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蓮台寺 客殿と書院 (岡山県倉敷市児島由加) <蓮台寺 其の伍>

2023.05.10(20:47) 1464

藩主が寺へ御泊りに(2022.12.24)

<コース> 冬の青春18きっぷ使用
【往路】JR大阪(6:00) → JR姫路(7:30→7:31) → JR岡山(9:08→9:33) → JR児島(9:54)

JR児島駅観光案内所 → レンタサイクル40分 → 由加山蓮台寺 → 由加神社 → レンタサイクル30分 → JR児島駅観光案内所

【復路】JR児島(13:40) → JR岡山(14:02→14:12) → JR相生(15:17→15:18) → JR姫路(15:40→15:42) → (新快速) → JR大阪(16:42)

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由加山 瑜伽大権現 蓮台寺(真言宗御室派 別格本山 中国観音霊場第六番)  客殿

 蓮台寺巡礼の最後を飾るのは、表門に続く重文・客殿拝観。

総本殿・本殿の様に真新しくはなく、大師堂・観音堂ほどの古風な感じでもなし。

寺院としては適度な古さと言って良いでしょう。また境内では唯一、拝観料の必要な施設でもあります。

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拝観の案内板

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表門正面に建つ客殿

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真正面の書院の門は閉鎖中

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拝観は右手の書院入口から

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唐破風の書院玄関は外観のみ

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塀越しに見る客殿

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こちらは由加神社に設けられた裏門

『江戸時代に入り、備前岡山三代藩主・池田継政が蓮台寺を篤く信仰し、祈願寺として藩主自ら参拝した。

その時に宿泊使用された建物が蓮台寺客殿として今に伝わる。

 表門を潜るとすぐ右手に建つ客殿は、寛政年間に完成した備前藩主池田侯爵の宿泊・休憩用の建物。

木造としては県下最大級の建造物で県指定文化財。客殿内は絢爛たる襖絵や繊細な彫刻の欄間などで装飾されている。

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客殿の奥にある殿様「御成の間」と手前の火(花)頭窓

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「八仙の間」の障壁画

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「八仙の間」解説

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玄宗と楊貴妃

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絵の解説

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廊下を通り次の部屋へ

 中でも藩主が使用した「御成の間」は中段・上段の間に加え、上々段を設けた造りは

皇室の方々が座られたもので、現存するものでは松島の瑞巌寺と当寺の二ヵ所のみである。

また上段の間正面に掲げられた掛軸には藩主池田治政侯の直筆で「蓮台寺」と書かれている。

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ここは孔雀の間と言うのかしらん?

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孔雀図

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客殿縁側
この先の階段を上ると奥の院。

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縁側から見た(裏)門
この向こう側が由加神社。

 客殿には八仙の間にある「仙境の八賢人図」、「玄宗と楊貴妃」「孔雀図」を含む108面の障屏画があるが、

中でも円山応挙の手になる「竹鶏の図」は、応挙が亡くなる二ヵ月前に仕上げた襖絵で最後の作品と言われる。

 客殿の奥には斜面を利用した優美な庭園が造られ、奥の院である権現堂まで続いている。

客殿の間から廊下越しに景色を楽しむ事ができる。』 とあります。

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説明書にある「御成の間」

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同じく説明書にある円山応挙「竹鶏の図」

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書院の中庭

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同じく書院の中庭

 客殿の造りもさることながら、注目したのは斜面を利用した庭園と書院の襖絵。

庭園は権現堂へと続く斜面上に築かれているため、実際以上に奥行きを感じる奥床しいもの。

 襖絵は金地に描かれたもので、青緑が鮮やかに残っているのは岩絵の具系の高級顔料を用いたからでしょう。

画家として有名なのは円山応挙ですが、彼の鶏図の左側に描かれた竹図は息子である応瑞の作。

応挙の絶筆は奇しくも親子のコラボにもなったようです。

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客殿の奥に続く庭園

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斜面に沿って延びる庭園

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客殿縁側より見上げた庭園

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外から見た奥の院へと続く階段

 応挙の自筆を見るのは香住の大乗寺以来の事。最近は若冲人気に押され気味ですが、

江戸時代の日本画を代表する人物であったのは事実。

唯、孔雀の間に比べると部屋全体が薄暗く鮮明に見えなかったのが残念でした。

絵画の保存のためを考えての事でしょう。

 一寺院の客殿がこれほどまでに豪華絢爛なのは偏に藩主の御成りがあるから。

それだけ下賜金も多かったと想像できます。岡山城からはそれなりに距離がありますが、

お城に籠っていた殿様にはいい意味でリフレッシュになった事でしょう。

勿論、徒歩で来ることはなく【輦台】に乗ったに違いありませんが…

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庭園の中央を通る石段

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庭園の縁側に近い側

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奥の院へと続く階段から見た庭園

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庭園の向こうに見える奥の院

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