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神門寺 境内の諸堂 (島根県出雲市塩冶町) <神門寺 其の弐>

2024.02.02(19:53) 1719

堂々と墓碑巡り!(2023.11.4)

<コース>
【往路】JR米子(6:05) → JR出雲市(7:20)

駅東駐輪場 → (レンタサイクル20分) → 勝定寺 → (レンタサイクル5分) → 馬木不動尊 → (レンタサイクル10分) → 神門寺 → (レンタサイクル5分) → JR出雲市(10:37)

【復路】JR出雲市(10:37) → JR松江(11:25→12:25) → JR米子(13:06→14:45) → (高速バス) → 大阪梅田(18:35)

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天應山 神門寺(浄土宗 中国観音霊場第二十三番札所)

 本堂は閉鎖中のため外陣から参拝しましたが、御本尊は阿弥陀如来なので中国霊場の御本尊とは別。

神門(かんど)寺の霊場の御本尊は観音堂(かんのんどう)に鎮座されているので、お参りすべく境内を巡ることに。

『手前に建つのは弘法大師堂、当山三世が弘法大師であったので、ここは「出雲西国壱番」の札所となっている。

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大銀杏の根元にひっそりと建つのが大師堂

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弘法大師堂近影

 それに続くのが観音堂。この御堂には秘仏十一面観世音菩薩像が安置されているが、

平安朝初期の慈覚大師円仁の御作ではないかと言われており、

その威厳のある優しさには限りない大慈大悲の御心が感じられる。

 かつては上朝山にあった当山末寺岩根寺に祀られていたもので、御詠歌の

・岩根共 心の内は 知られまし 唯御仏を 頼むばかりぞ

と共に、古来当地方の人々の信心篤く、出雲札所五番の観音様として親しまれてきた。

近年は中国観音霊場二十三番札所として遠方からの参詣者も多い。

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本堂の向拝下より観音堂を望む

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中国観音霊場第二十三番札所の観音堂

 また当山には著名人の墓があることでも知られる。山門を入って左側の五輪塔は

南北朝の頃、出雲国主であった塩冶判官高貞の墓と伝える。

彼は出雲・隠岐両国の守護で、初め南朝方に味方したが、後に足利氏に従う。

やがてまた南朝方に通じたという事で追討を受け、宍道町まで帰ったところで自刃した。

これはその墳墓と言われる。この他、塩冶氏一族の墓と言われる宝篋印塔が本堂の西に多数存在する。

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塩冶判官高貞の墓とされる五輪塔

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本堂の奥、西側にある佐々木・塩冶一族の墓

 山門を入って右側には塩冶開学の祖・伊藤宜堂(ぎどう)の墓と顕彰碑が建つ。

宜堂は通称俊蔵、寛政4年鳥取県日野郡江尾宿の生まれ。江戸に出て14年間研学に努め、

帰郷後、米子その他で塾を開き諸生を教えたが、天保6年出雲神門郡上塩冶村に有隣塾を開き、

28年に亘って近隣町村の子弟を教育した。多くの門弟を養成し明治7年、郷里にて没した。

 幕末から明治初年にかけての山陰屈指の儒者であり、門人達が生前碑石を神門寺境内に用意し、

没後爪髪をその下に埋めて墓碑とした。顕彰碑の碑文は三島中州の撰である。』 とあります。

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伊藤宜堂の墓と顕彰碑

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著名人の墓の案内板

 由緒記では観音様は元、末寺に祀られていたものを当寺に集約したようなものですが、

御本尊に比べ由緒が古く、人々の信仰が篤かった事が札所になった理由のようです。

 境内には著名人の墓が多く残りますが、印象に残ったのが守護塩冶氏。

南北朝の動乱で帰趨を誤ったために衰退という数奇な運命を辿りますが、

現在も当寺の字に名が残っている事などから、この一帯を含め

かなりの範囲を勢力下に置いていたように思います。

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天正年間建立の鐘楼

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本堂右手にある寺務所(庫裏)

 民衆の受けも良かったのでしょうか、続く尼子・毛利の名が残っていないのと対照的。

単に治世が長いから後世に名が残るものではないようです。

家が滅んでは元も子もありませんが、「それで、ええんやないか!」 と泉下の一族の声が聞こえそうです。

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神門寺由緒記

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中国観音霊場御朱印と御札

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