<コース>
淀屋橋 → (京阪特急) → 出町柳 → 徒歩20分 → 哲学の道

哲学の道
北は銀閣寺付近から始まる。
この日は学生時代に御世話になった下宿の祝祭のため聖護院に正午イン。
昼までに時間があり東山も近いので、早朝から白川通今出川から鹿ヶ谷疎水に沿って南下。
銀閣寺から若王子までの2㎞程の散策道は哲学の道で知られます。哲学の道は
『明治23年(1890年)東山山麓に完成され、明治42年(1912年)に延伸された琵琶湖疎水分水沿いの
桜並木の散策路。若王子橋から浄土寺橋までの1.8㎞を呼ぶ。

晩秋は桜葉も散りこのような様子

紅葉は未だ散らず
哲学者の西田幾多郎らが好んで歩いたことから、“思索の小径”と呼ばれていたが、
哲学の道という呼び方に変わった。桜並木は橋本関雪夫人が植えた事から、関雪桜と呼ばれている。
近隣には世界遺産の銀閣寺初め著名な社寺が点在し、四季を通じて観光客の姿が絶えない。
昭和61年(1986年)には「日本の道百選」に選ばれた。』 とあります。

水路上に大きく張り出した山茶花
京都学派を代表する西田幾多郎が歩いた事からの命名ですが、何故ここを散策したかと言えば答えは簡単、
この付近に住んでいたからに他なりません。
今に比べて交通機関が発達していなかった当時は、職場へ歩いて行ける場所に居を構えた筈。
戦後のギリシア哲学をリードした田中美知太郎の自宅も鹿ヶ谷でした。
なので、思索に相応しい道云々よりも家の近所を散歩しに【きたろう】と言うのが真に近いでしょう。

山茶花の白い花

山茶花近影
昔の大学教授は経済的にも優遇されたと思いますが、大学の傍に一戸建てを構える事ができたのは
大正生まれの人まででしょうか?現在は、東大も含め一戸建てから歩いて大学に通勤するなど夢物語。
ほとんどのサラリーマンと同じく通勤電車に揺られているのが実情。
車内で思考される教授も多いでしょう。かつての哲学は【鉄学】に変貌を遂げているようです。

水路では鴨たちが食事の最中

道沿いにある甘味処「叶匠寿庵」
閉鎖中なのは、単なる休業かコロナの影響か?
[参考書]
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