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松尾寺 境内を巡る (京都府舞鶴市字松尾) <松尾寺 其の肆>

2023.03.04(20:01) 1399

青葉山の紅葉と黄葉(2022.11.19)

<コース>
【往路】JR京都(6:37) → JR園部(7:21→7:26) → JR綾部(8:25→8:51) → JR東舞鶴(9:20)

東舞鶴駅 → 徒歩12分 → 赤れんが館 → レンタサイクル20分 → 金剛院 → レンタサイクル15分 → 松尾寺 → レンタサイクル30分 → 東舞鶴駅

【復路】JR東舞鶴(14:28) → (まいづる10号) → JR京都(16:07)

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青葉山 松尾寺(真言宗 西国三十三ヵ所第二十九番札所) 境内の紅葉

 仮本堂で御本尊に参拝したあとは、いつも通り境内を散策。紅葉と銀杏に彩られた道を往きます。

『境内には下段に仁王門(江戸中期)・勅使門・庫裏・方丈、上段に経蔵(江戸中期)・地蔵堂・

鐘楼・大師堂・六所神社があり、最奥に享保5年(1720年)に着工し10年後にようやく完成した本堂がある。

 本堂から仮本堂へ向かう参道脇には鐘楼が建つ。

通常と異なり下部の袴腰が広がらず、上部と同じ広さを持った造りである。

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参道脇に建つ鐘楼

 その奥に聳えるのは銀杏の巨木。元永2年(1119年)鳥羽天皇の御手植えとされ、

樹齢900年。胸高囲5.2m、根廻り6.0m、古木特有の気根が垂れ下がっており、

その形が乳房に似ている事から安産・子育ての御利益があるとされる。

昭和52年に舞鶴市の指定文化財になった。

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鐘楼の奥の銀杏の巨木
いわば此の樹木が御神木か?

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古木特有の垂れ下がった気根

 改修中の本堂左側には経蔵・地蔵堂と続き、その奥に句碑が二基、歌碑が一基。

更にその奥は竹林を経て青葉山への登山道と続いている。』 とあります。

 青葉山境内には大銀杏があるせいか、地面は赤よりも黄色が優勢。

このグラデーションを見れば季節を知る信号になりそうでした。

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本堂手前左手に建つ経蔵と地蔵様

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その奥にある地蔵堂
全面に建つ六地蔵は冥途への案内仏?

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更に奥には三基の句碑が…。

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右端は句碑

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中央は歌碑

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左端は句碑

 また裏山には竹林はあるものの梅林はなし。松竹梅揃い踏みはなりませんでした。

などと下らない事を思いながらの散策でしたが、境内を巡る人は皆無。

納経所ではそれなりの人に遭っただけに不思議でしたが、松尾寺は

札所の本堂と納経を済ませると留まる場所ではないのでしょう。

そう思うと、句碑や歌碑の説明も全くない理由も納得です。

こうして二ヵ寺巡礼は無事終了ですが、鹿原山と馬頭観音で

【馬鹿】を見たとはならんように注意が必要です。

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地蔵堂脇の楓

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経蔵裏は一面の銀杏

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裏山の竹林

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本堂奥には青葉山への登山道が

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未だ青葉の残る楓

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色が移ろいゆく楓

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紅葉が進んだ楓

 巡礼後は赤レンガ館で「肉じゃが丼」¥900。舞鶴鎮台に務めた東郷平八郎が

イギリスのビーフシチューを再現しようとして出来たのが「肉じゃが」だった事に由来します。

日英を【統合】したようなものでしょうか?

 駅からは「特急まいづる」で二条駅まで戻り、無事18時から始まるイベントへ参ずることができました。

全車指定席でもあり¥3500。「これなら市内で拝観する方が良かったのでは」とも言えますが、

駅に置かれたチラシには東福寺夜間拝観¥3000。

交通費を掛けて静かにゆっくり見るか、近場で混雑の中で見るかは意見の分かれる所でしょうが…。

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肉じゃが丼

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デザートはお芋のタルト

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二条駅で入手したリーフレット

[参考書]

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