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久米田寺 金堂 (大阪府岸和田市池尻町) <久米田寺 其の弐>

2022.12.18(20:51) 1323

開創と隆盛(2022.9.24)

<コース> 南海ウイングバスは日中60分間隔で運転
【往路】JR大阪(8:24) → (紀州路快速) → JR和泉府中(9:04→9:07) → (阪和線) → JR下松(9:12)

下松駅前(9:25) → (南海ウイングバス) → 道の駅愛彩ランド(9:44) → 徒歩10分 → 積川神社 → 積川神社前(10:46) → (南海ウイングバス) → 池尻(10:58) → 徒歩5分 → 久米田寺 → JR久米田(13:19) → (阪和線) → JR北信太(13:27) → 徒歩5分 → 葛葉稲荷神社 → 徒歩15分 → 聖神社 → JR北信太

【復路】JR北信太(15:27) → (阪和線) → JR天王寺(15:46→15:52) → (大阪環状線) → JR大阪(16:06)

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龍臥山 隆池院 久米田寺(高野山真言宗 準別格本山 和泉西国三十三ヵ所第二十三番札所)

 池にお参りした後は、その北端に隣接する寺院へ。

池を望む大門を潜ると石畳の正面に立つのが本堂である金堂。

 龍臥山隆池院久米田寺(りゅうがさんりゅうちいんくめだでら)は、

『天平10年(738年)、聖武天皇の勅願に拠って、橘諸兄を大檀越(施主)とし、行基菩薩に拠って開創。

本尊は釈迦如来で行基建立49院の一つ、久米田池を維持管理するために建てられた隆池院に始まると伝えられる。

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正面より見た大門
宝永3年(1706年)の再建。

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大門脇に建つ寺標

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金堂の向拝下より大門を見返る

 その寺域は

「東は角河の流れ、春木の峯ならびに上の津川の東峯、七層の峯を限り、

南は葛城の横峯、西は松村の登路ならびに延年ヶ峯・八坂切上を、

そして北は熊野詣大道を限りに、この四至内の田畑地利を挙げて

仏聖の灯油住僧の依怙となさしむ。」 とあり、往時の盛大さを伺い見る事ができる。

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由緒記

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現在の寺域案内図

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境内側より見た大門

 聖武天皇は光明皇后と共に文武百官を率いて行幸され、

当寺を以て宝祚延久の勅願時寺に定められた。

 平安時代に入ると、奈良興福寺一乗院の支配下になり、

南都北嶺の学僧の来往も多く、学問の寺として法灯を輝かせた。

 幾多の戦乱を経て堂宇は焼失したが、江戸時代に復興。

宝暦3年(1706年)に大門が再建、本堂は遅れて明和7年(1770年)に再建された。

本堂の扁額「隆池院」は松平定信の筆である。

本尊は釈迦如来で、脇侍に文殊・普賢の両菩薩を祀る。』 とあります。

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正面より見た金堂(本堂)

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金堂に掲げられた「隆池院」の扁額は松平定信筆

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金堂前面の向拝

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向拝の木鼻彫刻の象

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隙間から見た金堂内陣

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内陣の「久米多寺」と書かれた扁額

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説明書に掲載された金堂の御本尊(釈迦如来)

 扉の隙間からは辛うじて御宝前が見えますが、細部は頂いたパンフで確認する事ができます。

ここで気になったのは御宝前の「久米多寺」の扁額。「田」ではなく「多」が使用されていますが、

後で確認すると元来は「多」で、池のお陰で米の収穫量が多かった事に由来するとか。

 御本尊を祀るお堂ですが生憎閉鎖。特別な日のみに御開帳との事で、

行基が開創なので【ぎょうじ】のある時のみ開くのでしょうか?

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左手後方からの金堂の眺望

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同じく右手後方からの眺望

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金堂右側面
奥に建つのは開山堂

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前回参拝時に頂いた久米田寺案内冊子

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重用文化財・曼荼羅図 (冊子より)

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久米田寺御朱印
前回(平成23年)拝受の金堂御本尊

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