<コース>
【往路】紀伊勝浦駅(6:45) → (熊野バス) → 那智山(7:11)
那智山 → 徒歩5分 → 青岸渡寺 → 熊野那智大社 → 徒歩10分 → 飛瀧神社 → 那智山(9:02) → (熊野バス) → 那智駅(9:19) → 徒歩3分 → 補陀落山寺 → JR那智駅(10:00) → JR紀伊天満(10:02) → 徒歩15分 → 勝浦漁港 → 徒歩5分 → JR紀伊勝浦
【復路】JR紀伊勝浦(12:09) → JR串本(12:46) → 徒歩10分 → 無量寺 → JR串本駅(14:01) → JR周参見(14:45→14:53) → (くろしお26号) → JR天王寺(17:33)

飛瀧神社(熊野那智大社別宮)
熊野那智大社参拝の後は、再び青岸渡寺の境内を通り那智の滝へ。
路線バスでは終点の一つ手前の「那智の滝前」停留所で意外と距離がありましたが、
境内の石畳を下ると直ぐに石鳥居と石碑前へ。これを以てしても神仏習合だったのは良く分かります。
そこから雨に濡れた石段を下ると滝の正面へ。今は大社の別宮扱いですが、元来はここが元宮。
名勝那智の滝はそれ自体が神聖な御神体でもあります。

三重塔から滝への近道を行く

バス停前にある神社入口
飛瀧神社(ひろうじんじゃ)は、
『那智の奥、大雲取連山から流れ出る流水に拠って、全山に那智48滝と呼ぶ多数の滝があるが
最も高いのが那智の滝で別名・一の滝。
高さ133m、銚子口の幅13m、滝壺の深さ10m以上と日本一の落差を誇る。
この滝の上流には二の滝、三の滝があり国の名勝。下流には文覚滝がありこちらは滝修行で知られる。

入口に建つ石碑
社伝に拠れば、神武天皇が熊野へ上陸された際、那智の山に光が輝くのを見て探り当てたと言われる。
落下する水量は毎秒約1トン程度、御滝そのものを御神体として熊野那智大社の別宮飛瀧神社と申して
大己貴神(おおなむちのみこと)として祀っている。
水は生命の源で那智山信仰の根本であり延命長寿の信仰が篤く、修験道の開祖役小角の滝行以来、
数多の滝修行者や参拝者が出た。
宇多上皇を初め百十余度の御幸があり、花山法皇は千日間の山籠りをしている。
今日に至る迄この御滝の水は長生の霊水として尊ばれている。

参道入口の一の鳥居

御由緒
付近一帯は吉野熊野国立公園特別地域であり、那智の滝は国の名勝、
付近の山々は那智原生林として国の天然記念物となっている。
高浜虚子はその様子を
・神にませば まことうるはし 那智の滝
と詠んだ。
那智の扇祭の御火行事はこの参道で毎年7月14日の14時頃に斎行される。』 とあります。

未だ積雪の残る参道を下る

漸く先に御滝の拝所鳥居が見える

滝の正面に建つ鳥居
一般の参拝者はここで御滝を拝む。
麓から山を登って来た人が眼前にこのような滝を眼にした時、自然の神に対する畏敬の念を持ったのも当然でしょうし、
遥か熊野灘からも滝の雄姿を目にすることができるそうで、陸と海からの信仰に支えられた場所でもあります。
イワレヒコは飛瀧神社の滝を拝んでヒーローになりましたが当方は【疲労】神社。
・神にませば まこと張る脚 那智の滝
と詠みたい心境でした。

鳥居からの滝の眺望

那智の滝全景

滝の正面に置かれた岩
神事はここで執り行う?
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