:08) → ひかり504号 → JR米原(6:43→6:50) → JR敦賀(7:36→7:41) → JR福井(8:37→8:41) → JR金沢(10:02→10:09) → IR倶利伽羅(10:27)

IR倶利伽羅 → 徒歩50分 → 倶利伽羅不動 → タクシー10分 → IR倶利伽羅

【復路】IR倶利伽羅(13:10) → IR森本(13:20→14:07) → JR金沢(14:15→14:30) → JR福井(15:58→16:45) → JR敦賀(17:36→17:49) → JR大阪(20:13)

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IRいしかわ鉄道 倶利伽羅駅(無人駅)

 3月14日のダイヤ改正で北陸新幹線が開通。

東京から金沢は近くなりましたが大阪からは変わらず却って遠くなった感があります。

というわけでJR & IRを乗り継いで倶利伽羅不動まで願かけに。

金沢駅では改札も出ずにIRへ乗り換え。電車は混んでおり「果たして三セクにする必要があったのか」と思います。

倶利伽羅駅は無人のままでしたが寺は古戦場近くで、3Kmの山道を登る事50分で到着。

 俱利迦羅不動寺は

今から約1300年前、天竺の高僧善無畏三蔵に拠り開かれたとあり、倶利伽羅とはサンスクリット語で「福徳円満の黒龍」の意味。

本尊の剣に黒龍が巻き付いた形から倶利伽羅山の山号が来たと言われます。

唯、善無畏は入唐して長安で亡くなっているのでこれは伝説の域。

実際は弘仁二年(812年)に空海が不動尊を彫って長楽寺として祀ったのが始まりと言うのが正しいようです。

余談ですが刺青を倶利伽羅紋々と言うのは彫った竜王に由来しているのでしょう。

 倶利伽羅という難漢字にも拘らず、全国的に知られるのは源平合戦古戦場になったため。

寿永二年(1183年)に越中加賀の国境の砺波山の倶利伽羅峠で木曽義仲率る源氏と平維盛率る平家が激突し平家が大敗。

その時の義仲の戦術「火牛の計」で一躍有名になりました。

牛の角に松明を付けて敵に突進させた訳ですが、これには先達が居て中国戦国時代に斉の田単が即墨を燕にかこまれた際に

採ったのがこの戦術。

日本には中国の史書は伝来していましたから義仲もそれを学んでいた可能性は十分あります。

唯、獣は火を恐れるので、このような事が現実に可能だったのかどうか。

私の知る限り「火牛の計」を用いたのはこの二例のみで、古来疑問視する向きが多く記述の【からくり】の可能性もあります。

 帰り路はどうしようと寺の人と相談していると、先に御朱印を済ませた20代の女性が乗って来たタクシーに途中まで同乗。

(勿論、その分のお金は払いましたが)。

話を聴くとお父さんが闘病中なのでこの寺のパワーを貰おうと願かけに来た由。

親孝行な話を聞き、心も晴れて帰路につきました。

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倶利迦羅山 不動寺(高野山真言宗 別格本山)
加賀と越中の境の峠にある。

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不動寺 山頂本堂

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奥之院から五重塔、越中方面を望む

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境内から富山方面を望む    雪を頂くのは立山連峰。

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倶利迦羅山 不動寺 説明書

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不動寺御朱印

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駅は無人だが、ほぼ50年ぶりにスタンプが設置

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俱利伽羅郵便局 ; 源平倶利伽羅古戦場跡、不動寺
森本郵便局 ; 旧北国街道の松並木、深谷温泉、松根城跡、医王山

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