<コース> 南海電鉄・京阪電鉄は日中10~15分間隔で運転
【往路】なんば → (南海電鉄急行) → 岸和田 → 徒歩10分 → 岸和田漁港 → 岸和田 → 堺 → 徒歩20分 → 堺東 → 大阪狭山 → 徒歩10分 → 狭山池博物館 → 大阪狭山 → 中百舌鳥 → (御堂筋線) → 淀屋橋 → (京阪特急) → 樟葉 → (普通) → 石清水八幡宮
石清水八幡宮駅 → 徒歩5分 → 飛行神社 → 徒歩5分 → 神應寺 → 杉山谷不動尊 → 徒歩10分 → らくがき寺
【復路】石清水八幡宮 → 樟葉 → 淀屋橋

絲杉山 神應寺(曹洞宗) 奥の院 杉谷山不動堂
神應寺の鐘楼脇には「奥の院」と書かれた看板が。
神應寺の奥の谷には「奥の院」と呼ばれる数棟の堂があり、そのなかの一棟である杉山谷不動尊には
不動明王が祀られており、また「ひきめの滝」で滝行を行うために訪れる参拝者もいるとか。
地図やガイド等には杉山谷不動尊と書かれていますが、奥の院と言うのが厳密な扱い。
駐車場横には「杉山谷不動尊」と書かれた扁額の架けられた朱の鳥居が建つので、
そちらから参拝する人も多いのだそう。勿論、境内から行くことができるので今回はこちらのルートを選択。

ここが人生の分かれ路という程のものではないが…

不動尊への鳥居

鳥居を抜け放生(ほうじょうがわ)川に流れ込む渓流を遡る
参道同様、射干の生えた山道を行きますが、行く手に線路のようなものが見えてしばらくすると電車が通過。
石清水八幡宮のケーブルカーで、何度も八幡宮には参拝していたのに、このような景観の場所があったとは
今日初めて知りました。
絶景ポイントの割にはカメラを構える人はなし。もっと良い場所があるのか、季節があるのかのどちらかでしょう。
もしかすると暗くケーブルが見えないのかも。それなら風と共に去らねばなりませんが…。
などと下らない事を考えているうちに行く手に建物が見えるとそこが奥の院。

参道から見えた男山ケーブルカー

車両遠望
ケーブルが斜めのため車体も斜めなのを長目に眺め。

路線の真下を潜る

行く手に見える奥の院

参道脇にはやはり射干が
奥の院に建つ諸堂には豊川稲荷、十一面観音堂もありますが、何と言ってもメインは不動堂。
杉山谷不動尊(すぎやまだにふどうそん)は、
『その昔、行教律師が宇佐より八幡宮を当地に勧請した頃、この地には人々に害を加える怪奇現象が
しばしば起こっていた。偶々、諸国行脚中の弘法大師がこれを聞き法力で妖怪を封じ、お告げに拠って
大和国より厄除け不動尊をこの地に祀り、一刀三礼の十一面観音菩薩及び大師像を自ら刻み
安置したのが嚆矢である。

神應寺脇の道(左)と鳥居を潜った参道が合流

石仏群

石仏の横には豊川稲荷
不動堂はその後、天正17年に再建され豊臣家・徳川家からの崇敬を受けた。昭和10年(1935年)には
山津波のため高坊山林が崩落し、堂宇や付属の建物が惨禍を被り倒壊流出した際にも
本尊は無傷で通し、その霊験を敬われた。
しかし永年の風雪には耐え難く、昭和47年(1972年)に新たな堂宇を起工。
翌48年7月に不動堂・観音堂が落慶し、現在に至っている。』 とあります。

奥の院の正面に建つ不動堂

不動堂由来碑

不動堂の向拝前にて

内陣は撮影禁止のため不動堂外陣にて
先に訪れた神應寺と同様、石清水八幡宮が宇佐から勧請された頃の創建ですが、
神應寺が学問所であったのに対しこちらは修行の場。
清流を遡った先には滝が落下しているので、その場所に御仏を感得したのが寺院の嚆矢と思われます。
学問所は一般庶民には縁遠いですが、滝行などは一般の参拝者にも身近な存在だったので、
奥の院の方がより【多くの】参拝者を惹き付けたようです。

不動堂脇の観音堂

不動堂から参道を下り鳥居の先の 「ひきめの滝」 へ

分岐点にある龍の手水舎

手水舎脇には石の不動尊も
加えて由緒も豊富で、
弘法大師が悪さをする妖怪との【攻防】の末、封じ込めた事や、昭和になって【高坊】山の土砂崩れで
堂宇が崩壊した話など、やたらと【こうぼう】に纏わる話が登場するのがミソ。不思議な【光芒】を放っています。
妖怪云々の真偽は兎も角、都から近場だった事、勧請の経緯等から当地で祈祷を行ったのは、
【ひいきめ】に見ても、ほぼ確実。
全国各地に足跡を残した弘法大師ですが、その活躍も【多岐】に亘っているようです。

行く手に行場と滝が

階段を降りると滝が眼前に
但し、滝行は事前に届出が必要。

ここにもお不動さまが

ひきめの滝

滝の水は清流となって放生川へと注ぐ
[参考書]
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