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那谷寺 書院と庫裏庭園 (石川県小松市那谷町ユ) <那谷寺 其の捌>

2023.02.17(20:33) 1384

再建の起点となった書院(2022.11.5)

<コース>
【往路】JR金沢(7:54) → JR粟津(8:42)

粟津駅前 → レンタサイクル25分 → 那谷寺 → 粟津駅前

[路線バス] 粟津駅前(9:55) → 那谷寺(10:12) → 徒歩5分 → 那谷寺 → 那谷寺(11:30) → 粟津駅前(11:44)

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自生山 那谷寺(真言宗) 重文・書院への入口

 金堂華王殿で御朱印を拝受した後は、特別拝観の書院へ。

前回もあった筈ですが、全く記憶になし。当時、拝観はなかったのでしょうか?

『那谷寺が天正の戦乱(1575年)で諸堂伽藍が焼失した際、

先ずその復旧を図り仮御堂として建てたのがこの書院である。

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入口からの書院の眺め

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畳の上に置かれた由緒書き

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由緒書き遠景

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衝立とその上に吊るされた駕籠
当山の住職が用いたか?

 寛永17年(1640年)、加賀藩主前田利常はこの書院に在って、

山上善ヱ門・後藤祐乗等の名工を多数用いて諸堂再建に当たった。

 書院は全て京間造り、南二間は仏間兼対面の間、東は装束の間、

庭に面した北の間を利常公御成の間とし、玄関は土天井になっている。

武家書院造として国の重要文化財に指定されている。

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書院廊下

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縁側からの中庭の眺望

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書院右手奥にあるのが庫裏庭園

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書院屋根の紅葉

 庫裏庭園は書院建築に伴い寛永年間に作庭されたと認められ、前田利常が小堀遠州の指導を仰ぎ

加賀藩造庭奉行の別部卜斉に命じて造らせた名園である。国の名勝指定園となっている。

 元の庭区は広く東方まで広がっていたが、今は書院の北東部のみに縮小されている。

西方を茶室・如是庵、東方を小池に限られた平庭で、東寄りの奥まった所に

三尊石の石組みを立て景の中心とし、庭面には景石を多く配し、飛石を多く打つ。

全体としての構成は簡素であるが、椎の老木や苔に覆われ幽邃古雅な趣を見せている。』

とあります。

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縁側より見た書院

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庭に面した御成りの間

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さすが「花嫁のれん」の加賀だけの事はある

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これが説明にある茶室か?

 寺院に書院があるのは不思議ではありませんが、ここは再建の拠点として建てられた仮本堂。

仮であれば完成後は取り壊し、無造作に造っても良さそうですが、丁寧な造りとなっていました。

結果的に残されて後世に伝わる事に。贈呈された造庭と言えますが、

その基になったのは百万石のプライドか、職人気質かは分かりませんが…。

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書院縁側より見た庫裏庭園

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蹲と飛石

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庭園の奥まで続く飛石

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庭の向こうには金堂華王殿が垣間見える

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