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常楽寺 国宝・三重塔 (滋賀県湖南市西寺) <常楽寺 其の参>

2023.03.09(20:34) 1404

塔と満天星(2022.11.26)

<コース>
【往路】JR大阪(7:30) → (新快速) → JR草津(8:20→8:37) → (草津線) → JR石部(8:48)

JR石部駅 → 徒歩5分 → 石部宿 → 吉御子神社 → 真明寺 → 本陣跡 → 徒歩5分 → 登り町(9:38) → (滋賀バス) → 西寺(9:45) → 徒歩5分 → 常楽寺 → 徒歩15分 → 長寿寺 → 徒歩75分 → 善水寺 → 徒歩5分 → 岩根(14:30) → (滋賀バス) → 甲西北口(14:50)

【復路】JR甲西(15:03) → JR草津(15:17→15:22) → (新快速) → JR大阪(16:13)

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阿星山 常楽寺(天台宗単立寺院 近江西国霊場第一番 びわ湖百八霊場九十五番)

 本堂に続き左手の高台に建つ三重塔へ。

『本堂の左から長い石段を上った山腹に建つのが国宝・三重塔、本堂と同じく東面する。

応永7年(1400年)の丸瓦と平瓦があるのでこの年に建立したと考えられる。

四方三間の和様、初層内部の四天柱内側の後方寄りに須弥壇が置かれ、

来迎壁を背に木造釈迦如来座像が安置される。

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色鮮やかな木々に囲まれた三重塔

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階段を上った先に聳える国宝・三重塔

 内部は天井・柱・長押などに極彩色の文様が見られ、釈迦説法図・涅槃図が画かれ、

四方の板壁にも断罪図や地獄図が描かれ、多少落剝はあるが貴重な壁画である。』

とあります。

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三重塔の正面
但し、内部は拝観できず。

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三重塔の解説と断面図

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三重塔全景

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紅葉に囲まれた三重塔
高く枝を伸ばしているのが楓、低木が満天星。

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塔の裳階と組物

 ここも本堂と同じ時に落雷で焼失しましたが、本堂に遅れる事40年で再建されています。

本堂と異なり内陣は拝観できませんが、高さがあるため境内のほぼどこからでも

目にすることが出来ます。

階段の下側からは楓の紅葉を、上を通る散策路からは満天星の赤と、

場所によってその【効用】が異なるのが特徴。決して【同断】することはできません。

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境内裏手の散策路からの眺望

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満天星越しに見る二つの国宝、三重塔と本堂

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高台より三重塔を見下ろす

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紅葉の奥に垣間見える三重塔

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三重塔遠望

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コメント
本堂も三重塔も素晴らしいですね。
本堂は私の好きな中世の密教仏堂。
三重塔も上から眺められるのがいいです。
【2023/03/09 22:42】 | 大原かずのり #- | [edit]

大原様

お越し頂き、有難うございます。

本堂、三重塔と単独は多いですが、双方並び立っているのは珍しい気がします。

ここはまた周囲に上手く溶け込んでいますね。

機会がありましたら是非に。
【2023/03/10 21:21】 | 和辻鉄丈 #- | [edit]
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