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教林坊 石の寺へ (滋賀県近江八幡市安土町石寺) <教林坊 其の壱>

2023.10.31(21:19) 1632

侘び・さびのかくれ里(2022.11.27)

<コース>
【往路】JR大阪(6:21) → (快速) → JR近江八幡(7:39)

近江八幡駅 → レンタサイクル30分 → 教林坊 → レンタサイクル30分 → 徒歩10分 → 瓦屋禅寺 → レンタサイクル40分 → 近江八幡駅

【復路】JR近江八幡(14:09) → (新快速) → JR大阪(15:13)

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繖山 教林坊(天台宗)

 昨日に引き続いての近江二ヵ寺巡礼。湖南三山はレンタサイクルが出来ずに散々でしたが、

今日は無事レンタルでき先ずは一安心。

 教林坊は、安土の繖山の麓にある西国札所観音正寺の塔頭の一つ。

最寄りはJR安土駅ですが、札所に比べ塔頭のあるのは山の南麓で新幹線に近い場所。

そんな事情もあって新快速の停車する近江八幡から早朝レンタサイクル。

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新幹線の北側、近江米の田圃の中を繖山へ向かう

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途中、観音寺城跡の看板が

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観音寺城石垣の遠望

 繖山が間近に迫ると山腹には観音寺城跡の看板が目に入り、

道路脇の常夜灯前には観音正寺までの道程を記した道標が。

今は往く人も少ないですが一応ここが札所への正式ルートでした。

更に進んで石寺という集落に入ると目的地は間近。

案内に従って進むと簡易便所と駐車場の向こうに寺院がありましたが、

道々人に会う事はなかったのにここまで来ると人がいっぱい。

自家用車の列の奥には既に拝観待ちの行列が。因みに時刻は8時半。

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道標

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ここが観音正寺の正式な入口

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更に道を進むと教林坊入口へ到着

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紅葉の奥の駐車場には既に多くの車が

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受付へ向かう

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8時半にしてこの行列!

 教林坊は普段は非公開寺院で、

・ 4~5月の土日祝

・ 11月1日~12月10日までの毎日

という春・秋の二回のみ公開。春秋に富む身としては後悔の無い様に見たいものですが、

それにしても凄い人出。誰しも考える事は同じです。

9時半からの公開でしたが、幸いに早めに入れて貰えました。

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受付は石段を上った茅葺の総門で

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人波が途切れるまで待って撮影した総門

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小堀遠州 名勝庭園 教林坊 の看板

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総門の屋根の構造

 『繖山の麓にある教林坊は、かつて多数あったとされる観音正寺の坊の一ヵ寺。

昭和50年(1975年)から平成7年(1995年)までは無住で荒廃していたが、その後、復興。

春と秋に期間限定で公開。就中11月から12月上旬は紅葉の名所として多くの観光客が訪れる。

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総門横の受付にて入山  ¥700

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入山時に頂いた教林坊由緒記

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拝観券と小堀遠州像

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総門脇の紅葉

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説明板

 山裾から造られた駐車場から参道が始まる。

階段を上り、茅葺の総門を潜ると紅葉の回廊の中を参道が延びる。

地形の変曲点に石段や木材で土留した階段が造られ、その間はスロープの地道が続く。

正面に谷川の流が見え、右に折れると瓦葺の表門を経て教林坊の庫裏へ至る。

階段の傾斜はそれ程でもなく、巡礼と言うよりも散策気分で上る事ができる。』 とあります。

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総門から来し道を振り返る
幕には佐々木氏所縁の四ツ目紋が。

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境内側から見た総門
茅葺屋根が重たそうに見える。

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風情のある道が表門へ続く

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この朱い実は南天か?

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赤と緑のコントラストが鮮やか

 西国札所塔頭の由緒を持ち、しかも小堀遠州作の庭がある寺院が荒れ放題だった

と言うのも不思議ですが、戦後の農地解放で収入が断たれたのが痛手だったそうです。

境内の堂宇は如何ともし難く、雨漏りや雑草は生え放題。

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石段の奥には本堂屋根が垣間見える

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竹の垣根の向こうにある本堂

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紅葉の赤いトンネルの奥に板塀の表門が

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赤いライトを浴びた様な参道

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この付近は頭上の紅葉が特徴

 これを復興させたのが平成7年に24歳でここの住職に就任した廣部氏。

白洲正子が『かくれ里』で取り上げたのも追い風になりました。地道な努力が実を結んだ結果とありますが、

御住職は「仏教タイムズ」に「荒れ寺復興録」記事を掲載されていたので、

外部へのパフォーマンス能力も優れていたのでしょう。家の存亡は後継者に拠るというのは肯綮に当たっています。

そんな無住の時期も地元の人々が、庭の手入れだけは欠かさなかったのは

【きょうりん】の偉人遠州の御威光の気がします。

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参道の奥にも紅葉が

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塀越しに見る紅葉

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漸く表門へ

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正面より見た表門
江戸時代後期の薬医門で板塀。

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善水寺 百伝池 (滋賀県湖南市岩根) <善水寺 其の肆>

2023.10.30(20:24) 1631

池と霊水の【こうよう】(2022.11.26)

<コース>
【往路】JR大阪(7:30) → (新快速) → JR草津(8:20→8:37) → (草津線) → JR石部(8:48)

JR石部駅 → 徒歩5分 → 石部宿 → 吉御子神社 → 真明寺 → 本陣跡 → 徒歩5分 → 登り町(9:38) → (滋賀バス) → 西寺(9:45) → 徒歩5分 → 常楽寺 → 徒歩15分 → 長寿寺 → 徒歩75分 → 善水寺 → 徒歩5分 → 岩根(14:30) → (滋賀バス) → 甲西北口(14:50)

【復路】JR甲西(15:03) → JR草津(15:17→15:22) → (新快速) → JR大阪(16:13)

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岩根山 醫王院 善水寺(天台宗 湖南三山 西国薬師霊場第四十七番)

 寺名の善水寺は境内からでた水に由来しますが、今も境内に残ります。

『大師堂奥、本堂の東の手前に有るのが百伝池、「ももつて」 の池と読み岩根の池とも言う。

現在は庭園となって居り、池には百伝弁財天が祀られている。

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本堂より見た百伝池と奥に鎮座する弁財天

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池の西側より元三大師堂を望む

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祠からの眺望

 最澄が請雨祈願のための浄水地を探したところ、岩根山中腹より一筋の光が差し込み、

その光に誘われて当地に登った。山中に一堂、その東に百伝池があり、

池中より一寸八分、閻浮檀金の薬師仏を勧請し、その薬師仏を本尊として祀ったのが当寺の嚆矢である。

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祠横より百伝池越しに本堂を見る

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紅葉の奥に池と本堂が映える

 その後、平安京で桓武天皇が御病気に際し、最澄は霊仏出現のあった当地の池水を以て

薬師仏の宝前にて病気平癒の祈祷を修すること七日、

満行なってこの霊水を天皇に献上された所、病気は忽ち平癒。

これに拠り延暦9年(790年)、天皇より岩根山善水寺の名を賜り、延暦寺の別院となった。

大師堂の横には寺号の由来となった善水元水が湧き、今も水を汲む事ができる。』 とあります。

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池の東に湧く 「善水元水」

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正面より見た元水

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由来碑

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善水を受ける手水鉢

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本堂裏手にあるのは閼伽井か?

