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浦佐の毘沙門さま 普光寺本堂 (新潟県南魚沼市浦佐) <普光寺 其の肆>

2023.09.25(19:51) 1598

遅れてきた本堂(2023.8.16)

<コース>
JR新大阪(6:00) → (のぞみ200) → JR東京(8:23→8:52) → (とき309号) → JR浦佐(10:32)

浦佐駅 → 徒歩5分 → 普光寺 → JR浦佐(11:04)

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吉祥山 多門院 普光寺(真言宗豊山派) 
毘沙門堂前から本堂と庫裏を望む。

 毘沙門堂から境内の建物はいずれも回廊で繋がっています。

本堂外陣の縁側から右に連なった回廊を進むと、白壁・赤いトタン屋根の建物と続きます。

『本堂に続く白壁の建造物は別行殿(宝物殿)。中央には運慶作と伝わる真言教主大日如来を安置し、

その四隅には東西南北の方角を護持する四天王像を配置。作者・製作年代不詳の四天王は

仏教の守護神である持国天・増長天・広目天・多聞天から成り、立体曼荼羅を形成する。

いずれも甲冑を身に着け武器を持つ。頭部にある兜飾りは希少である。

単独で祀られる時には多聞天は毘沙門天の名で呼ばれる。

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毘沙門堂から右手へ続く回廊

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白壁が映える別行殿(宝物殿)

 別行殿に続く赤いトタン屋根の建物は普光寺本堂。承久3年(1221年)鎌倉幕府将軍・源実朝が

地頭・平繁基をして毘沙門堂に堂領を献ずると共に、僧道乗坊辨覚を天王堂 (毘沙門堂) 別当に任じ、

浦佐川西地区に境を定め「永代伐木殺生禁断」の令を下した。

辨覚はこの令を広まるため、また寺務執行のため、この地に大伽藍を建立。これが普光寺の創始と言われる。

慶長年間に火災に拠り普光寺が焼失、二十世賢弘和尚が延宝8年(1680年)4月、

檀信徒の協力を得て再建したのが現在の普光寺である。』 とあります。

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本堂全景

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本堂前から見た毘沙門堂側面

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お堂の前は盆踊りの準備中

 浦佐の毘沙門様で知られる当寺ですが、寺の本堂はこちらで大日御如来が御本尊。

しかし由緒記に拠れば、平安初期に建立された毘沙門堂の別当寺として

鎌倉初期に出来たのが普光寺なので、時代的には400年も後。

加えて「裸押し合い祭」が開催されることで、対外的には毘沙門堂が前面に出るのでしょうが、

本堂も江戸時代17世紀末の建立。毘沙門堂が火災によって昭和の再建となった現在では、

歴史的建造物の資格は十分に思えます。

唯、本堂は観光客の拝観はしていない様子。本堂前の境内には盆踊りのライトが準備されていましたが、

あくまで地元の方々の寺院を全面に出しているのでしょう。

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回廊脇の鐘楼

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御朱印 (普光寺御本尊)

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同時に頂いた越後新四国八十八ヵ所霊場の御札

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