fc2ブログ

タイトル画像

子育て呑龍さま(群馬県太田市) 徳川家の先祖新田氏所縁の御朱印

2019.02.19(20:17) 142

新田もの同士は犬猿の仲(2017.2.17)

<コース>
【往路】
浅草(6:19) → 館林(7:51 → 7:59) → 足利市(8:19 → 9:18) → 太田(9:27)

東武太田 → 徒歩20分 → 子育て呑龍さま

【復路】
東武太田(12:21) → 館林(12:47 → 13:58) → 久喜(14:27 → 14:34) → 押上(15:28)

78-1.jpg
義重山大光院新田寺(浄土宗)

 寒さも少し緩んだ二月半ば、ストーブ列車ならぬ東武電車でぶらりと上州路へ。

 後三年の役で有名な八幡太郎義家の三男義国が下野の足利荘に封ぜられて、その子の義康から足利氏が、

義重から新田氏が出ます。この両氏意外に仲が悪い。

足利氏が北条氏と縁組する位の有力御家人であったのに比べ、新田氏は低空飛行。

 建武の新政では新田義貞が鎌倉幕府を攻め落とす功績を挙げたものの、時代は足利氏の室町幕府となり、

新田氏は守護にもなれず再び苦難の道を歩む事に。

78-2.jpg
足利市にある史跡足利学校

78-3.jpg
東武鉄道太田駅北にある新田義貞像

 このまま行くかと思いきや、家康が新田氏の流れを汲む徳川(得川)氏を名乗ったので江戸時代には子孫の岩松氏は旗本に。

徳川の源氏は疑問もありますが出身地三河の名門吉良氏(足利氏分家)を味方につけ系譜に連なりました。

 清和源氏直系の名門佐竹氏などは「源氏で徳川など聞いたことが無いが」と言ったと言いますが、

天下人になれば強いものです。

 足利氏も江戸時代は旗本でしたが、大日本史で南朝が正統とされたため、戦前までは逆賊扱いになったとか。

戦後は復権しましたが、両氏の仲はどうなのでしょうか?

 因みにお互いの出身地は接していますが、足利市は栃木県、新田氏の太田市は群馬県となっています

78-4.jpg
呑龍さんへの参道の門
徳川家の先祖を祀るので立派にしている

78-5.jpg
基礎には三つ葉葵の紋が…。

 義重山大光院は慶長十八年(1613年)、徳川家康が祖先の新田義重を祀るために創建。

新田義重は法然に帰依し、城内に大光院と言う寺を建立した故事に倣い山号寺号としたようです。

 招聘したのは浄土宗の僧侶呑龍。

日本酒の様な博徒のような名前ですが、この呑龍は当時貧しく捨てられたり殺されかけたりした子供を引き取り

弟子として育てた人物。なかには国禁を犯そうとした子供も居て幕府から譴責を受けたこともあったとか。

そのため人々からは「子育て呑龍様」と慕われ、いつしか寺の呼び名にもなりました。

 境内は広く道も整備され、この付近では初詣に訪れる人も多いといいます。

権力に結び付くと己の栄達を図る輩が跡を絶ちませんが、家康の庇護があったとはいえ、

呑龍の行為はなかなかできる事ではありません。

78-6.jpg
大光院吉祥門
大坂城落城の日に落成したためこの名が付いた。

78-7.jpg
大光院境内

78-8.jpg
大光院境内の臥竜の松

78-9.jpg
大光院本堂   阿弥陀如来を祀る。

78-10.jpg
本堂破風

78-11.jpg
本堂から渡り廊下と講堂を望む

78-12.jpg
大光院講堂

78-13.jpg
講堂の扁額

78-14.jpg
大光院御朱印
予め書かれたものを拝受 ¥200。

 参拝を終えると昼前だったので、来る時に見かけた参道「元祖呑龍 山田屋本店」へ。

看板に掲げてある呑龍まんじゅう(1本¥190)を注文すると、

「4~5本はいけますよ!」 と店員さんの言。

1本¥190は安いですが一見五平餅に似ているので、

「これを5本はきついですね。」と言いながら口に入れると、意外とふわふわ。

なんでも小麦粉を元に作ったパンのような生地に醤油と砂糖を付けたものだそうで1個は1口でOK。

急ぎ追加注文しました。大きいまんじゅうをたくさん食べる姿は人目に呑龍に見えたでしょうか。

78-15.jpg
参道脇にある「元祖呑龍 山田屋本店

78-16.jpg
大光院前の山田屋にて呑龍まんじゅう(1本¥190)を注文

 帰りも同じく東武に乗り、館林で途中下車して駅前にある日清製粉を見学。かつての社屋を使って博物館にしています。

創業者は正田家、美智子皇后様の御実家ですが、三代目の文右衛門が明治6年に醤油の醸造を始め、

孫の貞一郎が分家して明治33年に製粉事業を創業したとあります。

日本では珍しく群馬県は小麦の生産が多かったからでしょうか。

 地元の人達の間では「子供を育てられなかったら、正田様の家に行けば何とかして下さる」との謂いがあるとか。

呑龍の意志は後世まで受け継がれていると言えましょう。

78-19.jpg
東武館林駅は洋風駅舎

78-20.jpg
博物館本館は、かつての日清製粉事務所

78-21.jpg
本館内部

78-22.jpg
ミュージアムの日本庭園
石は北海道のトラピスト修道会で小麦粉を碾いた臼だとか。

78-17.jpg
東武太田駅スタンプ

78-18.jpg
太田郵便局 ; 桜の外枠に、金山、史跡・金山城址、大光院開山堂、国宝・甲の武人埴輪、八瀬川の桜
木崎郵便局 ; 町花・ツツジ、新田義貞とゆかりの生品寺、鳥居

[参考書]

群馬県の歴史散歩 (歴史散歩 (10))

新品価格
¥1,296から
(2019/8/21 22:12時点)



群馬県謎解き散歩 (新人物往来社文庫)

新品価格
¥926から
(2019/8/21 22:13時点)



御朱印でめぐる関東の百寺 坂東三十三観音と古寺 (地球の歩き方御朱印シリーズ)

新品価格
¥1,620から
(2019/2/19 20:12時点)



新田義貞 (人物叢書)

新品価格
¥1,944から
(2019/2/19 20:17時点)




ランキングにポチっと応援頂ければ嬉しいです!

神社・お寺巡りランキング


御朱印ランキング


にほんブログ村


にほんブログ村
スポンサーサイト





和辻鉄丈の個人巡礼 古刹と絶景の健康ウォーキング(御朱印&風景印)


群馬県 トラックバック(-) | コメント(2) | [EDIT]
<<八尾地蔵尊(大阪府八尾市) 盆踊りの寺の御朱印と木綿のマンホールカード | ホームへ | 氷川神社(埼玉県さいたま市) 武蔵國一之宮の御朱印と盆栽屋敷>>
コメント
こんばんは。
ランキングから訪問しました。
群馬県太田市の大光院へ行かれたのですね。
徳川家の紋章が参道門にあるのですね。
応援ポチ。
【2019/02/20 21:29】 | メグ #XVgeqjLY | [edit]
メグ様、

拙ブログに訪問下さり、またポチっと応援頂き有難うございます。
大光院は、関東一円の初詣案内に名前があったので、訪問しました。

参道の門は江戸時代ではなく新たな建造と思いますが、三つ葉葵の紋があることで、
徳川家の威信と祖先崇拝を感じた次第です。


【2019/02/20 22:38】 | 和辻鉄丈 #- | [edit]
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する