 境内にある水の効用は御本尊の勧請と帝の病気平癒。

どちらも寺には欠かせない内容ですが、要は清冽な霊水が境内から湧出していた事。

この霊水がここに寺院を開創する呼び水になった訳で、

近代以前には水の善し悪しが健康や寿命を左右したので当然と言えます。

池の名の百伝は萬葉集では 「い」 の枕詞。医・胃に通じる意味もあったのでしょうか。

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本堂西側の庭園

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庭園の石灯篭

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本堂前の紅葉

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本堂前より見下ろす

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行者堂より境内の紅葉を見る

 現在でも善水は百伝池の東に滾々と湧き出ていますが、由緒碑に拠れば、百伝池の前の50m下の

岩石ばかりの場所を掘削したものだそうなので、厳密には平安時代とは別物。

しかし元は同じ場所から湧いている水ですから、目くじらを立てる程のものではありません。

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境内を彩る紅葉

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本堂と元三大師堂の手前に聳える紅葉の巨樹

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巨樹近影

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真紅に色付く

 かつては善水で人々を引き付けた当寺も、今は湖南三山の紅葉で人寄せ。

水が豊富な場所に樹木が繁茂するのは驚くに値しませんが、これも霊水の効用(紅葉?)。

或いは境内の閼伽井(あかい)が、紅い葉を生むのか?

と思って見渡すと黄色も結構多い様子。これは間違いなく霊水の【黄葉】です。

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これは黄葉

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下から見上げるとこんな感じ

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黄葉近影

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同じ黄色でもこちらはツワブキ

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これは白い山茶花

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善水寺 境内の諸堂 (滋賀県湖南市岩根) <善水寺 其の参>

2023.10.29(16:56) 1630

堂々巡り(2022.11.26)

<コース>
【往路】JR大阪(7:30) → (新快速) → JR草津(8:20→8:37) → (草津線) → JR石部(8:48)

JR石部駅 → 徒歩5分 → 石部宿 → 吉御子神社 → 真明寺 → 本陣跡 → 徒歩5分 → 登り町(9:38) → (滋賀バス) → 西寺(9:45) → 徒歩5分 → 常楽寺 → 徒歩15分 → 長寿寺 → 徒歩75分 → 善水寺 → 徒歩5分 → 岩根(14:30) → (滋賀バス) → 甲西北口(14:50)

【復路】JR甲西(15:03) → JR草津(15:17→15:22) → (新快速) → JR大阪(16:13)

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岩根山 醫王院 善水寺(天台宗 湖南三山 西国薬師霊場第四十七番)  元三大姉堂

 国宝本堂に参拝にあとは、お決まりの境内の諸堂巡り。

『池の手前に建つ元三大師堂は正徳3年(1713年)の再建。

宝形造・瓦葺で、元三慈恵大師良源大僧正の等身大尊像を安置する。

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元三大師堂近影

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前方に張り出した大師堂の向拝

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南側面から見た大師堂

 大師堂奥の坂を上った先は鎮守社である六所権現社。

伊勢・春日・八幡・賀茂・熱田・鹿島の神を祀っている。

更に高台に建つのが行者堂で、明治9年飯道寺岩本院行者堂を移し、

行者仏を安置したものである。

その前には護摩供養をする際に使われる基壇がある。』 とあります。

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鎮守社とは言うものの小ぢんまりした六所権現

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更に高台にある行者堂とその手前にある護摩基壇

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行者堂に架かる 「神變大菩薩」 の扁額

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基壇の脇にある井戸

 境内には入口手前にある観音堂を含め諸堂が建ちますが、説明書きにもあるように

各所にあったものを集めたようなもので、いわば【がっさん】堂。

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鐘楼堂

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本堂手前の石段を下りると庫裏へ

 元三大師堂には参拝者も居て、御朱印もあるようですが、その他の諸堂は人の姿も見えませんでした。

建築年代や規模にもありますが、ここ善水寺は国宝の本堂が独り勝ち状態でした。

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庫裏の周辺

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人気のない庫裏

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参道脇に置かれた竹製の灯り

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善水寺 国宝・本堂 (滋賀県湖南市岩根) <善水寺 其の弐>

2023.10.28(19:42) 1629

愚痴は言わねの善水寺(2022.11.26)

<コース>
【往路】JR大阪(7:30) → (新快速) → JR草津(8:20→8:37) → (草津線) → JR石部(8:48)

JR石部駅 → 徒歩5分 → 石部宿 → 吉御子神社 → 真明寺 → 本陣跡 → 徒歩5分 → 登り町(9:38) → (滋賀バス) → 西寺(9:45) → 徒歩5分 → 常楽寺 → 徒歩15分 → 長寿寺 → 徒歩75分 → 善水寺 → 徒歩5分 → 岩根(14:30) → (滋賀バス) → 甲西北口(14:50)

【復路】JR甲西(15:03) → JR草津(15:17→15:22) → (新快速) → JR大阪(16:13)

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岩根山 醫王院 善水寺(天台宗 湖南三山 西国薬師霊場第四十七番)  国宝・本堂

 75分の苦労が報われ漸く入口へ到着。以前の二ヵ寺に比べると明らかに参拝者は少ない様子。

車社会とは言え、アクセスの便が悪いからでしょう。

 拝観料を支払った後、先ずは参道正面に建つ国宝本堂へ。近江にある建造物としての

知名度は低いですが、歴代のJR駅印のデザインにも使用。【印スタンプ映え】する建物です。

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JR三雲駅スタンプ  (JR西日本アーバンネットワーク印)

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JR三雲駅スタンプ  (2006年JR西日本京都支社印)

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本堂解説板 (その一 ; 縦書き)

 岩根山醫王院善水寺(いわねさんいおういんぜんすいじ)は、

『奈良時代の和銅年間(708~715年)、元明天皇の勅命に拠り鎮護国家の道場として

草創された和銅寺が嚆矢である。

延暦年間に比叡山を開創した伝教大師最澄が、堂舎建立の用材を甲賀の地に求めた。

切り出した材木を横田川 (野洲川) 河岸から筏を組み流そうとしたが、日照り続きのために

流量少なく満足に流す事ができない。最澄が請雨祈願のための浄水地を探したところ、

岩根山中腹より一筋の光が差し込み、その光に誘われて当地に登った。

山中に一堂、その東に百伝池があり、池中より一寸八分、閻浮檀金の薬師仏を勧請し、

その薬師仏を本尊として請雨の祈祷を修すること七日、満願の日に当たって大雨一昼夜降り続き、

筏は勢い良く川を下り、琵琶湖対岸の比叡の麓に着岸したという。

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駅スタンプデザインのアングルから撮影

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本堂解説板 (その二 ;横書き)

