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積川神社 由緒 (大阪府岸和田市積川町) <積川神社 其の壱>

2022.12.15(23:44) 1320

三本の川に所縁の神社(2022.9.24)

<コース> 南海ウイングバスは日中60分間隔で運転
【往路】JR大阪(8:24) → (紀州路快速) → JR和泉府中(9:04→9:07) → (阪和線) → JR下松(9:12)

下松駅前(9:25) → (南海ウイングバス) → 道の駅愛彩ランド(9:44) → 徒歩10分 → 積川神社 → 積川神社前(10:46) → (南海ウイングバス) → 池尻(10:58) → 徒歩5分 → 久米田寺 → JR久米田(13:19) → (阪和線) → JR北信太(13:27) → 徒歩5分 → 葛葉稲荷神社 → 徒歩15分 → 聖神社 → JR北信太

【復路】JR北信太(15:27) → (阪和線) → JR天王寺(15:46→15:52) → (大阪環状線) → JR大阪(16:06)

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積川神社(和泉国四之宮 式内社 旧郷社)

 一日千秋の思いで待った久しぶりの秋晴れの週末は、泉州岸和田まで。

と言ってだんじりを見たり、曳いたりする訳もなく、行先は道の駅愛彩ランド。

 8月に岸和田市発行の17弾MHCが早々と品切れになり、漸く9月1日に配布再開となったため。

下松駅からバスに揺られて南へ20分。

終点で下車して10時の開店までは未だ時間があるなと思い道の駅へ向かうと

既に100名以上の長蛇の列。

「まさかMHC待ちでは?」 と不安になりながら、係の人に尋ねると

「これは朝一の地元の産物狙いですわ!」 と聞き一安心。

MHCは道の駅販売所で配布ですが、道の駅スタンプは別棟なので10時前に押印。

そうこうしているうちに10時になり生鮮食品を購入する人の間をすり抜け、MHCもゲット。

どうせならMHCも別棟ならば楽だったと思うのは私だけではないでしょう。

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道の駅 愛彩ランド

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配布再開した岸和田市マンホールカード

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道の駅スタンプ
最近は専用台紙を置く所も多い。

 当所の目的を果たした後は、駅へ戻らず170号線に沿って東へ。

牛滝山へと向かう道路との交差点を北へ200m行くと、

バス停右手に木々に囲まれた神社が。

これが延喜式内社で和泉五社に列した積川神社。

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バス停の向かいにある積川神社

『積川(つがわ)神社は、第十代崇神天皇の御代に此の地に創建されたと伝わる。

積川の地名は、前に牛滝川、後ろに深山川と高低相会し「川が積み重なる」所に由来する。

社域は府道牛滝街道に接して一段の高所を占め、2500坪の広大な境内を有し、

古木森然とした中に本殿がある。

祭神は生井(いくいの)神・栄井(さくい)神・綱長井(つながい)神・阿須波(あすは)神・

波比岐(はひき)神の五柱で、共に井水・土地の守護神である。

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神社の東側の高台を流れる深山川

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深山川は神社を巡って西側で低地を流れる牛滝川に合流

 寛治4年(1090年)には白河上皇が熊野行幸の途、熊野街道から積川神社を遥拝され、

芝草を積んで舞台を設え舞楽を奏された。

その際に鳥居に掲げられた扁額の筆跡が拙いのを御覧になり、

親しく筆を執られて「正一位積川大明神」の八文字を大書され、

これに代えられたと伝わる扁額がある。

この扁額の「額」と人々がこの地で「額づく(拝む)」という事から、後世この地を額と名付けた。

現在、この扁額は保管されており、神社の二の鳥居に掲げられているのは複製である。』

とあります。

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道路に面して建つ一の鳥居

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御祭神と境内社

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御由緒略記の石碑

 見れば狭い深山川が神社の東側の高みから北側を通り、西側で牛滝川に合流。

成程、川が積み重なった場所です。

積川と書いて「つがわ」とは不思議でしたが、「せきかわ」では重箱読み。

「つむかわ」が「つがわ」に変化したのでしょう。

 川の合流地点だけに水が豊富なのは当然で、御祭神も水に関わる神様。

境内の杜もその水の賜物で、二の鳥居脇の椋と楠の巨木は、

御神木で神社の象徴的存在となっています。

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石段左手にある天然記念物・椋の巨木

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二の鳥居から見た椋の木

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石段右手の楠の巨木

 これにもう一つ加わった川は扁額を揮毫した白河上皇。

由緒記の記述にも拠りますが、端的に言えば、

「こんな下手糞な字ではアカン!朕が書いて遣わす。」

と言った様なもの。

歴史教科書では、院政を敷き三不如意で知られますが、独裁者の面目躍如と言った所です。

唯、鳥居に掲げられた複製の扁額を見たところでは、それ程達筆には見えませんでした。

そうなると以前の額はどんな字が書かれていたのかが気になる所。

嵯峨天皇や空海の書であったら、お笑いですが…。

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境内から二の鳥居を振り返る
左 ; 楠、右 ; 椋の木

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境内奥の社叢
深山川と境内の間にある。

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二の鳥居とその先に建つ拝殿

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白河上皇揮毫の扁額(複製)

[参考書]

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