<コース>
【往路】JR大阪(6:56) → (快速) → JR草津(7:57→8:02) → JR手原(8:09)
手原駅(8:30) → (こんぜめぐりちゃんバス) → 金勝寺(9:10) → 金勝寺 → 徒歩20分 → 道の駅こんぜの里りっとう(11:40) → (こんぜめぐりちゃんバス) → 手原駅(12:10)

「こんぜめぐりちゃんバス」 パンフレット
10月最初の土曜は久し振りの秋晴れ。
11月7日の立冬には未だ一ヵ月以上ありますが、この日は湖南の栗東へ。
東海道本線(琵琶湖線)に栗東駅があり西に旧中山道が通るものの、ここは栗東市の西端。
知らずに降りると思わず「泣かせんどう!」となります。
町の中心は草津線の手原駅で、旧東海道、国道1号線、名神高速道路と主要道が通り、
栗東インターチェンジも設置された道の町として重要な役割を果たしており、人口も増えているとか。

琵琶湖線(東海道本線) 栗東駅スタンプ
(上) 1990年代 アーバンネットワーク印 (下) 2006年 JR西日本京都支社印

草津線 手原駅舎

観光案内所は駅舎二階
栗東といえば競走馬のトレーニングセンター。
東京ドーム60個分の広さだそうで、バス路線に面した入口に建つのはシンザンの銅像。
唯一の五冠を達成した名馬ですが、それも昭和39年と半世紀以上前の話。
語感から見て【新参】よりも古参と呼ぶべきでしょう。
さて参詣目的地は駅からバス40分の金勝(こんぜ)山系にある金勝(こんしょう)寺。
山と寺で呼び名が違うのは厄介ですが、奈良時代の良弁が建立した古刹です。
白洲正子『かくれ里』を読んで以来、気になった場所。
良い交通手段がなく二の足を踏んでいましたが、最近門前までバスが出ていることが判明。
地方の公共交通が減便・廃止される中で、意外にも秘境の観光地行きの直通バスが開設されたりします。
JR手原駅からの第一便は細い山道を上るマイクロバスで、路線バスながら地元の方の解説付き。
行楽日和なので、混雑を覚悟しましたが、乗客は私を含めて3名のみでした。
それはそれで助かりましたが、折角の路線が廃止にならないか心配になります

「こんぜめぐりちゃんバス」 第一便(8:30発)

車体に描かれた案内

途中の停留所

栗東市観光協会(手原駅二階)で購入した1日周遊フリーきっぷ ¥600
手原 → 金勝寺 が¥500 なのでコスパが良い。

車窓から見えた 栗東トレーニングセンター正門とシンザン像
『大津市の田上山(太神山)から栗東市南部の金勝山にかけての連峰は、湖南アルプスと称され、
風化した巨大な花崗岩が露出し、奇岩怪石の立ち並ぶ天下の絶景である。
古は修験者達の道場であり、仏教文化が通った道でもあったが、
今はハイキングコースとして県内でも有数の優れた景観と眺望に恵まれている事でも知られる。』
とあります。
主峰が標高600mの竜王山でアルプスと呼ぶのも何やら誇大広告の感がありますが、
これは単に高さではなく、その山容に拠るものでしょう。

バス停 「泣き地蔵」 付近の眺め

泣き地蔵の刻まれた巨石

途中、見晴らしの良い場所から
右下の白い線はトレーニングセンター。

道の駅 こんぜの里りっとう からはバスは林道に入る

林道脇の道標
それよりも駅から平地を6㎞行き、更に急な細い坂道を5㎞上る難所。マイクロバスの理由が分かりました。
途中、大野神社、九品の滝、泣き地蔵と見所を通過しましたが、唯一見えたのは「泣き地蔵」。
付近は旅人を泣かせる程の急坂であったので、幕末の1865年に真海と性隋の二僧が
花崗岩に薬師・釈迦・阿弥陀の三如来像を刻んだもの、とはガイドの人の話でした。
今はバスがありますが、昔の人は歩いた訳で、「こんな場所には、二度と来んぜ!」と言ったのも納得でした。

林道脇の杉林

このような勾配の道を2㎞往く

林道からの眺望

途中にある分岐点

矢印に従い左へあと1㎞

あと500mの石標

この寺標が見えたら門前到着
[参考書]
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