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百伝池と山茶花越しに見る本堂

 その後、平安京で桓武天皇が御病気に際し、最澄は霊仏出現のあった当地の池水を以て薬師仏の宝前にて

病気平癒の祈祷を修すること七日、満行なってこの霊水を天皇に献上された所、病気は忽ち平癒。

これに拠り延暦9年(790年)、天皇より岩根山善水寺の名を賜り、延暦寺の別院となった。

その後、境内は拡張され、本堂の在る中尾、清涼山の東尾、岩根山の西尾に計26の塔頭が存在していた。

中でも岩根山には十二坊があり、それ故、十二坊山とも呼ばれる。

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国宝・本堂正面
内陣へはここから入る。

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向拝のない本堂正面

 南北朝時代の延文5年(1360年)に火災に遭い堂宇は焼失するが、貞治5年(1366年)に本堂は再建されている。

更に元亀2年(1571年)には織田信長の焼き討ちを受けるが、幸いにも本堂は焼失を免れている。

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前面に掲げられた 「善水寺」 の扁額

 山林に囲まれた国宝本堂は貞治5年(1366年)再建の天台密教仏殿。

桁行七間、梁間五間、入母造・檜皮葺で前面に向拝を持たない。そのため美しい屋根の曲線が覗える。

 前二間通りが礼堂(外陣)、中二間通りが正堂(内陣)、後一間が後戸で五間幅の張り出しが付く。

礼堂内部は中央の二本の柱を省略しているが、通常は虹梁を前後方向に架けるところ、

桁行方面に三間幅で大虹梁を架け渡している。

更に通常の梁の位置には華麗な彫刻の施された挙鼻が設けられている。

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本堂東側面

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蔀戸と軒下組物

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後方から見た西側面

 内陣仏壇中央の厨子は入母屋造・杮葺で国宝、正面上方に檜扇形懸仏3面が架けられている。

厨子内に奉安されている本尊薬師如来坐像は定朝作と伝わる重用文化財で秘仏。

像高103㎝、一木彫・皆金色、左手の薬壷にも蓮弁が彫られている。

胎内からは麻袋に籾を入れたものと延暦4年(993年)の造像願文が見つかっている。

また光背は明応9年(1500年)に新造と裏面に墨書がされている。

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西側庭園から本堂を望む

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元水付近より庭園越しに本堂を望む

 本尊の他にも、厨子の両脇に立つ一刀彫彩色の梵天・帝釈天像や仏壇上の四天王像は藤原初期の古像。

裏外陣の不動明王坐像、四天王像等も含め重文9躯。計30余躯の仏像が本堂内に安置されている。

尚、外陣の左右に立つ2体の金剛力士像はかつて仁王門にあったが、

昭和28年(1953年)の大雨で門が流出したため堂内に置かれたものである。』

とあります。

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池の畔から見た本堂東面

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紅葉、百伝池と本堂

 常楽寺・長壽寺の本堂と共に国宝ですが、前二ヵ寺の本堂が正面からの眺めが良好なのに対し、

当寺は手前斜めからの眺望がお勧め。駅スランプのデザインもそうなっています。

 本堂自体、梁間が広く、屋根の反りが美しこともありますが、手前に庭園と池が広がり、

紅葉が写る構図が得られることが好事家に受ける理由でしょう。

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善水寺説明書

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善水寺御朱印ラインナップ
受付の方の御好意で撮影。

 入山時に御朱印を尋ねると

受付 ; 「そこに11種類のサンプルがありますので。」

私 ; 「平成21年に頂いたのはこれですが。」

受付 ; 「まあ、醫王殿のものはもう使っていませんね。」

との事で、結局西国薬師霊場と、紅葉バージョンを拝受しました。

御朱印にも絶版があるとは今回初めて知りました。

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善水寺御朱印 (平成21年拝受 今は絶版)

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今回拝受の書置き2種

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善水寺 善水への道 (滋賀県湖南市岩根) <善水寺 其の壱>

2023.10.27(20:24) 1628

湖南三山で散々(2022.11.26)

<コース>
【往路】JR大阪(7:30) → (新快速) → JR草津(8:20→8:37) → (草津線) → JR石部(8:48)

JR石部駅 → 徒歩5分 → 石部宿 → 吉御子神社 → 真明寺 → 本陣跡 → 徒歩5分 → 登り町(9:38) → (滋賀バス) → 西寺(9:45) → 徒歩5分 → 常楽寺 → 徒歩15分 → 長寿寺 → 徒歩75分 → 善水寺 → 徒歩5分 → 岩根(14:30) → (滋賀バス) → 甲西北口(14:50)

【復路】JR甲西(15:03) → JR草津(15:17→15:22) → (新快速) → JR大阪(16:13)

<承前>
昨年の紅葉狩りの投稿は、今年3月14日で一旦中断しましたが、紅葉の季節到来に合わせて、再開します。

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岩根山 醫王院 善水寺(天台宗 湖南三山 西国薬師霊場第四十七番)

 湖南三山の内、西寺・東寺の二ヵ寺の参拝を終えると12時前。残る一ヵ寺は草津線、野洲川を越えた山麓。

事前に調べると、石部の次の甲西駅北口から12時20分にバスが出る模様。

運良く、長壽寺前11時55分のバスが来ました。

私 ; 「草津線の最寄りのバス停で下りたいのですが。」

運転手 ; 「それやったら、石部駅ですね。」

石部駅に到着して貴生川方面の電車に乗ってもバスには間に合わず。

仕方なく只管歩きましたが、思ったより時間がかかり甲西駅に到着時はバス出発した後。

ふと駅を見上げると、レンタサイクルの旗が見えたので、地獄に仏と窓口へ行きましたが

市役所扱いのため平日のみ。ぬか喜びに終わりました。

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草津線に平行して走る東海道を甲西駅方面へ向かう

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野洲川に架かる甲西橋を往く
中央に聳えるのは近江富士・三上山

