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石馬寺 本堂と諸仏 (滋賀県東近江市五個荘石馬寺町) <石馬寺 其の弐>

2023.11.21(21:32) 1652

新たな御堂に古い仏(2022.12.3)

<コース>
【往路】JR大阪(7:30) → (快速) → JR安土(7:58)

JR安土駅 → 徒歩20分 → 桑實寺山門 → 徒歩20分 → 桑實寺 → 徒歩15分 → 観音寺城跡 → 徒歩10分 → 観音正寺 → 徒歩35分 → 石馬寺 → 徒歩10分 → 石馬寺(12:42) → (滋賀バス) → 能登川駅(14:50)

【復路】JR能登川(13:04) → (新快速) → JR大阪(16:13)

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御都繖山 石馬禅寺(臨済宗妙心寺派 聖徳太子霊蹟第三十六番札所 びわ湖百八霊場第六十九番)  本堂

 参道を上り切った後は、庫裏で拝観受付を済ませ本堂内陣へ。

受付に置かれたパンフには「聖徳太子1400年御遠忌 石馬寺秘仏御本尊特別大開帳」とあったので、

ここも秘仏公開か!と期待しましたが、これは令和5年の6月と10月とまだ先の話。

しかし前もって情報を得られた事で、秘仏参拝の可能性ができました。

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特別大開帳のパンフ

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始終苦坂の先、白壁の向こうに建つ鐘楼

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入口から見た境内
本堂(中央)と宝物殿(右)

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由緒記の駒札

 御都繖山石馬禅寺(ぎょとさんざんいしばぜんじ)は、

『聖徳太子の建立以後、法相宗、天台宗と転宗し、近江源氏である佐々木氏の篤く帰依する所となった。

しかし永禄11年(1568年)、織田信長の上洛に抵抗した佐々木(六角)承禎との戦いに拠る戦禍を受け、

伽藍や院坊が悉く焼失。昔日の壮観を見る事は出来なくなった。

更に豊臣秀吉が天下を取ると、寺領及び山林を没収され、山主や僧徒は退散を命じられた。

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正面より見た本堂

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300年の歴史を持つ由緒ある建造物

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正面に見える入口から本堂内陣へ参拝
但し、重文の諸仏は宝物殿に安置。

 慶長8年(1603年)、徳川家康に拠り石馬寺が復興。寛永11年(1634年)、三代将軍家光の上洛に当り、

旧神埼郡能登川町に造営された御茶屋御殿(伊庭御殿)を移築し大方丈とした。これが旧本堂である。

更に正保元年(1644年)11月、奥州松島の瑞巌寺の雲居希膺(うんごきよう)を中興祖として招き、

臨済宗妙心寺派寺院として今に至る。

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諸仏を拝みに宝物殿へ

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宝物殿に安置されている諸仏
撮影禁止のため説明書より引用。

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入山時に頂いた説明書

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石馬寺御朱印 (平成5年拝受分)

 300年の歴史を持つ本堂は、内陣に秘仏である御本尊・十一面千手観世音菩薩、

中興祖である雲居国師像、聖徳太子像が安置されている。他に重要文化財である

丈六の木造阿弥陀如来坐像・三面六臂の大威徳明王牛上像・木造二天王立像は平安時代の古仏。

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本堂の奥にひっそりと建つ行者堂

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本堂左手の紅葉と地面を覆う散紅葉
階段の奥は墓地に続く。

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紅葉の中に建つ石馬のお不動さん

 役行者大菩薩腰掛像及び同上脇立前鬼後鬼像は寄木造で鎌倉時代の作。

特に前者は頬骨の出た顔や肋骨が露わな胸など、老人の姿を写実的に表現した作品で、

鎌倉時代に遡る行者像として貴重である。これらは全て本堂横の宝物館に移されている。』

とあります。

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本堂奥にある阿弥陀石仏

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本堂周りの散紅葉

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十三重ではなく五重の石塔

 聖徳太子所縁の古刹も戦国の戦乱は逃れることはできなかったようで、

本堂はその後、移築されたもの。中興には瑞巌寺の雲居禅師の尽力がありましたが、

これは瓦屋禅寺同様この地に仙台藩の飛び地があったためでしょう。

子弟揃って太子の古刹の復興に関わったことになります。

その代り、祀られている仏像群は平安鎌倉期の古仏で8体が国の重要文化財に指定されています。

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宝物殿前からの境内眺望

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鐘楼全景

 千年以上の古刹で焼失を逃れえた寺院は僅かですが、そんな時でも御本尊を必死に守ろうとした人々が居た訳で、

寺院を巡礼するのは、そんな信仰を守り切った人に対する畏敬の念に由来する事が多いと感じます。

昨今、火事の危険は減りましたが、代わりに盗難を警戒しなければならないとは、情けない話ではありますが…。

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近江上人家訓 「三方よし」 の祖・中村治兵衛 を祀る

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治兵衛供養塔

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散紅葉に囲まれた石仏群

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