<コース> 南海ウイングバスは日中60分間隔で運転
【往路】JR大阪(8:24) → (紀州路快速) → JR和泉府中(9:04→9:07) → (阪和線) → JR下松(9:12)
下松駅前(9:25) → (南海ウイングバス) → 道の駅愛彩ランド(9:44) → 徒歩10分 → 積川神社 → 積川神社前(10:46) → (南海ウイングバス) → 池尻(10:58) → 徒歩5分 → 久米田寺 → JR久米田(13:19) → (阪和線) → JR北信太(13:27) → 徒歩5分 → 葛葉稲荷神社 → 徒歩15分 → 聖神社 → JR北信太
【復路】JR北信太(15:27) → (阪和線) → JR天王寺(15:46→15:52) → (大阪環状線) → JR大阪(16:06)

信太森神社(旧村社)
境内にある葛の葉伝説の石碑
近世以来、葛葉稲荷神社が有名になったのは所謂「葛の葉狐」の伝説のお陰。
『平安時代の朱雀天皇の頃、大坂阿倍野に安倍仲麻呂七代の子孫である
阿部保名(あべのやすな)と言う美丈夫が居た。
彼は讒言によって所領を失っていたので、所領回復と家名復興のために
葛葉稲荷神社に日参していた。

伝説の解説

奉納された絵

山門前左の狐の石像
咥えているのは鍵 or 巻物?

同じく右側の狐の石像
こちらは宝珠を咥えている。
ある日、保名は日参の帰路に猟師に追われた白狐を助けたが、自らは負傷する。
その後、葛の葉と名乗る女性が現れ、負傷した保名の実の身の回りの世話をした。
やがて二人は結ばれ、童子丸という子を授かるが、ある時、我が子に自分の正体を知られる。
葛の葉は保名に助けられた白狐の化身であった。

姿見の井戸

井戸の説明

白狐化身の木

楠木龍王の碑

龍王碑の由緒記

社殿奥に広がる森
葛の葉は父親の言いつけを守るよう我が子を諭し、保名の元を去る。
去り際に、傍らの障子に口に筆を咥えて
・恋しくは 尋ねきて見よ 和泉なる 信太の森の うらみ葛の葉
の一首を記した。家に帰った保名はこの歌を見て驚き、
信太の森へ来て見ると、一面に葛が生い茂るばかりであったという。

本殿左手に聳える大楠
花山天皇が「千枝の楠」と名付け、清少納言も『枕草子』に記した名木である。

大楠の由緒記

大楠根元に祀られている楠本大明神
根元が二つに分かれている事から「夫婦楠」とも呼ばれる。

大明神の白狐の神様

南側から見た大楠と本殿
童子丸は長じるに及んで才能を発揮、天皇の病気を治した事で名をあげ、
安倍家は復興を果たす。かれは後の大陰陽師安倍晴明。
この話が江戸前期の古浄瑠璃「しのだづま」以来、浄瑠璃・歌舞伎の題材として広く使われた。
落語「天神山」でも知られる。』 とあります。

境内に繁茂する葛の葉

江戸時代の風景

境内の遠望
文化人類学的には異類婚姻譚というもので、雪女、羽衣伝説と類似のもの。
いずれも後に正体が露見して二人が別れる悲劇に終わるのも同じです。
このような伝説の背景にあるのは、その人物が人間離れした能力を有する場合が殆ど。
安倍晴明の超能力を狐の霊力に求めたと想像できます。ではなぜ狐なのか?

境内南にある社務所で御朱印を拝受
一見、茶店に見えるが、くずもちを売っているので間違いではない。

葛葉稲荷由緒

「信太の森 霊験記 葛の葉姫」 の冊子 ¥500
舞台は異なりますが、『唐代伝奇』には、
中国四大書家の欧陽絢は母親が猿神と交わって生まれたという話があり、
その伏線として政府の壁に掲げられた彼の肖像画を見たある人が
「何故、ここに猿の絵があるのか!」と言ったとか。
今に伝わる清明の肖像画を見ると、彼が狐顔だったので、
このような伝説ができたというのが真相かもしれません。

葛葉稲荷神社御朱印

張子の白狐の御守り ¥700
[参考書]
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