<コース> 夏の青春18きっぷ使用
【往路】JR大阪(5:55) → JR米原(7:42→8:04) → JR大垣(8:36)
大垣駅(9:08) → (養老鉄道) → 養老(9:30)

養老駅舎
9時8分の桑名行きに乗って、7駅先の養老で下車。
町の中心は一駅手前の美濃高田ですが、こちらは観光地である養老公園の玄関口。
有人駅で、電動ではないものの1日¥100でレンタサイクルもあります。
ホームに降りると風格のある駅舎がお出迎え。

養老駅スタンプ
(上) 近鉄養老線 (下) 養老鉄道の現在

近鉄養老線時代には、このように補助印?も設置
『現在の駅舎は、大正8年(1919年)全線開通時のもので、入母屋造・本瓦葺で棟が高く、
当時は二等・三等待合室もあり、立派な風格を備えている。駅舎に接したホームの天井には、
当地所縁のヒョウタンがぶら下がり、いかにも観光地の駅らしい。
駅西1.5㎞にある養老公園は日本三名瀑の一つ養老の滝を中心に養老さんの麓に作られた自然公園で、
滝水が酒に変わった「孝子物語」は有名である。
その酒を汲んだと言われることからヒョウタンが土産店に並び、
家族連れや学校の遠足等で一年を通して賑わう。』 とあります。

改札口からホームを見るとヒョウタンが吊るされている

駅名の看板も瓢箪を組合わせた文字

養老駅記念入場券
猫キャラは 「養老ひょうた」
大正モダンな駅舎は養老と言う名前とはまさに対照的。駅舎大賞を上げたいくらいですが、
既に文化財に登録済でした。古ければ良いとは一概には言えませんが、本当に良いものは
時代を越えて受け継いで行くべきでしょう。
ここの行政区は現在も養老郡養老町と平成の大合併にも近隣の市に編入されることはなかった様子。
日本三大名瀑については異論もありますが、どこの都道府県にあるかは知らずとも、
養老の滝の名は殆どの人が知っている筈。なにせ霊亀から養老に改元までした訳ですから。
風邪に改源は効きますが、酒で改元は後にも先にもこれ1一回きり。決して居酒屋だけの影響ではありません。

駅舎玄関近影

駅前にある国定公園案内もひょうたん型

駅前に建つ養老孝子 「源丞内(げんじょうない)」 石像
面白いのはヒョウタン(瓢箪)。駅で瓢箪を売りにしているのは私の知る限り御殿場線の
上大井駅くらいでしょうか?駅の看板文字もヒョウタンでしたし、滝の途中には瓢箪を扱う店も。
アフリカ原産のヒョウタンは昔から容器として重宝され、ケニアのマサイ族の水筒はヒョウタン製。
唯、あちらのものは筒形で全体に紐を掛けて持ち運ぶものが多いよう。
日本の様に真ん中が括れていれば、短い紐を掛けるだけで落ちずに済みますが、
この形に育てるには工夫がいるのだとか。

滝へと向かう途中で見かけた「安田ひょうたん店」

ショーウインドウに展示された瓢箪の工芸品

養老公園口郵便局 ; ひさご形の中に養老の滝、紅葉
酒の故事由来でしょうが『南総里見八犬伝』の網乾左母二郎(あぼしさもじろう)ならばいざ知らず、
今時、瓢箪に酒を入れて携帯する人が居るのでしょうか?
売られている瓢箪も芸術品と言う感じで、昔と違って 「酒を入れたら瓢箪が傷んでしまう。」 となるでしょう。
それより瓢箪漬を使った御飯が「養老飯」として販売、じわじわ人気が出ている様子。
ヒョウタンは昔から有毒とされますが、漬物にしたら毒が消えるのでしょうか?
町を挙げて「俺たちひょうたん族」をアピールしています。

駅舎に対面する孝子像

案内所に架けられた垂れ幕
土産は周囲に店がない駅前にあって唯一のお店でサイダーの代わりに「きびようかん」。
ガイドにも載る品ですが、前回は平日だったので閉店。二度目の訪問で漸くゲット。
酒や滝とは関係なさそうですが、お店の方の話では、付近は米には不向きなのでキビ(黍)を植えていたのだとか。
酒で知られた町にしては酒の販売は見かけませんでしたが、代わりに復活した養老サイダーが新たな目玉商品。
プラスチック製のヒョウタンに詰めて売れば人気が出そうにも思えますが、サイダーは振ると炭酸が抜けるので、
逆養老の滝になってしまいそうなのが難点です。

駅前の孝子像の向こうに建つ 「きびようかん本家」

お土産は「吉備羊羹」 を二棹
お店の方の話では、最近は凍らせて食べる若い人が多いとか。
[参考書]
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