<コース>
淀屋橋 → (京阪特急) → 出町柳 → 徒歩20分 → 哲学の道 → 法然院 → 徒歩10分 → 熊野若王子神社

熊野若王子神社(旧村社)
早朝に法然院参拝の後は、鹿ヶ谷疏水道に沿って哲学の道を南下。
日が高くなる前に紅葉の永観堂を目指した訳ですが、疏水の途切れた場所に社があったので、
ちょっと立ち寄ってお参り。熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)は、
『熊野神社、今熊野神社と並ぶ洛中熊野三山の一つ。

疏水に架かる若王子橋
通りで言えば、東西に走る冷泉通りの東端に当たる。

神社石碑

由緒記の駒札

同志社創設者新島襄の墓所の碑
墓は背後の若王子山頂にある。
永暦3年(1160年)、後白河法皇が熊野権現を禅林寺(永観堂)の守護神として勧請され祈願所とされた
正東山若王子の鎮守で、明治の神仏分離に拠り当社のみが今に残った。
若王子とは御祭神の一つ天照皇大神の別名・若一(にゃくいち)王子に由来している。
熊野詣を行うにあたり、修験者は先ず当社で身を浄めてから出発したと伝わる。
室町時代には足利尊氏・義政がこの地で花見の宴を開いたとされ武家の信仰を集めた。
応仁の乱で荒廃したが豊臣秀吉に拠り再興。明治になり修築が行われたが、その際、
本宮・新宮・那智・若宮があったが、現在は一社相殿となっている。

神社入口
左の幣を巻いた木が御神木の梛(なぎ)。

当社前全景
恵比須社(左)、拝殿(中央)、社務所(右)と並ぶ。

正面から見た拝殿

拝殿の奥に僅かに見える本殿

拝殿前面
今も本殿裏手の東山山中に瀑布があり、奇岩老樹も多く、夏は納涼地、秋は紅葉の名所として知られる。
御神木である梛(なぎ)の木は暖地に自生するイヌマキ科の常緑高木で高さ15m、葉は榊の代用にもされ、
種々の悩み事をナギ倒すとして喜ばれている。
境内には夷川通りに鎮座されていた恵比須を祀っている。』 とあります。

拝殿の屋根の鬼瓦には八咫烏が

拝殿に掲げられた熊野大権現の扁額
文字の各所に烏がデザインされている。

御祭神の四柱と宝形
宝形はかつて境内にあった地仏堂の屋根の部分。地仏堂には薬師如来が祀られていた。

薬師如来坐像は、国宝として奈良国立博物館が所蔵

恵比須社

祀られている等身大の恵比須様
熊野街道でも王子が起点ですが、哲学の道でも起点になっている様子。
若王子神社の名は度々、聞きますが天照皇大神の別名とは初耳。
進学・良縁の神様として哲学の道を訪れる若い人に人気があるようですが、
これは若王子という名前にもあるのかもしれません。
と言って「わかおうじ」とは読みません。わかおうじならば熊野を越えてマニラまで行ってしまいそうですが…。
梛の木についても詳細は知りませんでしたが「なぎ倒す」だけでなく難儀にも繋がるかもしれませんし、
飛躍すれば那智にも関りがあるのかもしれません。
「なぎ」という言葉自体が大事な訳で、古代の言霊まで遡ることになりそうです。

垣根になっている梛の木

熊野若王子神社由緒

熊野若王子神社御朱印
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