 次のバスは90分後、仕方なく目的地まで引き続き徒歩。旧東海道、野洲川に架かる

甲西橋を渡り思川を東へ。岩根の里と呼ばれる門前に着いたのは75分後でした。

湖南三山めぐりと言うものの、お互いの連絡が悪いのが最大のネック。

「こりゃぁ困難散々めぐりやで!」 と愚痴の一つも言いたくなります。

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国道1号線の北側の道を岩根へ

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道路脇の案内板と滋賀県発祥の 「飛び出し坊や」

 善水寺と書かれた看板を過ぎると細い道路沿いに善水寺と書かれた提灯が。

ここが南登山口のようで看板に従うと本堂まで650m。平成21年にJR三雲駅から徒歩

と言うよりも駆け足で参拝していたので、ここから直ぐと思いましたが意外にも距離がありました。

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この道を直進する

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道路が尽きると石段に変わる

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石段の傍らの由緒記

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更に石段を上る

曲がりくねった坂道を10分程行くと右手に平地があり小さな堂宇が。

案内板に拠れば通称十二坊と呼ばれる僧坊跡である岩蔵坊と観音堂。

『延暦9年(790年)、天皇より岩根山善水寺の名を賜り延暦寺の別院となった。その後、境内は拡張され、

本堂の在る中尾、清涼山の東尾、岩根山の西尾に計26の塔頭が存在していた。

中でも岩根山には十二坊があり、それ故、十二坊山とも呼ばれる。

観音堂は、元禄9年に東尾観音堂を中尾岩蔵院旧跡に移し丈六観音像を修理安置したものである。』

とあります。

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僧房跡の駒札

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横から見た観音堂と見事な紅葉

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観音堂全景

大きさからして本堂でないのは明らかですが、内陣に祀られているのは丈六仏。

窓越しに見ると阿弥陀如来に見えますが、説明には木造聖観音坐像と記載。

なにやら【いわくら】がありそうでした。

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正面より見た観音堂

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窓越しに見た観音堂の御本尊・木造聖観音坐像

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聖観音解説

 僧房跡とは言いながら草茫々という方がしっくりくるような侘しさ。

湖東三山の割には観光客の姿も見えず、「これなら孤島散々やで!」 等と冗談を飛ばしていると、

坂を上るにつれて紅葉は一段と見事になり駐車場前へ到着。

参拝者は車でここまで来る訳で、私のように徒歩で来る者が居なかっただけでした。

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紅葉の奥に見える観音堂

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ここを上りきると拝観入口

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駐車場の奥にある受付

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大岳院 境内の墓碑 (鳥取県倉吉市東町) <大岳院 其の弐>

2023.10.26(20:30) 1627

高貴な女性と悲劇の大名(2023.9.9)

<コーズ>
【往路】JR大阪(6:00) → JR姫路(7:30→7:31) → JR上郡(8:04→8:50) (智頭急行) → 鳥取(10:55→11:10) → 倉吉(12:02)

倉吉駅前観光案内所 → (レンタサイクル20分) → 白壁土蔵群 → 円形劇場 → 徒歩8分 → 長谷寺 → 大江神社 → 白壁土蔵群 → 大蓮寺 → 大岳院 → 倉吉駅前観光案内所

【復路】JR倉吉(15:40) → JR鳥取(16:38→16:59) → JR智頭(17:48→17:54) → (智頭急行) → 上郡(19:16→19:24) → JR姫路(19:56→19:57) → JR大阪(20:58)

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萬祥山 大岳院(曹洞宗 伯耆三十三観音霊場第三十一番)

 かつての藩主の菩提寺として知られる大岳院ですが、それにも増して

当院を有名にしているのが境内にある墓所。

『また境内には安房館山城主里見忠義の香華院として忠義公と殉死八臣の墓所があり、

更に第百十九代光格天皇の御生母・大江磐代君が当院檀中御出身の故を以て、

磐代君と有栖川宮第六代織仁(おりひと)親王と第七代韶仁(つなひと)親王の御三方の御尊牌を祀り、

有栖川宮御祈願所の指定を受けている。

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本町通り (東仲町)にある案内板

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鐘楼門前に建つ石碑には墓所が記してある

 大岳院檀中からは第百十九代光格天皇の御生母・大江磐代君(1744~1813年)が出た。

倉吉で生まれた磐代(幼名お鶴)は父と共に京へ上り、閑院宮典仁親王の女房となった女性であるが、

当院には磐代の母「林(りん)」の霊廟がある。

 霊廟に隣接して駒姫八幡が鎮座するが、ここは山名氏豊と娘・駒姫を祀っている。

言い伝えでは駒姫の娘が 「おりんの方」 と言われている。』

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鐘楼門の先にある駒姫八幡と磐代の君御生母の霊廟

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正面より見た駒姫八幡

 山門を過ぎて直ぐ左手には駒姫八幡、おりんの方霊廟が並びますが、前者は社、後者は墓所と全くの別物。

それが並ぶのは両者が親子関係にあると言う言い伝えがあるからでしょう。

 駒姫は支流とはいえ、かつては六分の一殿とまで言われた名門山名氏の一門。

その娘となればおりんの方も姫君となりますが、正式にはそのような記載は一切ない様子。

天皇の直系の祖母の自出が高いことはむしろ誇るべきなので、恐らくは想像の話。

地元出身で高い位に上った女性に対する敬愛や願望がそのような伝説を生んだのでしょう。

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御生母 お林の方の墓所

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墓所前の由緒記

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お林の方の墓

 一方、山門の右手にあるのは当地で亡くなった里見忠義と家臣の墓。

馬琴の小説のヒントとなったと言われるものです。

『慶長19年(1614年)、安房館山城主里見忠義は大久保忠隣失脚に連座し倉吉に転封。

しかし打吹城に入る事はなく大岳院門前の神坂村に居住。実質的な流罪と言われた。

当院には忠義が寄進した 「三彩稜花刻花文盤」 が寺宝として現存している。

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里見忠義と八賢士の墓

忠義は後に堀村(現・関金町)に移り、元和8年(1622年)に29歳で病没。忠義の遺言に拠って当院に葬られた。

この時、近臣八名が殉死しており、当院ではその遺骨も埋めて位牌と共に祀っている。

 当院が忠義に付けた法名は 「雲晴院殿心叟賢涼大居士」 であるが、殉死した八名にも

「賢」 の文字が付けらており、そのことから彼らの事を 「八賢士」 と呼ぶようになった。

この事から滝沢馬琴の 『南総里見八犬伝』 の八犬士のモデルではないかと考えられている。

彼らの他にも、忠義の叔父である正木大膳や家老堀江能登守の墓所も当院境内には存在している。』

とあります。

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忠義が寄進した 「三彩稜花刻花文盤」 の説明板

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里見氏の墓所近影

 源氏の一門で、戦国時代にかけて安房一国を治めた大名にしては質素ですが、

ほぼ改易に近い処分では致し方ないとも言えます。

 改易理由については大久保忠隣失脚に連座となっていますが、江戸に幕府を開いた家康としては

小国とはいえ名門の外様大名に東京湾の入口を抑えられるのは是非とも避けたかったのでしょう。

広い関東平野は関所に拠る陸側の守りはほぼ完璧ですが、海からの防御は手薄。

それがこのような処分に繋がったように思えます。場所故の悲劇と言えます。

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御朱印拝受のために寺務所玄関へ

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拝受した書置き御朱印
なんだか無人販売所のような…。

 当地から都へ出て出世した人、名門から当地へ配流され夭折した人と対照的ですが、

それが同じ境内に並んでいるのも因縁的なものを感じます。

唯、知名度が高いのは圧倒的に里見家の墓所の方。判官びいきと言うよりも小説の影響といえそうです。

 小説の舞台は関東ですが、地元としては町興しの一環として 「倉吉八犬伝」 と銘打った

オリジナルキャラクターに拠るプロジェクトが始動しているとか。今後は倉吉の巻き返しに注目です。

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案内所にあった 「倉吉八犬伝」 のパンフ
八犬士の犬塚志信乃 はイケメンだったが、こちらはオールイケメンと美女一人。

