<コース>
【往路】JR大阪(6:56) → (快速) → JR近江八幡(8:16)
駅リン君 → レンタサイクル20分 → 長光寺 → レンタサイクル30分 → 沙々貴神社 → 浄厳寺 → レンタサイクル10分 → 安土城址・摠見寺 → レンタサイクル30分 → JR近江八幡
【復路】JR近江八幡(15:09) → (新快速) → JR大阪(16:13)

補陀落山 長光寺(高野山真言宗)
山門前に建つ「花ノ木」石標と奥に見えるハナノキ。
聖徳太子所縁の霊蹟として知られる長光寺ですが、もう一つの顔が「花ノ木」の寺。
堂宇建立に際し、太子が植えたのが花ノ木と伝わります。
『寺の縁起に拠れば、聖徳太子が当時建立の証として栴檀香木の余枝を御宝前に植えたとあり、
別名「ハナカエデ」とも言う。当寺では「おたふくの木」と呼び習わしている。

本堂左に建つ不動堂

前面窓から見た不動堂内陣

本堂右には大師堂
右手前は修行大師像。
通常、湿地帯に自生する落葉喬木であるが、当寺のように丘の上にあるのは、
人為的な移植か実生に拠るものと考えられる。
高さ15m、周囲約3m、樹齢凡そ五、六百年を経ているもので、日本固有の樹木である。
寒帯植物に属し、日本での最南限に生育している事に植物学上貴重な価値がある。
近江八幡市の天然記念物に指定されている。
三月下旬から四月上旬にかけて、葉に先立って花が咲く。
花は枝に群がるように出て、色は淡紅色である。
春の新芽、秋の紅葉が見事な樹木である。』 とあります。

大師堂奥には四国八十八ヵ所参詣道が

参詣道は「発心の道」

鐘楼堂

長光寺御詠歌碑
私も植物分類学は履修しましたが、ハナノキは初耳。正式名ではなく通称と思っていましたが、
調べてみると図鑑にもハナノキ・ハナカエデとあり正式な名称。
カエデ科の落葉喬木で葉の写真を見ても同一種でした。

境内のハナノキ遠景

ハナノキ全景

長光寺 ハナノキ解説

根元にある碑
聖徳太子に限らず、弘法大師が杖を刺した場所から大木が生えたと言った
逸話には事欠きませんが、ここで問題なのは木の種類。
寺伝では栴檀香木の枝を植えたそうですが、栴檀はセンダン科、香木栴檀はビャクダン科と全くの別種。
故事に登場する栴檀の大部分は香木栴檀であるビャクダン(白檀)で、‘栴檀は双葉より芳し’もこの樹。
しかも南方系なのでハナノキとは全く別なのは明白。何故このようになったかですが、
山門脇のハナノキの古木に箔を付けるためでしょうが、どうせならもう少し【木】を効かせて欲しかったものです。

ハナノキ近影

ハナノキ根元部

ハナノキの奥に見える本堂

ハナノキの葉

境内の庭
[参考書]
新品価格 | ![]() |

新品価格 | ![]() |

聖徳太子の寺を歩く―太子ゆかりの三十三カ寺めぐり (楽学ブックス―古寺巡礼―古寺巡礼) 新品価格 | ![]() |

新品価格 | ![]() |

ランキングにポチっと応援頂ければ嬉しいです!

神社・お寺巡りランキング

御朱印ランキング

にほんブログ村

にほんブログ村