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興国寺 天狗堂 (和歌山県日高郡由良町門前) <興国寺 其の肆>

2023.11.26(18:35) 1657

天狗論考(2022.12.13)

<コース> 冬の青春18きっぷ
【往路】JR天王寺(6:13) → (紀州路快速) → JR和歌山(7:22→7:24) → JR紀伊由良(8:20)

紀伊由良駅 → 徒歩15分 → 錦花堂・由良〒 → 徒歩30分 → 興国寺

【復路】JR紀伊由良(11:17) → (きのくに線) → JR海南(11:57) → 海南駅前(12:08) → (紀伊バス) → 琴の浦(12:15) → 徒歩10分 → 毛見〒 → 徒歩5分 → 競技場前(12:46) → (紀伊バス) → 紀三井寺(12:52) → 徒歩5分 → JR紀三井寺(13:02) → (きのくに線) → JR和歌山(13:09→13:15) → (紀州路快速) → JR大阪(14:43)

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鷲峰山 興国寺(臨済宗妙心寺派 紀伊之国十三仏霊場第八番)

 興国寺の堂宇で唯一内陣拝観ができるのが天狗堂。

法堂の左側に続く階段を上った先に「天狗堂」の扁額が掛かります。

『法堂の左奥の階段の先には天狗堂が建つが、これは当寺に伝わる天狗伝説に拠るもの。

戦災に遭い困難を極めていた時に、赤城山の天狗が一夜にして七堂伽藍を建立したと伝わり、

堂内には高さ2.4m、幅2.7mの大天狗の面が奉られている。

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法堂の左手にある階段を上る

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天狗堂への階段

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階段途中から法堂を振り返る
右手に建つのは納骨堂。

 その手前には亀の甲羅に似た石が安置されており、天狗命根石(てんぐめいこんせき)と命名。

地球創成期に地殻から噴出した火山岩で内部に数億年前の水を蓄えている貴石である。

 また天狗の背に乗せられた興国寺の使僧が降りたとされる伝説の杉が境内にあり、

樹齢500年を越える天狗杉として知られる。

当寺では伝説に因み毎年成人の日に天狗祭を開催している。』 とあります。

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階段の正面に建つ天狗堂

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「天狗堂」 の扁額

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横から見た天狗堂

 超人的な天狗に加え、超自然現象の石を展示したパワースポットとも言うべき場所です。

天狗に纏わる寺社は高尾山・鞍馬山・迦葉山・大雄山と全国に多く存在しており、

各地に天狗伝説があった証拠でもあります。紀州の博物学者・南方熊楠も天狗に関する論考があります。

 そこで気になるのは天狗の正体。高尾山ではムササビと捉える説もあるとか。

天狗には大天狗と烏天狗と二種類で、前者が高身長・赤面・鼻が高い、

後者は小さく・黒面・嘴を持つというのが特徴。

人間界とは違う異形の物ですが、前者は白人の特徴に似ています。

すると後者は黒人となりそうですが、小柄な体格や素早い行動には似た点もあります。

古代に来朝した人々の強烈な印象ですが、そこにどれほどの真実が含まれているのか?

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天狗堂内陣

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正面より見た天狗面

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大天狗近影

 白人はヨーロッパ、黒人はアフリカというのが今日の連想ですが、

古代でそこまで遠方から来朝するのは困難。

そこで白人をソグド人(中国書の粟特人)、黒人をコンロン人(中国書の崑崙奴)

と置き換えるとどうでしょうか?

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天狗面の手前に置かれている天狗命根石

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亀の甲羅に似た天狗命根石

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石の解説

 ソグド人はシルクロードで活躍した中央アジア出身の商人、

コンロン人は南洋出身の中国で召使として重宝された人達。

シルクロードの終着点と言われる日本に彼等が居た可能性は十分在り得る話。

今に伝わる雅楽面は彼らの風貌を写したとも言われる位ですから。

 勿論、天狗伝説の残る各地に彼等が滞在したとは考えにくいですが、

「超人的な功績のあった人物に古代の異形の人々を結びつけたのではないか」、

というのが私の考えです。

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興国寺御朱印 (天狗堂)


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山門脇に聳える天狗杉

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