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寺務所玄関に置かれたフィギュア群

 大岳院の玄関は無人で御朱印拝受の対応でしたが、すぐ横には仏像のフィギュアが鎮座。

阿修羅像・仁王像・四天王像ですが、販売こそしていませんでしたが、仏像女子も増えている昨今、

御本尊フィギュアの販売をする寺院が出てくるかもしれません。

里見八犬伝のフィギュアは未だ【発見】していませんが…。

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阿修羅像

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阿吽の金剛力士(仁王)像

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こちらは四天王像の持国天

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大岳院 (鳥取県倉吉市東町) <大岳院 其の壱>

2023.10.25(19:59) 1626

街並みの東端に相当する曹洞宗寺院(2023.9.9)

<コーズ>
【往路】JR大阪(6:00) → JR姫路(7:30→7:31) → JR上郡(8:04→8:50) (智頭急行) → 鳥取(10:55→11:10) → 倉吉(12:02)

倉吉駅前観光案内所 → (レンタサイクル20分) → 白壁土蔵群 → 円形劇場 → 徒歩8分 → 長谷寺 → 大江神社 → 白壁土蔵群 → 大蓮寺 → 大岳院 → 倉吉駅前観光案内所

【復路】JR倉吉(15:40) → JR鳥取(16:38→16:59) → JR智頭(17:48→17:54) → (智頭急行) → 上郡(19:16→19:24) → JR姫路(19:56→19:57) → JR大阪(20:58)

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萬祥山 大岳院(曹洞宗 伯耆三十三観音霊場第三十一番)

 旧倉吉市街の最後は本町通を東へ進んだ先に建つ大岳院。

街並みの中でほぼ東端に相当し、ここまで来ると白壁土蔵群は減り、よく見る一般的な街並み。

通りに面して広い駐車場があるので、この日訪れたどの寺社よりも広く明るい雰囲気でした。

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通りから二つの門と本堂が一直線に並ぶ

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東側にも広い駐車場があるのはこれだけ来場者が居るから?

 萬祥山大岳院(ばんしょうざんだいがくいん)は、

『豊臣政権三中老で駿府城主であった中村一氏の弟で沼津城主・中村彦左衛門一栄の菩提寺で

慶久寺と称した寺院が嚆矢。慶長5年(1600年)、一氏の子・中村一忠の米子転封に伴い、

一栄は八橋城主となり寺も伯耆八橋に移転した。

1604年に一栄が没すると後を継いだ子の中村伊豆守栄忠は拠点を倉吉に移し、

そのため寺も当地に再度び移ることとなった。

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一番手前に建つ山門
両脇には院号標と山号標が並ぶ。

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山門近影

『伯耆民諺記』に拠れば、移転先の当地には伯耆守護山名氏の一族山名氏豊の館があったとされ、

遡っては山名氏守護所跡とも考えられている。

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山門の奥に控える鐘楼門

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鐘楼門から山門、本町通り方面を見る

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境内側から見上げた鐘楼門

 倉吉(打吹)城主となった栄忠は亡父の一栄を開基とし、一栄の実兄で慶久寺十世孝山智順禅師を

開山に迎え開創。山号と院号は一栄の法名「萬祥寺殿大岳周碩大居士」に由来している。

創建は慶長10年(1605年)であったが、中村氏はその4年後の1609年に改易処分を受けている。

現在の本堂は1995年の改築。曹洞宗寺院として釈迦牟尼仏を御本尊として祀っている。』 とあります。

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鐘楼門から見た本堂と寺務所

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本堂は1995年の改築

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前面に掲げられた 「大岳院」 の扁額

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釈迦牟尼仏を祀る本堂内陣

 由緒記を見ると元は沼津にあり藩主中村氏と共に移転してきた寺院。

それだけ繋がりが深かったと言えます。

中村氏は戦国大名としては余り名前を聞きませんが豊臣政権下ではそれなりの役職に就き、

特に一氏は城を護らせては天下一品と謳われた人物でした。

関ヶ原では東軍に属し、戦後、米子へ転封。17万石なので栄転と言っても良さそうですが、

江戸から遠く、1609年に後継ぎが20歳で急死すると養子を迎えることなく改易となったのは、

やはり豊臣恩顧ゆえに徳川家から煙たがられたのでしょう。

城を護る名手も自家を護ることは出来なかったのは皮肉と言えます。

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本堂左手に建つ小ぢんまりとした観音堂

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本堂前に聳える松は何か謂れがありそうだが…

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はこた人形工房 (鳥取県倉吉市魚町)

2023.10.24(20:30) 1625

フィギュアの先達(2023.9.9)

<コーズ>
【往路】JR大阪(6:00) → JR姫路(7:30→7:31) → JR上郡(8:04→8:50) (智頭急行) → 鳥取(10:55→11:10) → 倉吉(12:02)

倉吉駅前観光案内所 → (レンタサイクル20分) → 白壁土蔵群 → 円形劇場 → 徒歩8分 → 長谷寺 → 大江神社 → 白壁土蔵群 → 大蓮寺 → 大岳院 → 倉吉駅前観光案内所

【復路】JR倉吉(15:40) → JR鳥取(16:38→16:59) → JR智頭(17:48→17:54) → (智頭急行) → 上郡(19:16→19:24) → JR姫路(19:56→19:57) → JR大阪(20:58)

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倉吉の張子 「はこた人形」

 観光案内所やMHCでも分かるように倉吉は最近フィギュアで売り出し中ですが、

今も所々に昔ながらの人形が。これが倉吉を代表する郷土玩具「はこた人形」。

観光案内所にもフィギュアと並んで等身大?のものが入口に鎮座。

博多人形は土人形ですが、はこた人形は紙人形と一字違いで大違い。

多くの郷土玩具が後継者不足等で廃絶する中にあって、

現在も作り続けられているのは貴重な存在と言えます。

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倉吉白壁土蔵群観光案内所入口にて

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倉吉郵便局 ; はこた人形、打吹山、白壁土蔵群

 はこた人形は

『白壁と赤瓦の町並みが続く倉吉に江戸時代から続く張子の人形である。

はこた人形が初めて作られたのは天明年間の事で、備後の国から行商に来た

備後屋治兵衛の創案であると言われる。

治兵衛はこの地方の素朴で慎ましやかな娘子の風情を愛し、これを人形にしたと伝えられる。

製法は桐の木の型に因州和紙を数枚張って良く乾燥させた後に型から抜き、

抜いた箇所は紙で張り合わせ、胡粉で下地を作り赤を主として彩色を施す。

それで 「はこた人形」 は張子、赤ものに属する事になる。

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本町通りを東へ進み人形工房へ

 人形の張子は全国的にも珍しく山陰では倉吉で作られるのみである。

はこた人形は、手足の表現を省略した非常に洗練された姿形の人形で、

60、70年前までは「はーこさん」と呼ばれて幼い女の子の遊び相手として親しまれていた。

「はーこさん」の語源については、おぼこ娘という説、乳幼児の枕元に置き、

厄災を背負わせて厄除けにする形代(かたしろ)であった

「御伽母子(おとぎははこ)」 「御伽這子(おとぎぼうこ)」 が転じたという説がある。

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通りに面した 「はこた人形工房」
食事処 「夢倉(むそう)」 も兼ねる。

