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沙沙貴神社 参道から楼門へ (滋賀県近江八幡市安土長常楽寺) <沙沙貴神社 其の壱>

2023.01.12(20:07) 1349

ササキの由来(2020.10.8)

<コース>
【往路】JR大阪(6:56) → (快速) → JR近江八幡(8:16)

駅リン君 → レンタサイクル20分 → 長光寺 → レンタサイクル30分 → 沙々貴神社 → 浄厳寺 → レンタサイクル10分 → 安土城址・摠見寺 → レンタサイクル30分 → JR近江八幡

【復路】JR近江八幡(15:09) → (新快速) → JR大阪(16:13)

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沙沙貴神社(式内社 旧県社)

 長光寺参拝の後は、東海道新幹線に沿って北東へ。

細い道に懐かしい家並みが散見されますが、ここはかつての中山道。

今の東海道本線は旧街道よりも大分北を通っています。2㎞程走り道を北に採りますが、

いずれも車が行き違えるのがやっとの幅ですが、これが往時の安土街道。

 中山道・安土街道と歴史的な道を往くと行く手に大きな森が見え、これが目的地の沙沙貴神社。

JR安土駅の南側に当たりますが、神門は駅方向ではなく安土街道に向いています。

神門を潜ると佐々木家の家紋「四ツ目」が神紋として至る所に見られます。

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中山道、蛇砂川に架かる西生来大橋にて
奥に架かるのは近江鉄道鉄橋。

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安土街道の行く手の森が目指す神社

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南側の参道と鳥居

 沙沙貴神社(ささきじんじゃ)は、

『神話の頃から、この地に鎮座する古社で、「ササキ」の地名は

ササゲの豆の鞘に乗って海を渡って来たという少彦名神に由来。

神域は2000㎡に及び、沙沙貴の杜として近江「百華苑」と呼ばれている。

 この社は、奈良・平安時代に蒲生・神崎両郡の大領を務め、この地に君臨した

狭々城山君(ささきやまぎみ)という豪族の祖神である大毘古(おおひこ)神を祀ったのが

その起こりとされる。狭々城山君の子孫は佐々木の庄の地名に繋がった。

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南側の鳥居と狛犬

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鳥居に掲げられた「佐佐木大明神」の扁額

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扁額の説明には源頼朝の書とある

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こちらは北側の参道入口
何故か道標には東参道とある。

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北側の参道

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北側参道の鳥居とその先にある拝殿

 大毘古神は古代、都からの北陸道・東海道・西海道・丹波道を守護した四道将軍の一人として

北陸道を守護した神である。

その他に、少彦名神・仁徳天皇・宇多天皇・敦実親王と四座五柱の神々を祀り、「佐々木大明神」と総称する。

 南側の参道の石鳥居の「佐佐木大明神」の扁額は源頼朝の書、

楼門に掲げられた「沙沙貴神社」の扁額は有栖川宮熾仁新王の書である。』 とあります。

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境内の杜 「百華苑」

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百華苑 看板

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杜は奥まで続く

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南側参道から来た鳥居を見返る
鳥居の向こうの山は繖(きぬがさ)山か?

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参道奥にある由緒記の碑

 いっそ「笹木」が繁る場所と言う方が、それらしいですが、

興味を引くのが「ミササギ(御陵)」に由来すると言うもの。

白洲正子の著作にあったと記憶していますが、万葉の時代から栄えた場所だったので、

古墳があっても不思議ではありません。墳墓に由来する名前なので、

それをネガティブに思った後世の人が少彦名神に結び付けた様に思えます。

 そういえば神社の扁額は、源頼朝と有栖川宮熾仁親王の書。

独自性というよりも時の政権との結び付きを重視した神社と言えます。

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南側参道を右に曲がった先には楼門が

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延享4年(1747年)再建の楼門
平安時代の様式の茅葺、二層門。

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楼門の扁額は有栖川宮熾仁親王の書

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扁額の説明

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楼門回りの組物

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