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古知谷阿弥陀寺 古知谷のカエデ (京都市左京区大原古知平) <阿弥陀寺 其の弐>

2023.12.08(20:22) 1666

大原に映える高雄カエデ(2023.11.26)

<コース> 京阪特急は10分間隔、京都バスは30分間隔で運行
淀屋橋 → (京阪特急) → 出町柳 → (京都バス) → 大原 → (徒歩25分) → 阿弥陀寺

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光明山 法国院 阿弥陀寺(浄土宗)

 山門を過ぎると杉木立に囲まれた坂を暫く上りますが、10分程歩いて高い石垣が見えたら目指す寺院。

左手には渓流が流れ「実相の滝」が眼前に。開創は江戸初期と比較的新しいですが、

この滝があることが、ここを寺に選んだ大きな理由に思えます。

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山門を後に参道を往く

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直ぐに門が出現、ここからは上り坂

『往時とは異なり、六町下の若狭街道(通称;鯖街道)には終日自動車の往来が激しいが、

当寺境内は、開山上人が独坐幽棲の地として選ばれた当時の霊域の趣は損なわれていない。

亭々と聳える老樹が全山を覆っているが、殊に当山の紅葉は有名で、

高雄・嵐山と並び、洛北に秋を告げる名木として有名である。

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途中に建つ阿弥陀様の石像と南無阿弥陀仏と彫られた石碑

 参道南側にある樹齢800年の天然記念物の老木を中心に、

三百近いカエデが江戸時代から古知谷の秋を彩っている。

寺の言い伝えに拠れば、このカエデは開山当時、既に老木であったと言う。

このカエデはタカオカエデ、別名イロハカエデとも呼ばれ、本州では福島県以西、

四国、九州の山の谷間によく見られる落葉高木で、春の若葉、秋の紅葉は特に美しい。

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漸く伽藍の見える場所へ

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「禁葷辛酒肉」 と彫られた石碑
禁じるのは修行中の僧侶の欲望を抑えるためだとか。

 阿弥陀寺周辺の古知谷は紅葉の名所として知られるが、このカエデは数あるカエデの中でも

最大のもので、幹に多数の支根が絡みつく特異な形状と併せて古木の風格を感じさせる。

昭和58年(1983年)6月1日には京都市指定天然記念物に指定された。

 冬になると葉の落ちた小枝に雪が降り積もり、その情景は別世界の趣があるが参拝するには少し厳しい。

四月下旬頃より芽を吹き出した新緑の清々しさを求めて、拝観の人々は山内を上るが、

当時の静寂さは失われる事はない。』 とあります。

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紅葉の奥に聳える伽藍

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苔生した石垣と散紅葉

 紅葉の名刹・阿弥陀寺とされるのがここの紅葉。説明にあるように山の谷間に生えています。

タカオカエデという名は京都の紅葉の名所・高雄に由来するのでしょうが、

特定の寺院の名で呼ぶのが憚られるので、イロハカエデの別名があるのでしょうか?

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渓流と苔生した岩

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本堂方面を望むとこのような紅葉が

 阿弥陀寺は本堂を始め堂宇の内部拝観が有料(¥500)で、階段からカエデを見るだけなら無料。

尤もここまで来て¥500をケチって堂内拝観しない人が居るとは思えませんでしたが、

参拝者の邪魔にならないよう注意書きがあったので、意外とそんな人も多いようです。

 受付で入山料を払った際に、

私 ; 「天然記念物のカエデはどの樹でしょう?」

住職 ; 「残念ながら今年の5月に枯死してしまいまして…。」

との事。僅かの差でしたが、かなりの老木だったでしょうから天寿を全うしたと言えるでしょう。

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渓流に沿って石段を上る

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これが 「実相の滝」

 通常、カエデは漢字で楓と書きますが、「そのような悪例は即刻止めるべきだ。」 と

過激とも言える発言をしているのは、誰あろう牧野富太郎。

著書 『植物一日一題』からの引用ですが、その意味する所は

「楓で書かれる植物名は中国語で、それが指している植物は日本語のカエデとは分類上の別種である。」。

このような例はカエデに限らず、サクラ、スミレやハギにも当て嵌まるそうで、

まさに快刀【らんまん】を断つという明快なものでした。

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