 両親は、愛し子に「はーこさん」と遊ばせておけば、怪我や病気をしないで無事に育つ

という願いを込めており、子供の遊び相手であると共に厄除けのお守りの役目も果たしていた。

これは人間の病気や災難を人形に託して流すという「流し雛」の考えにも相通ずるものである。』

とあります。

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工房玄関の看板

 讃岐には同じ張り子人形で「ほうこうさん」と呼ばれるものがあって、個人的には

どちらも「張り子」が「はこた」に変形したものと思っていましたが、語源については種々あるようです。

前回倉吉を訪れた平成6年に1体購入済ですが、どことなく顔の表情が違うので、案内所の方に尋ねると、

案内所 ; 「30年前なら三好さんの作品ですね。」

私 ; 「製作者まで分かるのですか!」

案内所 ; 「今はもうお亡くなりになって、技を受け継いだ方が居られます。」

私 ; 「拝見できますか?」

案内所 ; 「本町通りを東へ行った場所にお店があるので、比べられては如何でしょう?」

との話を聞き、立ち寄った「はこた人形」工房で土産を購入。

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はこた人形の製作工程

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色付けした人形を乾燥

 前回購入した人形の製作者は鬼籍に入られ、今は技を受け継いだ方が1名で製造。

手作りからですが顔の表情にも差異が見られました。これもフィギュアの一種といえます。

 鉄女の村井美樹さんは各地のこけしを蒐集して気に入った1体を旅に同伴するようですが、

流石に私が車中でそれをすると他の乗客にドン引きされるので、開封は自宅でした次第です。

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今回購入した二体の人形と味わいのある包装紙

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包装紙を留める紙テープもこんな感じ

 帰宅してから偶々TVで放映された 「新日本紀行」 を見ると昭和56年放送の 「絣の似合う町~鳥取県倉吉市」。

「はこた人形」 が取り上げられ、当時52歳の三好明氏が御夫婦で製作されていました。

念のため平成6年購入の由緒書きを取り出すと 「鳥取県伝統工芸士 備後屋六代目 三好平吉」 と。

名前が違うのは代替わりされたのか、屋号を継がれたのかは分かりません。

唯、こうして新旧の人形を並べるとやはり時代の流れを感じない訳にはいきませんでした。

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今回購入した「はこた人形」 と 干支に因んだ 「因幡の白兎」

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令和(左)と平成(右)の 「はこた人形」 そろい踏み

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玉川白壁土蔵群 (鳥取県倉吉市東仲町)

2023.10.23(20:32) 1624

玉川沿いの東仲町へどうぞ!(2023.9.9)

<コーズ>
【往路】JR大阪(6:00) → JR姫路(7:30→7:31) → JR上郡(8:04→8:50) (智頭急行) → 鳥取(10:55→11:10) → 倉吉(12:02)

倉吉駅前観光案内所 → (レンタサイクル20分) → 白壁土蔵群 → 円形劇場 → 徒歩8分 → 長谷寺 → 大江神社 → 白壁土蔵群 → 大蓮寺 → 大岳院 → 倉吉駅前観光案内所

【復路】JR倉吉(15:40) → JR鳥取(16:38→16:59) → JR智頭(17:48→17:54) → (智頭急行) → 上郡(19:16→19:24) → JR姫路(19:56→19:57) → JR大阪(20:58)

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桑田醸造場の裏手の白壁群は絶好の撮影スポット

 山門前から境内を眺めるだけに終わった大蓮寺ですが、山門前に流れる玉川に沿って

細い道が東西に通っています。自動車が1台通れるかどうかも微妙な幅ですが、

この道を東に向かうと目の前に土蔵群が出現。

 バス通りから土蔵群に向かうには、倉吉白壁土蔵群観光案内所、若しくは洋風建築の成徳小学校の

打吹天女モザイク壁画から打吹公園通りを北上。

最初に交差する本町通には商家の表玄関が並びますが、

中でも打吹公園通り右手に建つ桑田醤油醸造場はその中心で今も現役。

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白壁土蔵群地区のマップ

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バス通りから見る洋風建築の成徳小学校舎

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洋風建築に特徴的な玄関の張り出し

『倉吉の町は、室町時代に標高204mの打吹山に築かれた打吹城の城下町が嚆矢とされるが、

文献上に「倉吉」の地名が確認されるのは16世紀後半である。

 江戸時代には鳥取藩家老荒尾家の陣屋が置かれる町に整備され、産業・経済活動が活発となり、

木綿や稲扱千歯などの特産品の販売で繁栄を誇った。

商業活動は町を東西に貫通する本町通を中心に発達し、通りに面した両側には、

間口より奥行が深い短冊形の敷地に商家が整備された。

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打吹天女伝説モザイク壁画

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壁画を背に玉川方面へ

 主屋は、つし二階建て若しくは二階建てを基本とし隣接しながら連続する。

その多くは江戸時代末期から昭和前期にかけて建てられたものが多数を占め、

通りに面した外観は格子・出格子が残り、落ち着いた景観を醸し出している。

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本町通りに面した桑田醤油醸造場は鳥取県指定保護文化財

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通りに開いた醸造場入口には 「しょうゆアイスクリーム」 の旗も

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醸造場の向かいに建つお茶処「淡雪」 とギフト矢吹

 裏の玉川沿いには土蔵が並び、川に架かる石橋と土蔵の白壁が倉吉を代表する独特の景観を残している。

玉川は町人町と職人町を区別する境界線で、その北側は仏具屋・畳屋・桶屋・左官屋・表具屋等職人が多く集まり、

南側には商家が多く建物は細長く裏まで続いていた。

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玉川沿いに並ぶ白壁群

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土蔵群の向かいに建つ食事処 「久楽(くら)」

江戸末期から明治にかけて東仲町を中心とした商家の建物は店舗併用住宅で、

裏には「裏門倉」「裏座敷」「土蔵」等があり、裏口には木戸を設け玉川に石橋を架け通り抜けるようにしていた。

それは冬期には北風を防ぎ、夏期には木戸を開放して風通しを良くするなど、当時の生活の知恵が伺われる。

玉川にうかぶ白壁の土蔵群は、江戸の情緒を漂わせ往時を偲ばせるものとなっている。

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土蔵裏口の木戸と玉川に架けられた石橋

 川運に拠って運ばれた物資を蔵に収め、表通りの店で売り捌く典型的な近世商いスタイル。

玉川に架けられた一枚板の多くの橋が往時の物流の多さを物語っている。

 町の屋根は殆ど石州の赤瓦で埋め尽くされ白壁とのコントラストが美しい。

町の中に九館の「赤瓦館」があり、いずれも昔の建物が活かされ

土産物・食事処・体験工房・観光案内などの役目を果たしている。

外観だけでなく、内観も素晴らしく天井の梁と束柱を格子状に組んだ

五重構造の小屋組みなどは圧巻である。』とあります。

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白壁土蔵群の東端と向かいにある赤瓦一号館

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東端は元帥酒造の裏口

 山陰の小京都と呼ばれる旧倉吉地区ですが、その中でも景観が美しいとされるのがこの場所で、

中でも白壁土蔵群はとりわけ撮影スポットとして人気。倉吉の観光案内の写真でも使われるのは大抵この場所です。

昔の街並みが残る小京都は全国各地にありますが、このように川沿いに白壁土蔵が建つのは

私見では飛騨古川くらいでしょうか?

