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観音正寺 奥之院 (滋賀県近江八幡市安土町石寺) <観音正寺 其の肆>

2023.11.19(19:59) 1650

天楽岩と星の伝説(2022.12.3)

<コース>
【往路】JR大阪(7:30) → (快速) → JR安土(7:58)

JR安土駅 → 徒歩20分 → 桑實寺山門 → 徒歩20分 → 桑實寺 → 徒歩15分 → 観音寺城跡 → 徒歩10分 → 観音正寺 → 徒歩35分 → 石馬寺 → 徒歩10分 → 石馬寺(12:42) → (滋賀バス) → 能登川駅(14:50)

【復路】JR能登川(13:04) → (新快速) → JR大阪(16:13)

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繖山 観音正寺(天台宗系単立寺院 西国巡礼第三十二番札所) 奥之院

 観音正寺の開創に関して人魚伝説と並び伝えられるのが天女伝説で、

その場所と今に伝わるのが奥之院。

奥之院は仁王像を抜けた左手、駐車場へ向かう途中にあります。

『観音正寺の奥之院には巨岩が重なり、古代磐座信仰の跡が覗われ、

岩窟の奥深くには数体の石仏が陰刻されており、神秘感が漂っている。

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駐車場への道の左側に奥之院が見える

 この地を訪れた聖徳太子は繖山山頂に紫雲がたなびくのを見て、導かれるままに山頂へ向かうと、

そこに巨岩が現れその上で天人が舞うのを見た。この山が霊山である事を悟った太子は、

天人に導かれ巨岩が重なった岩室に籠って瞑想していると、太子の眼前にまた天照大神と春日明神が現れ、

「山上に湧く霊水で墨を摺り、千手観音の御姿を描くように」

とお告げを受けた。

太子がこれに従い墨を摺り、霊水の周りに立つ柳の枝で筆を作り千手観音像を描いた。

そして千手の御影を柳の枝に掛けると今度は釈迦如来と大日如来が現れ、

「繖山の霊木にて千手観音を刻みなさい。」との啓示を受けた。

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道より奥之院を見上げる

 これに従い太子は尊像を刻み巨岩の上に安置して国土安穏の祈りを捧げた。

この尊像を納めるために堂宇が建てられたのが観音正寺となった。

これが今に伝わる天楽岩の伝説である。

 天楽岩のある地域は繖山の中心的な聖地となり奥之院と呼ばれた。

そこには生命の営みを象徴する男岩・女岩があり、その中央にある石段が

天楽岩へと続いている。奥之院には当山の出家者か修行僧しか入る事を許さていない。

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下から見上げた天楽岩

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天楽岩解説

 奥之院の磐座内部には、太子が繖山で山籠した折に、天上に北極星と北斗七星が

一際輝いているのを見て描いたとされる北天の中心の星・北極星を仏の姿として表現した

妙見菩薩(尊星王菩薩)とその他の四仏、併せて五仏の姿が描かれている。

太子は自ら厄難を除くためにこの五仏を描いたとされる。

当山には北斗七星を祈る尊星王法が伝承されており、毎年二月の節分にはその法要が厳修されている。

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五仏が描かれたとされる巨岩 (説明板より)

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星の伝説

 これらの伝説は1400年に亘って伝えられてきた。人魚伝説・星の伝説からは「厄難除け」、

男岩・女岩の巨岩や天人に太子が導かれた事は 「縁結び」 の利益が伝わる。』 とあります。

 人魚・天女といいギョとする逸話ですが、天女の有無はさて置き、

山頂の巨石の磐座信仰から当寺が起こったとするのはごく自然な成り行きと言えます。

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巨岩の内側に描かれた五仏

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伝説

 さて最後に奥之院参拝と行く積りでしたが、受付で伺うと

受付 ; 「今は落石等で危険な状態なので、一般の方は入れません。」

との返事。

 参道から見上げると、確かに急斜面の上には大きな岩が垣間見えたので、

磐座信仰があったと確信できましたが登攀は断念。我ながら適切な判断だったと思います。

無理に登ったら天楽岩から【転落】岩になるところでした。

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受付で拝受した奥之院御朱印

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