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松虫鈴虫寺 山門 (京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町) <安楽寺 その壱>

2022.03.26(20:03) 1067

鈴の音に誘はれてまつ(2021.11.20)

<コース>
淀屋橋 → (京阪特急) → 出町柳 → 徒歩20分 → 哲学の道 → 法然院 → 徒歩10分 → 熊野若王子神社 → 徒歩3分 → 永観堂 → 徒歩7分 → 安楽寺

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住蓮山 安楽寺(浄土宗系単立寺院)

 永観堂を拝観しなかったので、このままでは次の予定まで1時間待ち。

どうしようかと迷う所ですが、法然院の南に石段の先に紅葉と茅葺門のある寺があり、

通常は閉門していますが、この日は拝観できる事が分かり再び北へ向かう事に。

9時40分に門前に着きましたが開門は10時と看板が。ここでも20分待って入山。

運よく秋の特別拝観中なのも幸いしました。

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静寂な雰囲気が漂う安楽寺入口

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入口にある楓の巨樹

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由緒記の駒札

 住蓮山安楽寺(じゅうれんざんあんらくじ)は、

『平安末の鹿ヶ谷の陰謀から20数年を経た鎌倉時代初期、法然の弟子の住蓮上人と安楽上人は

東山付近を散策中、白鹿に出会う。その姿がかつての俊寛の山荘跡付近で消えたので、

霊感を感じた両上人は、現在の場所より東方に専修念仏の道場として「鹿ヶ谷草庵」を結んだ事に始まる。

 その場所で住蓮と安楽は、唐の善導大師の『往生礼讃』に譜曲を附し、六時礼讃声明を完成。

両上人が勤める声明は真に美しく、多くの徴収を魅了したと言われる。

後鳥羽上皇に拠る建永の法難で両上人は刑死し草庵は荒廃するが、師の法然が両名の菩提を弔うために

草庵を復興。住蓮山安楽寺と改称し両上人の追善の寺とした。

その後、天文年間(1532~1555年)に現在地に本堂が再建され今に至る。』 とあります。

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階段の先にある茅葺の山門
普段は閉まっている。

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階段脇の紅葉が映える

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楓の下は苔の緑の絨毯

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苔に散り敷く紅葉

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脇の築地塀にも趣が

 法然院と異なり、隠れの道から直接石段が山門まで続き、両脇には楓が聳え苔の上には紅葉が散り敷く状態。

拝観が無くとも写真撮影には絶好のポジション、開門を待つ間もカメラを構えた人々が頻りにシャッターを切っていました。

皆、私と同じ10時入門組でしたが、合計でも10数名だったので、待たずに入れたのは言うまでもありません。

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山門近影
明治25年(1892年)の建立で、平成15年に国の登録文化財に。

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山門の茅葺屋根

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屋根裏部分

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山門下から入口を見る

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