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白壁の向かいの赤瓦の家はお休み処&ゲストハウス

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土蔵の東端には現役の赤ポストが立つ

 白壁土蔵群だけを見ると分かりませんが、ここは本町通りに面した商家群の続き。

撮影に使用される場所は桑田醤油醸造場に当たります。

本町通りが玄関ですから言って見ればこちらは裏口。

普通、人が出入りする表玄関と異なり裏口は内輪の人間にしか見せないものですが、

そのような場所にまで意識した造りとなっているのは商売人としての矜持に思えます。

倉吉も飛騨古川も日本海側なので、殊更裏を美しくしたと言ったら怒られるでしょうか?

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白壁土蔵群より東側の玉川沿い町並み

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玉川を南に打吹公園方面へ

 街並みでは白壁が強調されますが、説明にもあるように倉吉では赤瓦がもう一方の見所。

雪の多い場所では雪に拠る劣化を防ぐため強度のある赤瓦を使っていますが、

九軒に及ぶ館が街並みに花を添えます。長浜の黒壁スクエアみたいなものでしょう。

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本町通りから見た元帥酒造

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元帥の向かいの洋風建築は現在、射的場として現役

 白壁と揃うと紅白となって目出度い訳ですが、赤瓦は屋根の上なので高所でなければ

散策で目にする事は少ない筈。それが赤瓦が白壁に一歩譲る理由になっている気もします。

或いは赤瓦は石州瓦と呼ばれる事も多いので、他国の名で呼ばれるのを潔しとしないのかもしれませんが…。

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玉川と白壁土蔵群と打吹山の三点が重なる場所
「男はつらいよ」 第44作のロケでも使われた撮影スポット

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倉吉大正郵便局 ; 打吹山、玉川白壁土蔵群、ツツジ

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大蓮寺 (鳥取県倉吉市新町)

2023.10.22(19:29) 1623

白壁土蔵群の間にある伽藍(2023.9.9)

<コーズ>
【往路】JR大阪(6:00) → JR姫路(7:30→7:31) → JR上郡(8:04→8:50) (智頭急行) → 鳥取(10:55→11:10) → 倉吉(12:02)

倉吉駅前観光案内所 → (レンタサイクル20分) → 白壁土蔵群 → 円形劇場 → 徒歩8分 → 長谷寺 → 大江神社 → 白壁土蔵群 → 大蓮寺 → 大岳院 → 倉吉駅前観光案内所

【復路】JR倉吉(15:40) → JR鳥取(16:38→16:59) → JR智頭(17:48→17:54) → (智頭急行) → 上郡(19:16→19:24) → JR姫路(19:56→19:57) → JR大阪(20:58)

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法界山 華到院 大蓮寺(浄土宗)

 本町通を東へ向かうと、北側に弁天参道の赤い幕が掛かり、そのすぐ下には大蓮寺小路の黄色い幕も。

人と自転車くらいしか通れない狭い道ですが、その先にはお寺の山門らしき影が。

「これは一見の価値あり!」と思い、【徒歩(かち)】ではなく自転車を押して路地を北上。

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本町通りにある垂れ幕の掛かった参道

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玉川まで進み参道を振り返る

法界山華到院大蓮寺(ほうかいざんかとういんだいれんじ)は、

『養老年間(717~723年)に打吹山東隣の華到山麓の法界門に創建された大蓮寺が嚆矢とされる。

天正年間(1573~1592年)に善蓮社然誉上人文翁が近郊の三ヵ寺を統合、

自らを開山として玉川沿いの現在地に伽藍を建立した。

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玉川に架かる橋上から壮麗な鐘楼門前を見上げる

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門の右手前に建つ石標

 近代以降は倉吉の文教に関わり、戦前には成徳小学校や倉吉西高等学校の教室として

使用された時期もあった。江戸時代に建立された本堂は昭和17年(1942年)に解体、

戦後の昭和30年(1955年)に現在ある鉄筋コンクリート造のモダンな本堂が再建された。

境内には建武の武将脇屋義助、大坂の豪商淀屋清兵衛や

光格天皇御生母大江磐代君母堂りんの墓所もある。』 とあります。

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楼門の正面に建つモダンな本堂

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「大蓮寺」 の扁額と蓮の花

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楼門下から見た境内とその奥の寺務所

 札所等ではないものの、倉吉の旧市街の中心に建つ伽藍。ここを中心に町が発展した

訳ではなさそうでしたが、町の中心という立地を生かして文教に関わったとありますから、

江戸時代から寺子屋などを通じて町に貢献してきたのでしょう。

著名人の墓所があることからもそれと知れます。

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楼門の右手に祀られている通りの由来にもなった弁財天

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鳥居の奥に鎮座する弁天様
鳥居から先は立入禁止なので、手前より撮影。

 境内には芭蕉が植えられ、正面の本堂は築地本願寺を思わせるような造り。

古刹というには新しいものの、一見の価値はあるだろうと鐘楼門を潜ろうとすると、

・コロナの影響で、檀家の方々以外は境内の立入りを御遠慮下さい

という無情の貼紙が。法界山の山号に結界を張られてしまいました。

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楼門前から西方面に玉川を見る

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楼門前の民家はモダンな建築

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楼門から東へ進むと白壁土蔵群へ至る
左の鳥居は弁財天。

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西町から新町通り (鳥取県倉吉市西町)

2023.10.21(17:54) 1622

町人町の中心地(2023.9.9)

<コーズ>
【往路】JR大阪(6:00) → JR姫路(7:30→7:31) → JR上郡(8:04→8:50) (智頭急行) → 鳥取(10:55→11:10) → 倉吉(12:02)

倉吉駅前観光案内所 → (レンタサイクル20分) → 白壁土蔵群 → 円形劇場 → 徒歩8分 → 長谷寺 → 大江神社 → 白壁土蔵群 → 大蓮寺 → 大岳院 → 倉吉駅前観光案内所

【復路】JR倉吉(15:40) → JR鳥取(16:38→16:59) → JR智頭(17:48→17:54) → (智頭急行) → 上郡(19:16→19:24) → JR姫路(19:56→19:57) → JR大阪(20:58)

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豊田家住宅(国登録有形文化財)

 倉吉淀屋から南へ玉川を越えた場所にあるのが、豊田家住宅。

『豊田家住宅は国登録有形文化財。1900年建築の主屋は切妻造・煉瓦葺、

平入・木造二階建てで、倉吉の伝統的な町屋形式を保存している。

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豊田家住宅玄関前の 「西町界隈」 案内板

 この西町界隈は西側と南側の武家屋敷町と町人町が丁度接する場所で、

倉吉から近隣の町へと続く街道の接点でもあった。

また町年寄を務めた有力商人が集まっており、町人町の中心でもあった。

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玉川に架かる橋上から西を見る

 直ぐ北側を流れる玉川の底には当時の陶片が多く残って居り、当時の町の暮らしが偲ばれる。

ここから東へ350m程の本町通りまでは醸造家などの町家が通りに並ぶ。』 とあります。

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本町通り北側の高田醸造
立派な造りで観光地図に記載がないのが不思議なくらいである。

