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摠見寺 三重塔と仁王門 (滋賀県近江八幡市安土町下豊浦) <摠見寺 其の弐>

2023.01.18(20:10) 1355

創建時の摠見寺の遺物(2020.10.8)

<コース>
【往路】JR大阪(6:56) → (快速) → JR近江八幡(8:16)

駅リン君 → レンタサイクル20分 → 長光寺 → レンタサイクル30分 → 沙々貴神社 → 浄厳寺 → レンタサイクル10分 → 安土城址・摠見寺 → レンタサイクル30分 → JR近江八幡

【復路】JR近江八幡(15:09) → (新快速) → JR大阪(16:13)

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遠景山摠見禅寺(臨済宗妙心寺派)
天主跡からの帰り、左の大手道ではなく右に進む。

 天主跡に登った後は来た道を戻りますが、途中の分かれ道を西へ向かうとかつての摠見寺跡。

寺の裏門跡を過ぎ石段を上った場所には本堂跡の石碑が建ち、

そこから西を眺めると琵琶湖が間近に望めます。

 本堂跡から坂を下ると三重塔、仁王門から百々橋を通り城郭の外へ通じますが、

非常に急斜面なので参道は東へ向かい秀吉屋敷跡へでます。

仁王門の規模から見て、西からの攻め手を防ぎ止める働きを持たせたと見えます。

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石段を上った先にある本堂跡

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本堂跡碑と道標

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摠見寺跡解説

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近世の寺院の様子と現在の航空写真

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本堂跡からの琵琶湖の眺望

『山の中腹に見える三重塔は三間三重の塔で屋根は本瓦葺、高さ20mで欄干付の回縁を持つ。

室町時代の建物で棟柱に享徳3年(1454年)建立、天文24年(1555年)修理の墨書きが残る。

当寺の創建時に信長が甲賀の長寿寺から移築したとされる。

 慶長9年(1604年)には豊臣秀頼が一部修理している。

大正3年(1914年)9月には三層目の屋根と一・二層の軒が突然崩落する被害を受けるが、

直ぐに修復された。

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参道から見た三重塔

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重文・三重塔 全景

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三重塔の裳階と組物

 仁王門(楼門)は、棟木に 「元亀2年(1571年)7月甲賀武士山中俊好建立」 とある。

屋根は入母屋造、本瓦葺。門脇に安置される金剛力士像は像高2m余の檜の寄木造で、

眼は玉眼である。頭部の内側に応仁元年(1467年)仏師因幡院朝作の銘が残る。

 仁王門・仁王像共に天正年間の安土城創建時に、甲賀郡柏木神社より移築したものである。

これに仁王門を加えた三点が国の重要文化財となっている。』 とあります。

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表門跡に続く急な石段の先に建つ仁王門

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境内側から見た仁王門

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仁王門天井部分の構造

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上りの参道から見た仁王門正面
これが正式な参拝順序。

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右側の阿像

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左側の吽像

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仁王門の説明駒札

【創建時】で現存するのは離れた場所に建つ仁王門・三重塔のみ。しかも共に甲賀からの移築でした。

古くからの建造物の御利益を期待したとも言えますが、現実的な信長の事、

単に建築費用を抑える目的だったのかもしれません。

唯、場所的には城への門と天主の通り道にあるので、寺を重要視したのは間違いなさそうです。

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仁王門を過ぎて帰路へ

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参道の最後は大手道へ合流
向こうに見える屋根は摠見寺仮本堂

 城跡散策の後は、2号線で近江八幡駅まで戻りましたが、途中偶然にも

「近江名物ひつまぶし」の店が目に入りL.O.ギリギリセーフで昼食。

唯、うなぎひつまぶし¥3200なので、近江牛ひつまぶし¥1900を注文。

牛肉より鰻が高価とは昭和の人間には俄かには信じられませんが、

「人生百年、支店の内を比ぶれば、夢幻の如くなり」でした。

御飯は勿論、江州米の【あつ盛】。京都・大阪では【こうわいかまい】です。

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昼食は「炭櫓」にて

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「近江牛ひつまぶし」

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食後は「石焼アイス」で〆

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