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西本願寺 国宝・御影堂 (京都市下京区堀川通花屋町下ル 本願寺) <西本願寺 其の参>

2023.08.19(18:31) 1561

「お西のお坊さん」ツアー(2023.7.7)

<コース>
【往路】JR京都(6:37) → (山陰本線) → JR園部(7:21→7:25) → JR下山(7:53)

下山駅前 → 徒歩20分 → 大福光寺

【復路】JR下山(9:40) → JR園部(10:13→10:17) → JR京都(10:53) → 徒歩15分 → 西本願寺 → 京都駅前

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龍谷山 本願寺(浄土真宗本願寺派本山) 国宝・御影堂

 ツアーは星野師の案内で御影堂からスタート。その手前には大銀杏がお出迎え。

樹齢400年の京都市天然記念物で通称「逆さ銀杏」。枝を逆さに植えて成長したのかと思いましたが、

解説では、その形が根っこを広げたような形であるのが理由だとか。

そういわれると、上に高く伸びた銀杏とは形が違っていました。

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星野師の解説でツアー開始

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御影堂前の大銀杏、通称「逆さ銀杏」

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大銀杏近影
確かに通常に比べ枝が四方八方に伸びた感がある。

 御影(ごえい)堂は

『寛永13年(1636年)の再建。東西48m、南北62m、高さ29m。441枚の畳が敷かれ、227本の柱で

約115,000枚の瓦を支える世界最大級の木造建築。内陣中央に親鸞聖人の御真影(木像)を

安置する事から御影堂と称する。』 とあります。

 真宗寺院は御影堂・阿弥陀堂等の巨大堂宇が特徴的ですが、ここは桁違いの大きさ。

加えて、通常の 「みえいどう」 ではなく 「ごえいどう」 と呼ばれるのも特徴的。

やはり本山だから一線を画したのでしょう。関取の様に巨大だから【ごうえいどう】と言うのではなさそうです。

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御影堂の屋根を支える多数の柱

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御影堂前の廊下からの眺望

 本堂の前面には通常の寺院より遥かに多い数の柱がお堂を支えますが、

手前の雨樋受石の四隅には奇妙な姿の生き物が。

これは仏法を妨げる天邪鬼で、従来は苦行として石に敷かれているという説明でしたが、

虐待等が厳しくなった昨今では、石を支える手助けをしているという解釈に代わっているそう。

世の中の流れはこんな所にも影響していました。

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堂前の雨樋受石

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四隅を支える天邪鬼
実際は 「受石の中央下に礎があるので邪鬼の負担は軽い」 とは星野師の談。

 続いて御影堂の内陣へ参拝。どこの真宗寺院でも共通ですが写真撮影は全てOK。

唯、フラッシュと法要など読経中は遠慮して欲しい事と出入りの際は一礼するという二つだけ。

至極常識的な御願いと言えます。内陣に入り、御影の前で合掌。

頭上に掲げられた「見真」の扁額はそれ程巨大には見えませんが三畳分の大きさとか。

御影像の御前には陶器製の仏飯が置かれていましたが、中身は何と米一升分。

伽藍に限らず全てに於いて桁違いの大きさ、御前の御膳はビッグサイズでした。

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御影堂内陣の襖絵

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頭上に掲げられた 「見真」 の扁額

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御影堂正面の御影

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御影近影

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米一升分が入る陶器

 こうして御影堂を無事参拝。ツアーで頂いた「お西カード」は御影堂の大屋根の両端に置かれた瓦。

説明では人間の身長より大きく、重さ1トンもあるとか。通常は鬼瓦ですが、ここでの呼び名は獅子口瓦。

魔除けの意味もあるので、鬼でも獅子でも問題はなさそうですが、鬼瓦を造る職人は鬼師(おにし)と

呼ばれるので、【お西さん】に遠慮したのかもしれません。

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「お西カード」 は No.2

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カードのデザインとなった御影堂屋根

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下から見上げた獅子口瓦

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京都市内 トラックバック(-) | コメント(2) | [EDIT]
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コメント
やはり見事な建築ですね。
東本願寺は内部撮影禁止です(;^ω^)

受石の中央下に礎があるので邪鬼の負担は軽い←これは知りませんでした笑
【2023/08/20 06:17】 | 大原かずのり #- | [edit]

 大原かずのり様

 
 お東さんは、内陣の撮影×なんですね!

 同じ真宗といっても宗派に拠って色々と違いがあるようで…。

 
【2023/08/21 20:29】 | 和辻鉄丈 #- | [edit]
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