<コース>
淀屋橋 → (京阪特急) → 出町柳 → 徒歩20分 → 哲学の道 → 法然院 → 徒歩10分 → 熊野若王子神社 → 徒歩3分 → 永観堂 → 徒歩7分 → 安楽寺

住蓮山 安楽寺(浄土宗系単立寺院)
茅葺の山門を過ぎて、受付で拝観料¥500を払って境内を散策。
直ぐ左手に納経所があったので先ず御朱印拝受。
通常は拝観中に墨書して貰いますが、ここは書き上がり待ち。
なんでも多くの人の手を経るリスクを減らすのだそうで、そういう考えもあるのだと感心しました。

茅葺門を過ぎいよいよ境内へ

山門下からの眺望は境内と言うよりも整備された庭園

山門に続く寺務所に掲げられた「楽山居」の扁額

左手にある御朱印所

安楽寺案内書
右は鈴虫姫(左)、松虫姫(右)剃髪図。

安楽寺御朱印
両姫の墓所らしく女性に拠る流麗な水茎である。
境内の庭園は池泉回遊式や枯山水ではなく石組みと樹木を組み合わせたもの。
浄土式とは言わないのでしょう。植物の中でも目を引いたのがセンリョウとマンリョウ。
どちらも朱い実を付けますが、庭を整備されていた人に伺うと、
「実が軽くて葉の上にあるのがセンリョウ、重くて下がっているのがマンリョウと区別します。」
とのメイリョウな答えでした。

庭園入口付近の光景

枯死?した巨木の下に植えられたセンリョウ

朱い実を付けたセンリョウ
千両と【軽い】ので実が上を向いている。

こちらも朱い実を付けたマンリョウ
万両と【重い】ので実が下に向いている。

巨木を背に更に庭園を進む
庭園内には仏足石がありましたが、その奥に建つのが地蔵堂。
『祀られているのは「くさの地蔵菩薩」と呼ばれ、古くから皮膚病や腫平癒に御利益があると信仰されてきた。
江戸時代の縁日では参道に多くの出店が並ぶ賑わいであったと伝わる。
平成3年の解体修理で体内の墨書が発見され、鎌倉中期の正嘉2年(1258年)の木造で、慶派仏師の作と判明した。
当寺にはくさの地蔵さまへの願掛けや御礼に柄杓が奉納されており、北斗七生が象られている。
現在の地蔵堂は平成27年の再建である。
また毎年7月25日に、京都の伝統野菜の一つである鹿ヶ谷カボチャを煮炊きしたものを参拝者に振舞い、
中風にならない様にと願う行事がある。』 とあります。

庭園全景

庭園奥には仏足石の碑が建つ

仏足石近影

歩いて来た道を振り返る

本道前の木斛

奥に建つ地蔵堂
「くさの地蔵菩薩」と書かれた提灯が吊るされている。
地蔵堂は真新しい造りですが、祀られているお地蔵さまは古仏。近隣から多くの参拝者が訪れたのは
御本尊を凌ぐものがあったから。それ程、病に苦しむ人々が頼ったのでしょう。
御堂の前には鹿ヶ谷カボチャの沓掛地蔵が置かれ、いつでもカボチャ供養の御利益が授かるようにと
「くさの地蔵様」780歳の誕生日の令和元年5月2日にお披露目されたそうです。
鹿ヶ谷カボチャは中が括れた怪体な形ですが、普通のカボチャよりも鉄分が多いとか。
単に京野菜と言う名前だけではなく実効もあったようです。尤も、最近は生産が減ってきているのは残念です。
お地蔵様と言うよりゆるキャラに見えますが、それを言っても【水掛け】論に終わりそうで…。

地蔵堂の周りに敷かれている庭石・飛石は煩悩の数と同じ108個

鹿ヶ谷カボチャの沓掛地蔵様

沓掛地蔵様近影

奉納された柄杓と鹿ヶ谷カボチャの絵
[参考書]
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