<コース>
JR新大阪(6:00) → (のぞみ200) → JR東京(8:23→8:52) → (とき309号) → JR浦佐(10:32)
浦佐駅 → 徒歩5分 → 普光寺 → JR浦佐(11:04)

吉祥山 多門院 普光寺(真言宗豊山派)
道路添いの入口を抜け石橋を渡ると正面に壮麗な山門(仁王門)が。
そのまま山門を進むと毘沙門堂、右の坂を上ると普光寺に至りますから、
山門は毘沙門堂楼門も兼ねています。
石橋は短いながらも下に水が流れておりいかにも古刹の雰囲気。
橋の石の欄干は裸祭りで使用されるロウソクを模っています。

石橋を直進すると山門へ
石橋は 「参禅橋」 とあるか?

右の坂を上ると普光寺へ
『吉祥山の参号を記した山門は文政3年(1820年)に起工し、天保2年(1831年)に完成。
12年の歳月と10万余の信者の奉仕によって建立された。総欅造りで日光東照宮陽明門を模したと言われ、
釘は1本も使われていないのが特徴である。

石橋上から渓流を見下ろす
左手にも寺院があったが、下調べ不足のため今回はスルーする。

裸祭りの蝋燭をデザインした石橋欄干
天井には江戸後期を代表する絵師・谷文晁作の双龍図が力強く描かれ、
「八方睨みの龍」として知られる。
山門二階には東方に向かい金箔の段々を背に毘沙門天二十八使者像と
賢空和尚・内藤棟梁の像が奉安されている。
作者は京屋政五郎・六右エ門満昭の共作で、天保2年より天保7年の間に作られた。

山門の欄間彫刻の象と龍

山門の組物も見所の一つ
また山門二階の壁面に8枚の板絵と、格天井には23枚の天女の絵図がある。
約170年前に描かれた「天女・十六羅漢・釈迦出山絵図」と呼ばれ御用絵師の作と伝わっていた。
平成21年に板谷家が東京国立博物館に一万点程の文書を寄贈したが、
その資料の中に浦佐普光寺山門の「天井画配置図下絵」と「天井画・板絵下絵」を発見。
山門の天井画は年代から、板谷家5代目・板谷桂舟弘延の描いた作と結論された。』
とあります。

八方睨みの龍と毘沙門天二十八使者像 (説明書より)

山門下では天井画の案内が
普光寺境内では最も古く荘厳な建造物であるのは外見からも判断できますが、
説明にあるような天井画・壁画があると知ったのは初めて。
しかも令和2年より修復していた天井画・壁画が今回山門に戻ったそうで、
8月14~16日のお盆の期間に限り¥300の見学料で拝観可能。
これ以降は¥500で電話での予約制とか。
電車の時刻の関係で見学は短時間でしたが、期間ぎりぎりで間に合いました。
この日は幸運にも終了ギリギリで滑り込みセーフが何ヵ所かありましたが、
これも上杉謙信公が【義理】の人だったからに他なりません。

釈迦出山絵図

天女図 (その一)

天女図 (その二)
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