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長壽寺 本坊 (滋賀県湖南市東寺) <長壽寺 其の肆>

2023.03.14(22:29) 1409

古刹と現代アート(2022.11.26)

<コース>
【往路】JR大阪(7:30) → (新快速) → JR草津(8:20→8:37) → (草津線) → JR石部(8:48)

JR石部駅 → 徒歩5分 → 石部宿 → 吉御子神社 → 真明寺 → 本陣跡 → 徒歩5分 → 登り町(9:38) → (滋賀バス) → 西寺(9:45) → 徒歩5分 → 常楽寺 → 徒歩15分 → 長寿寺 → 徒歩75分 → 善水寺 → 徒歩5分 → 岩根(14:30) → (滋賀バス) → 甲西北口(14:50)

【復路】JR甲西(15:03) → JR草津(15:17→15:22) → (新快速) → JR大阪(16:13)

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阿星山 長壽寺(天台宗 湖南三山) 本坊

 境内参拝を終えて帰路へ着きますが、山門の左手には現代風の建屋が。

寺務所か庫裏かと思い傍まで行くと玄関には長壽寺本坊の看板があり玄関が開放中。

さては、何かあるのかと気になって覗いて見ると、絵画作品が展示中。

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正面の山門から左手へ進む

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長壽寺本坊の看板が架かる玄関

 本坊と言うからには居住空間の筈ですが、紅葉の時期にはゲージツの展示場に

早変わりするのでしょうか?入って直ぐの畳敷きの部屋の左手は、一連の鷹の襖絵。

鷹狩りの鷹が小屋に繋がれている様子から屋外で獲物を狙う場面までの一連を追った六隻。

一番右橋は鷹の舞う山野を描いた様。非常に写実的で実物を見て描いたに違いありません。

唯、美術史には疎いので、作者や時代を添えて貰うと助かるのですが…。

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玄関から室内を眺める
左は一連の鷹の襖絵。

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楓?の枝に止まる鷹

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繋がれている鷹

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繋がれていても眼は常に獲物を追う

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狩りを待つ間

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獲物を目掛けて飛び立つ瞬間?

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戻って暫し休息

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鷹が飛翔する幽谷

 右手・正面・奥の部屋には切り絵が展示。正面は窓の部分に親小鹿が並び立ち、

足元は床紅葉。紅葉散り敷く地面を歩む親小鹿という宛ら古典の世界になっています。

 最奥の部屋は切り絵を使った行燈で移り行く秋を表現。こちらはフクロウの絵柄でした。

【たか】が紙と言えばそれまでですが、されど紙。柔らかさの中に秘めた強さでしょうか。

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右手の障子に掛けられた鳳凰の切り絵
因みに鳳凰は二文字で雌雄を表しているとか。

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正面に置かれた親子鹿の切り絵
床に紅葉が写り床紅葉となっている。

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近くで見た親小鹿と床紅葉

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本坊奥の床の間

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薄と秋を描いた切り絵の行燈

 本坊の奥に廊下で繋がっているのが内仏堂。参拝者が本坊内から行く事はできませんが、

外陣からはお詣りできるようにはなっています。

 その周囲も紅葉に囲まれていますが、ベンチが置かれ喫茶スペースが。

国宝や重文の周囲での飲食は無理なので、この場所になったのでしょう。

紅葉と国宝だけでも十分ですが、拝観者への呼び水になれば良いですが。

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参道から見た本坊窓

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本坊に続く内仏堂

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内仏堂正面

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紅葉越しに見る本坊

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喫茶スペースの「こもれびの席」

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地面の黄葉

[参考書]

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