<コース> 南海ウイングバスは日中60分間隔で運転
【往路】JR大阪(8:24) → (紀州路快速) → JR和泉府中(9:04→9:07) → (阪和線) → JR下松(9:12)
下松駅前(9:25) → (南海ウイングバス) → 道の駅愛彩ランド(9:44) → 徒歩10分 → 積川神社 → 積川神社前(10:46) → (南海ウイングバス) → 池尻(10:58) → 徒歩5分 → 久米田寺 → JR久米田(13:19) → (阪和線) → JR北信太(13:27) → 徒歩5分 → 葛葉稲荷神社 → 徒歩15分 → 聖神社 → JR北信太
【復路】JR北信太(15:27) → (阪和線) → JR天王寺(15:46→15:52) → (大阪環状線) → JR大阪(16:06)

積川神社(和泉国四之宮 式内社 旧郷社)
白河上皇揮毫の扁額(複製)の架かった二の鳥居を過ぎると正面に拝殿。
その奥に本殿が鎮座まします。
木材表面をそのまま使用した拝殿に対し、本殿は朱色も鮮やかな極彩色。
誰が見ても拝殿の方が古そうですが、重要文化財になっているのは本殿の方。

正面から見た拝殿

拝殿前面の造り

拝殿前の「右近の橘」

同じく「左近の桜」
『延喜式内社で和泉五社に列している。
霊亀2年(716年)、河内国から和泉国が分かれた際に和泉五社の制度が定められた。
当時、諸国に一之宮は必ず有ったが、五之宮まで定められたのは稀少とされる。
天平3年(731年)和泉五社は疫病退散の大祓を行った事から、聖武天皇から社領6800石を拝領。
積川神社はその内600石を賜った。
歴代天皇の勅願社として、また武将の崇敬も篤く、天正の頃までは
社領600石を有した格式の高い神社であった。

拝殿の狛犬の横を抜けて本殿へ

中門の奥に建つ本殿

本殿側より見た拝殿の後方
積川神社の氏地は牛滝川沿いに磯の上までの四ヵ村に及んだため、
遠方の氏子は中間点に当たる岸和田市額町に建つ鳥居から積川神社を遥拝し、
農作物の豊穣と家内安全を祈願した。
またその地は熊野街道に当たるため、熊野参詣をする皇族、
公家も勅願社である積川神社を遥拝したと言う。

千鳥破風の中門

本殿に伸びた中門
門の後方の一対の石灯籠は大坂商人加賀屋四郎右衛門の寄進、その奥は正平7年(1352年)楠正儀の寄進である。
積川神社本殿は、三間社流造・正面千鳥破風付・檜皮葺で、創建年代は詳らかではないが、
慶長7年(1603年)、豊臣秀頼が片桐且元を普請奉行として大修理を加え、
現在に安土桃山時代の優雅広大なその様式を伝えている。
特に高欄の彫り物の鮮やかな事は安土桃山時代の美の極致とされる。
本殿南面の蟇股は「川に筆」、正面の蟇股は「笑顔の龍」と
彫り物師の遊び心が表れた全国でも珍しいものとなっている。
この本殿は大正3年(1914年)に旧国宝に指定、
昭和25年(1950年)の法律改正に拠って改めて重要文化財に指定された。
平成28年には本殿保存修理事業が行われ今に至る。』 とあります。

重用文化財・本殿

本殿の向拝部と極彩色の装飾

本殿左側

極彩色の装飾品

蟇股の彫刻 (説明書より)

本殿屋根の造り
由緒ある社寺が修復で真新しくなる事に対しては違和感を持つ人も多いようですが、
現役で使用している建造物に対して修理補修を加えるのは極自然の事。
廃墟や遺跡とは一線を画すべきでしょう。人々も建立当初は、このような社殿を拝んでいた訳ですから。

本殿の右に建つ若宮社・菅原社

若宮社・菅原社の説明

本殿の左側に建つ八阪社

八坂社御由緒

積川戎社

戎社本殿

これは白髪社か?
参拝後は、社務所で御朱印を拝受。神職が対応下さいました。
積川神社は専用のHPも持っているようで、そこには神主である積川氏が寄稿。
私 ; 「現在で、神主さんは何代目になるのでしょう?」
神主 ; 「私で77代目になります。」
私 ; 「崇神天皇の時代からですか!」
神主 ; 「さすがに、その頃は伝説のようですが。」
日本書紀の神代記でも神武天皇から9代目までは一般に欠史とされ、
10代目から崇神天皇から漸く実在したと考えられます。
77代目を鵜吞みには出来ませんが、少なくとも50代以上は一門世襲で続いていると言ってよいでしょう。
川に加えて氏の重みを感じた巡礼とはなりました。

二の鳥居を過ぎて右手に建つ現代風の社務所

社務所玄関

頂いた御由緒記

積川神社御朱印は77代目の直筆
[参考書]
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