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桑實寺 開山堂 (滋賀県近江八幡市安土町桑実寺) <桑実寺 其の参>

2023.11.14(20:05) 1645

鎌足の長男定恵の事(2022.12.3)

<コース>
【往路】JR大阪(7:30) → (快速) → JR安土(7:58)

JR安土駅 → 徒歩20分 → 桑實寺山門 → 徒歩20分 → 桑實寺 → 徒歩15分 → 観音寺城跡 → 徒歩10分 → 観音正寺 → 徒歩35分 → 石馬寺 → 徒歩10分 → 石馬寺(12:42) → (滋賀バス) → 能登川駅(14:50)

【復路】JR能登川(13:04) → (新快速) → JR大阪(16:13)

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繖山 桑実寺(天台宗 西国薬師霊場第四十六番 びわ湖百八霊場七十一番)
本堂の左手に立つ鐘楼堂と経蔵?

 本堂内陣拝観の後は境内を散策。本堂左手には鐘楼が建ち、右手には池に続いて鎮守三社、

石段を上った奥に大師堂が建ちます。

『本堂内陣には秘仏の本尊薬師如来像、文明15年(1483年)の三重塔建立時に新たに彫刻された

大日如来座像はじめ諸仏が安置されているが、開山定恵(じょうえ)和尚像のみは大師堂(経堂)に安置されている。

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寛永21年(1644年)建立の鐘楼堂

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梵鐘近影

 大師堂は天正4年(1576年)に織田信長が建立、宗祖伝教大師最澄像が安置された。

しかし明治末の風水害で大破したため、大正2年(1913年)経堂として再建された。

現在、定恵和尚像・釈迦如来像・聖徳太子像が安置され、輪蔵には大蔵経四百拾八巻が収蔵されている。

 境内にある梅を始め、桜・躑躅・皐・紫陽花、そして紅葉などが季節になると寺を包み、

参詣者の霊場巡りに彩を添えている。

最近は参詣者に混じってハイキングや登山の途中に訪れる人も少なくない。

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本堂右手には観音正寺に続く石段が

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本堂縁側から見た池

 境内は裏山を削平しているので狭い印象を与えるが、山と庭の区別が付かない程の

自然味豊かな幽邃境である。本堂前の道を左へ進むと、安土城の搦手口へ出る。

また右手の石段は観音寺城の搦手口で、急坂の山道を辿ると、大夫殿の池、

観音寺城本丸跡を経て観音正寺に至ることが出来る。』 とあります。

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石卒塔婆越しに見る本堂

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天和元年(1681年)建立の鎮守三社

 桑実寺の見所は本堂とその内陣がメインで、その他は付け足しのような所があります。

そんな中で、大師堂に祀られているのは開山定恵和尚。藤原鎌足の長男で

唐より桑の種と蚕を持ち帰り、この地で養蚕を始めた事が山号寺号の由来になりました。

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「景清の背比べ石」 は名札だけで解説はなし

 言わば当寺に不可欠の人物ですが、本堂に祀られていないのは、恐らく仏ではないから。

その意味ではきちんと線引きをしていると言えます。

天智天皇の腹心であった鎌足の長男が僧籍にあるというのも不思議に思えますが、

当時の僧侶は最先端の技術を担う役割を持っており、彼に大いに期待した事が伺えます。

古代史上に大きな足跡を残したに違いありませんが、不幸にして夭折。

藤原氏の期待は次男の不比等に託される事になります。留学経験のない不比等でしたが、

後に遣唐使を復活させた事を思うと、兄定恵の路線を引き継いだと言えましょう。

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開山・定恵和尚像を祀る大師堂(経堂)

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大師堂駒札

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大師堂前面の向拝

 現在の近江は絹織物に縁が薄いですが、古代は大陸からの文化が日本海から

琵琶湖水運を利用して大和地方まで伝わった可能性も大。

絹の由緒は【ようさん】ありますが、山の名も繖山なのでほぼ確実と言えそうです。

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センサーのある観音正寺側の門を抜け観音正寺へ

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