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青岸渡寺 那智への道 (和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山) <青岸渡寺 其の壱>

2023.05.31(20:45) 1485

南紀で難儀!(2023.1.27)

<コース>
【往路】紀伊勝浦駅(6:45) → (熊野バス) → 那智山(7:11)

那智山 → 徒歩5分 → 青岸渡寺 → 熊野那智大社 → 徒歩10分 → 飛瀧神社 → 那智山(9:02) → (熊野バス) → 那智駅(9:19) → 徒歩3分 → 補陀落山寺 → JR那智駅(10:00) → JR紀伊天満(10:02) → 徒歩15分 → 勝浦漁港 → 徒歩5分 → JR紀伊勝浦

【復路】JR紀伊勝浦(12:09) → JR串本(12:46) → 徒歩10分 → 無量寺 → JR串本駅(14:01) → JR周参見(14:45→14:53) → (くろしお26号) → JR天王寺(17:33)

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那智山 青岸渡寺(天台宗 西国三十三ヵ所第一番札所)

 前日は天気にも恵まれ熊野三山の内、二山を無事制覇。

残る一山に参拝すべく、宿泊したのは紀伊勝浦駅前。

距離的に言えば那智駅が最寄ですが、宿泊・商業施設となれば町の中心の紀伊勝浦駅周辺。

最初に来た40年前と駅舎はそのままでしたが、跨線橋に使われている柱が朱色に。

熊野三山の駅という事を強調したいためでしょうが、出来たのは間違いなく世界遺産登録後。

朱に交われば赤くなるを地で行く話です。

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JR紀伊勝浦駅ホームへの階段降り口

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跨線橋にて

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改札口へ

 紀伊勝浦駅は、

『行政区では那智勝浦であるが駅は紀伊勝浦を名乗る。大正元年12月4日に三輪崎まで建設された

新宮鉄道と言う私鉄の起点となった駅で、昭和9年に国有化され紀勢中線となった。

 戦時中の昭和19年に建てられた木造駅舎は昭和52年に建て替えられ、

新しい鉄筋コンクリート二階建ての駅本屋が落成。観光地としての体裁が整えられた。

大阪方面からの特急「くろしお」が全車停車する他、名古屋方面からのディーゼル特急「南紀」の終点でもある。』

とあります。

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改札口には那智の扇祭(火祭)の松明が待つ

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火祭りの解説

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火祭に行けない人のために写真を展示

 行政区や駅名などが同一の場合は、後の物に旧国名を付けるのが慣わし。

それで行くと紀伊勝浦は当然ですが、行政区はなぜ那智勝浦なのか?不思議で【奇異】な事。

余談ですが、千葉県の勝浦は市制を採っていますが起源は当地からの移民の町。分家が本家を凌いだと言えます。

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火祭の切り絵

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JR紀伊勝浦駅スタンプ
(上) 1990年代  (下) 2006年 和歌山支社印

 二日目は前日とは打って変って朝から生憎の雨。夜中に【転機】があったのでしょう。

バスは駅前から終点の那智山まで26分の乗車。

那智勝浦駅~新宮駅には及びませんが、朝6時台から18時台までほぼ45分間隔で17本運行。

利用者を考えるとかなり恵まれていると言えます。

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バス通りにある参道入口
右手は那智山郵便局。

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那智山郵便局 ; 那智の滝、青岸渡寺本堂

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階段の先で那智大社と青岸渡寺の二手に分かれる

 乗車したのは私を含めて二名のみ。平日の早朝、しかも雨天ならばそんなものでしょう。

バスはJR沿いに走り那智駅前で山側に左折、そこからは上り坂になります。

途中の停留所は乗降客もなさそうな場所ですが、大門坂には立派な停留所が。

周囲に見所もなさそうで、滝までは未だ距離があるのに何故?と思っていましたが、

ここから滝までの道が熊野古道の写真に登場する大門坂と後で知りました。

この日は誰も下車しませんでしたが、晴天ならば古道を歩く人も居たでしょう。

尤も私の場合は“晴天は事を仕損じる”なので歩く事はないでしょうが。

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札所への階段を上る

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上って来た階段を振り返る

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反対側は熊野那智大社への参道

 始発の6時45分に乗車したので朝7時11分に那智山へ到着。

これも青岸渡寺が朝の7時から拝観できるため。札所とはいえ巡礼者に対する気配りに感謝です。

バス停から少し下がった場所にある郵便局の脇の石段が寺社への山道。

2日前の積雪が未だ融けきれずに残っていました。

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西国一番札所の御詠歌
・普陀洛や 岸うつ波は 三熊野の 那智の御山に ひびく瀧津瀬

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階段の先に建つ山門(仁王門)

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階段、山門と信徒会館

 那智の滝は遠く熊野灘から遠望できるそうで、それならここからも熊野灘が見える筈でしたが、

雨天のために視界不良。しかし階段周辺は昔ながらの門前町が残っていました。

昔の巡礼者もここからの眺望で気を引き締めて巡礼に臨んだ事でしょう。

7時台の参拝、積雪を踏み分けての巡礼は経験済みですが、まさか南紀で【難儀】するとは思いきや!でした。

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山門右手の仁王(阿像)

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こちらは左手の吽像

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山門の先に建つ本堂

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階段先から山門を見下ろす

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