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桑名宿 (三重県桑名市江戸町)

2022.06.21(20:20) 1148

その手は桑名の…(2022.3.5)

<コース> 春の青春18きっぷ使用
【往路】JR大阪(5:55) → JR米原(7:42→8:04) → JR大垣(8:36→8:40) → JR金山(9:20→9:30) → (名鉄) → 知多半田(10:00)

知多半田 → 徒歩3分 → 旧中埜家 → 徒歩8分 → 半田運河 → 半六庭園 → JR半田(11:14) → JR名古屋(12:03→12:06) → JR桑名(12:28) → 観光案内所 → レンタサイクル5分 → 七里の渡し跡 → レンタサイクル10分 → 照源寺 → レンタサイクル5分 → 勧学寺 → レンタサイクル7分 → 観光案内所

【復路】JR桑名(15:24) → JR名古屋(15:54→16:00) → JR米原(17:09→17:17) → JR大阪(18:42)

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東海道五十三次桑名宿

 七里の渡が有名ですが、桑名は松平家の城下町、かつ東海道五十三次42番目の宿場町でもあり、

旅籠数120軒を数える賑やかな場所でした。今でも町のそこかしこには宿場の雰囲気が残ります。

 ここ桑名の町割に功績があったのが、本多忠勝公。

『本多忠勝公は関ヶ原の戦いの戦功により、慶長5年(1600年)上総大多喜より伊勢桑名十万石に転封になった。

入部した忠勝公は木曽三川の水運で栄えた港町を、城を中心とした城下町に造り変えるという

大胆な都市再開発事業を断行。これを「慶長の町割」と呼び、桑名で計画的に町造りが行われた最初とされる。

城下町・港町・宿場町という三機能を併せ持つ桑名の町は公の第一の功績である。 

慶長15年に63歳で没した忠勝公は、城下の浄土寺に葬られている。

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九華公園にある本多忠勝像

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忠勝公像近影

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像の下にある忠勝公事績

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蟠龍櫓内に展示されている忠勝公の肖像画(複製)

 旧東海道は七里の渡から南に向かいますが、渡跡から八間通までの川口町・江戸町付近が

宿場らしい場所で、案内図ではかつては花街であったと言う。

渡付近にはかつて大塚本陣、脇本陣駿河屋があったが、現在前者は料理旅館船津屋に、

後者は料亭山月となっている。

明治42年桑名に講演に来た泉鏡花は船津屋に宿泊、その時の印象を基に小説『歌行燈』を書いた。』

とあります。

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渡跡から八間通りの旧東海道
桑名宿では旧東海道はベージュでカラー舗装されている。かつては花街であったと言うが、今は、はまぐり専門店が多い。

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大塚本陣跡
かつては裏庭から直接乗船できたと言う。現在は料理旅館・船津屋として営業。

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船津屋の東に隣接する船番所・脇本陣の駿河屋跡
こちらも今は料理旅館・山月として営業中。

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駿河屋跡に建つ石碑

 本多忠勝公と言えば「槍の平八郎」の異名を取った徳川四天王の一人。

関ヶ原では軍鑑を務めるなど武人の印象が強いですが、桑名の町割を造った事など武辺一本槍ではなかったようです。

 船津屋脇には歌行燈句碑が建ち、戯曲『歌行燈』を書いた久保田万太郎の作。

てっきり作者が詠んだとおもいましたが説明を見て【行燈】。作者ならやはり【狂歌】になるでしょう。

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船津屋脇に建つ「歌行燈」句碑
但し、摩滅しているためか読み辛いのが難点。

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句碑の説明

 丁度昼時でしたが、船津屋や山月は敷居が高くて敬遠。街道沿いにあるその名も「歌行燈」で昼食。

明治10年創業の老舗のうどん屋さんですが、鏡花の作品に由来する名前。

「うどん」に「たあん」を加えると「うたあんどん」。他案の入り込む余地はなかったのでしょう。

巡礼で饂飩は定番ですが、またこの付近は弥次喜多道中でも有名な蛤の店が多くあり、

名物「蛤歌行燈御膳」を頂きました。もし半田で昼食ならば【す】うどんだったでしょう。

昨今、漁獲量が激減し価格が高騰気味の蛤ですが、それなりのリーズナブルな値段で頂くことができました。

もっと安くなれば、焼き蛤を頂きたい所です。勿論、【しちりん】で…。

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旧東海道沿いにある「歌行燈」

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正面から見た「歌行燈」

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名物「蛤歌行燈御膳」

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桑名郵便局 ; 名産・白魚、蛤、七里の渡碑、揖斐川堤の桜
桑名城南郵便局 ; 旧東海道沿道の安永の常夜燈、町屋川、町屋橋


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JR桑名駅スタンプ
(上) わたしの旅 シリーズ  (下) 関西本線 名古屋~亀山電化記念

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JR桑名駅スタンプ  2008年JR東海名古屋支社印

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