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安養寺 名勝庭園 (滋賀県栗東市安養寺) <安養寺 其の伍>

2023.01.05(19:34) 1342

栗東八景 泉面の雪花(2022.10.1)

<コース>
【往路】JR大阪(6:56) → (快速) → JR草津(7:57→8:02) → JR手原(8:09)

手原駅(8:30) → (こんぜめぐりちゃんバス) → 金勝寺(9:10) → 金勝寺 → 徒歩20分 → 道の駅こんぜの里りっとう(11:40) → (こんぜめぐりちゃんバス) → 手原駅(12:10)

栗東市観光協会 → (レンタサイクル7分) → 鈎の陣跡 → (レンタサイクル5分) → 安養寺 → (レンタサイクル10分) → 萬年寺 → (レンタサイクル5分) → 旧和中散本舗・六地蔵尊 → (レンタサイクル5分) → 新善光寺 → (レンタサイクル10分) → JR手原

【復路】JR手原(16:12) → JR草津(16:17→16:21) → JR大阪(17:12)

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東方山 安養寺(真言宗泉涌寺派)

 方丈の前の廊下を進むと眼に飛び込んでくるのが当寺の庭園。

『安養寺山の山裾を築山として巧みに利用した池泉鑑賞式庭園で、

江戸時代末期の庭園、また栗東八景の「泉面の雪花」として登録されている。

琵琶湖を模った池の周りに近江八景を配し、松・皐などの刈込がきめ細かく植えられている。

四季それぞれの草木と山が織りなす景観は非常に素晴らしい。

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名勝庭園へは観音堂前の廊下を直進

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名勝庭園説明

 当山中興の祖、戒山慧堅(かいざんえけん)律師が江戸時代に安養寺を再興した時、

寺の後ろには緑豊かな林があり、前は湖に面して、朝は朝日が輝き、

夕方には霧が立ち込める豊かな自然環境であったと言われる。

それでこの清らかで風雅な様子がよく伝わるように、池を掘って白蓮を植え、

気風を望み見る事が出来るようにしたと伝わる。』 とあります。

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廊下より見た庭園

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琵琶湖を模った池

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瀬田の唐橋を模した石橋

 住職夫人の案内で、観音堂前の廊下を進むと現れたのが名勝庭園。

夫人 ; 「この池は琵琶湖を模って作られています。」

私 ; 「珍しいですね。」

夫人 ; 「県内の寺社では多いです。」

私 ; 「池に架かる石橋は琵琶湖大橋ですか?」

夫人 ; 「いえ、瀬田の唐橋です。琵琶湖大橋は江戸時代にはなかったので」

私 ; 「ひょっとして、池の右側の島は…。」

夫人 ; 「はい。竹生島です。」

といった会話で盛り上がりました。

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これは竹生島

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池の奥の木々は比良山系か?

 広大とまではいきませんが、一定の範囲に見所を網羅したと言えば良いでしょうか?

石組みや草木に加えて、地面の杉苔が目に映えます。伺うと手入れは殆どされないとの事で、

周囲に山が迫り霧や湿度に恵まれているのが、庭園を保つ条件と言えそうです。

寺院の庭で近江全体を表すと言うのは、芸術性に加えて遊び心の一種とも言えそう。

中興の祖と言われる律師も意外とユーモアセンスのある人だったようです。

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縁側からの眺望
左の木は木斛?

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庭園の端にある蹲

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