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醸造店先に吊るされた杉玉と何故か木像の狸像

 西町から東西へ続く本町通はバス通りから北へ一筋入った場所。

この場所は町家の中心地ですが、殆どの商家の玄関はこの通りに向いています。

言わば倉吉の顔に相当する訳ですが、通りに面して今も広い間口を見せているのは酒や醤油の醸造業者。

江戸時代は両替商(金融業者)・廻船問屋(運送業+総合商社)と酒屋(醸造業者)が三大金持ちと言われますが、

ここでは酒屋が主流。これも南に打吹山を控え良好な水に恵まれた環境の賜物と言えます。

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時代を感じる造りの 「倉吉ワイナリー」

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倉吉最古の町家建築 (鳥取県倉吉市葵町)

2023.10.20(19:55) 1621

倉吉淀屋物語(2023.9.9)

<コーズ>
【往路】JR大阪(6:00) → JR姫路(7:30→7:31) → JR上郡(8:04→8:50) (智頭急行) → 鳥取(10:55→11:10) → 倉吉(12:02)

倉吉駅前観光案内所 → (レンタサイクル20分) → 白壁土蔵群 → 円形劇場 → 徒歩8分 → 長谷寺 → 大江神社 → 白壁土蔵群 → 大蓮寺 → 大岳院 → 倉吉駅前観光案内所

【復路】JR倉吉(15:40) → JR鳥取(16:38→16:59) → JR智頭(17:48→17:54) → (智頭急行) → 上郡(19:16→19:24) → JR姫路(19:56→19:57) → JR大阪(20:58)

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倉吉淀屋(市指定有形文化財 旧牧田家住宅)

 札所と神社の参拝を終えた後は、白壁土蔵群を見学。

玉川沿いに東西400mに亘って町並みが続きますが、先ずは西端にある倉吉淀屋へ。

玉川の北側にあり宝暦10年(1760年)建築という倉吉最古の町家建築として知られています。

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東西の道に沿う重厚な造り

『淀屋の屋号を称する牧田家は、初代仁右衛門(1720年没)から八代孫三郎(1895年)まで続いた

倉吉を代表する商家の一つ。米穀商を営み鳥取藩の藩米取引などで次第に財を築いたと言われる。

町目代や町年寄などの町役人を務めると共に、俳諧や茶道を通して京阪神の文化人と交流を持ったと伝えられる。

二代孫三郎が大坂に店を構え、三代五朗右衛門の次男が初代淀屋清兵衛を名乗り大川町で商業活動を行った。

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黒板塀の上に白壁が映える

 米市を設立するなど大坂が商都として発展する事に寄与した豪商「淀屋」と淀屋清兵衛家との繋がりは

明確ではないが、「淀屋」の跡地に屋敷を構え同じ屋号を称していることから何某かの関係が考えられている。』

とあります。

 大坂の淀屋と言えば、材木商から始め土木工事と米市場で巨万の富を築いた江戸時代を代表する豪商。

加えて単に蓄財しただけでなく、中之島を開拓して日本の経済の中心にするなど大坂の町の基礎を造った大恩人。

今も淀屋橋に名を留めています。

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素朴で豪快な空間であるウチニワ

 五代に亘って栄えた淀屋ですが、宝永2年(1705年)に幕府の命で闕所。

当主の広当(こうとう)も大坂追放の身となりました。余りにも贅沢が目に余ったためと言われ、

没収された金は現在の百兆円規模であったとか。

以上が一般的に知られる大坂淀屋の顛末ですが、ここ倉吉には別の言い伝えが残っています。

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玄関に続くミセ部分

『大坂淀屋四代目の重当(じゅうとう)は、元禄10年(1697年)に没するが、

それに先立ち番頭の牧田仁右衛門に暇を与え生まれ故郷の倉吉に帰した。

淀屋が闕所を受けるのはその8年後であったが、その頃、倉吉では仁右衛門が

屋号のない看板を掲げ少しずつ店の規模を大きくしていた。そして倉吉での五代目の四男が

「淀屋」の看板と淀屋清兵衛を名乗り大坂「淀屋」の再興の悲願を果たした。

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垂木構造の屋根は全国的にも珍しい

倉吉に戻る牧田仁右衛門に対し、重当は

・幕府の目の届かない仁右衛門の故郷で密かに商いを続ける

・その間、淀屋の看板は掲げない

・農民のために鉄製の丈夫な稲扱き千刃を造る

の三箇条を淀屋再建の道筋として手渡した。

 以後、両「淀屋」は協力して栄えるが、安政6年(1859年)大坂淀屋五代、倉吉淀屋八代の時、

両家は突然店を閉鎖、朝廷に資金を献上した後、姿を消した。』 と言うもの。

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ナカミセに続くナカノマ

 年代等に若干違いはあるものの、倉吉淀屋の事績は大坂淀屋から託されたものとする

非常に良くできた話ですが、やや出来過ぎた感は否めません。

唯、豪商淀屋ともあろうものが、危機感が全くなかったとは考え難く、

真ある程度の真実も含まれていると見なければなりません。

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ダイドコロに続くオクノマ

 贅沢ばかりが取り上げられる淀屋ですが、言い伝えでは出処進退の見事さが際立ちます。

武将の器量は攻める際よりも退く際に分かると言いますが、商人にも同じ事が言えます。

歴史上の人物では春秋時代の越の范蠡(はんれい)が良い【範例】でしょうか。まさに

・天、高銭を空しくする莫れ 時に范蠡・反例無きにしも非ず

を地で行く話です。 

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お手洗いはフィギュアが案内

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2023年10月
  1. 教林坊 石の寺へ (滋賀県近江八幡市安土町石寺) <教林坊 其の壱>(10/31)
  2. 善水寺 百伝池 (滋賀県湖南市岩根) <善水寺 其の肆>(10/30)
  3. 善水寺 境内の諸堂 (滋賀県湖南市岩根) <善水寺 其の参>(10/29)
  4. 善水寺 国宝・本堂 (滋賀県湖南市岩根) <善水寺 其の弐>(10/28)
  5. 善水寺 善水への道 (滋賀県湖南市岩根) <善水寺 其の壱>(10/27)
  6. 大岳院 境内の墓碑 (鳥取県倉吉市東町) <大岳院 其の弐>(10/26)
  7. 大岳院 (鳥取県倉吉市東町) <大岳院 其の壱>(10/25)
  8. はこた人形工房 (鳥取県倉吉市魚町)(10/24)
  9. 玉川白壁土蔵群 (鳥取県倉吉市東仲町)(10/23)
  10. 大蓮寺 (鳥取県倉吉市新町)(10/22)
  11. 西町から新町通り (鳥取県倉吉市西町)(10/21)
  12. 倉吉最古の町家建築 (鳥取県倉吉市葵町)(10/20)
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