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富貴寺 国宝大堂 (大分県豊後高田市田染字蕗) <富貴寺 其の弐>

2024.02.16(20:19) 1732

最古の木造建築は最高!(2023.12.2)

<コース>
【往路】JR大分(8:00) → JR宇佐(8:50)

(国東半島ツアーバス) 宇佐駅前(10:15) → 宇佐神宮(滞在50分) → 富貴寺・昼食(滞在60分) → 真木大堂(滞在20分) → 熊野摩崖仏(滞在55分) → 財前墓地(車窓見学) → 両子寺(35分) → 大分空港(16:00) → 別府駅東口(17:05) → 大分駅前北口(17:30)

【復路】大分駅前(20:20) → (近鉄高速バス) → 大阪駅前(7:20)

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蓮華山 富貴寺(天台宗 六郷満山霊場第四番特別札所)  国宝・大堂

 御朱印拝受後は、修復中の本堂の裏手を抜けて阿弥陀堂で皆と合流。

堂内では御住職の解説が始まったばかりでした。

『国宝・大堂は西国唯一の阿弥陀堂で九州最古の和様建造物。

宇治平等院鳳凰堂・奥州平泉中尊寺金色堂と並ぶ日本三大阿弥陀堂の一つである。

内陣中央には本尊の重文阿弥陀如来坐像が安置され、

堂内の壁画は平安三壁画の一つに数えられる。

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左より紅葉を背景にした大堂

富貴寺大堂は平安後期、浄土思想阿弥陀信仰全盛期の建立で、総素木(榧)造りである。

柱の間が三つと四つの三間四間の建物で、周囲に廻縁(まわりえん)がある。

大面取りの方柱に舟肘木をのせ、その上に単層宝形造りの屋根を載せ、行基瓦葺二重繁垂木になっている。

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阿弥陀堂らしさが感じられる正面

 簡素な形、優美な屋根の線がどっしりとした安定感を与えている。

内部は板敷で四天柱で内陣が区切られ、阿弥陀如来像が安置されている。

須弥壇の格狭間の線はふっくらと優しい形をしており、小組格天井は端正である。

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右から銀杏越しに見る

 戦国末期の天正年間(1573~1592年)、キリシタン大名であった大友宗麟の時代に

多くの仏教寺院が破壊されたが、富貴寺大堂は難を免れ、平安時代の阿弥陀堂の姿を今に伝えている。

大堂はこれまで四度の大修理が加えられ、文和2年(1353年)の墨書のある棟木の一部が残る。

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大堂前面から見る紅葉と石像群

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大堂前面の垂木と廻縁

現在のものは昭和23年(1948年)から25年に大修理されたもので、昭和40年には行基葺に改修された。

大堂は明治40年(1907年)に特別保護建造物に指定され、昭和27年以降は国宝として保護されている。

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大堂への入口は左右に一ヵ所ずつあり、こちらは右側入口

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後方から見た左側入口

 大堂本尊の阿弥陀如来坐像は大正7年に国宝に、戦後の昭和25年に重要文化財に指定されている。

高さ85㎝の榧材寄木造り、螺髪で二重円光(後補)を背負う。

蓮華座の上に結跏趺坐し、上品上生の印を結んでいる。

現在は素木であるが、当初は華麗な漆箔像であったようで螺髪にその痕跡が見られる。

伏し目がち、半開の眼差し、ふくよかな相貌をしており、藤原時代末期の作と推定されている。

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宇佐駅前で見た富貴寺の看板
実際はこのように前扉を開放することはないのだそう。

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重文・阿弥陀如来坐像 (説明書より)

 堂内には阿弥陀三尊像が安置され、阿弥陀如来坐像は高さ88㎝、

観世音菩薩と勢至菩薩は共に立像で103㎝、藤原時代末期の秀作で

平成14年の修復を経て、現在は県指定有形文化財となっている。』 とあります。

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本堂安置の阿弥陀三尊像 (説明書より)

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大堂内部 (説明書より)
写真は御本尊のみだが実際には阿弥陀三尊像が御本尊の前に安置されている。

 日本三大阿弥陀堂とされる平等院、中尊寺の二寺に比べると、規模と豪華絢爛さでは劣るものの

奈良京都を除けば西日本最古の木造建築で、今回のツアーの目玉なのも当然といえます。

紅葉に囲まれた境内にどっしりと建つ堂宇には、単なる大きさ・豪華さでは表せない風格さえ感じます。

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左側入口から裏山を見る

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左側から見た大堂

 堂内では御住職の解説を聞くことができたのはツアーの特権。

平安時代の建造ばかりが強調されますが、後世の修復もあって

板の色調や表面の仕上げ状態で違いが分かるのだそう。

加えて仏像の手を丸めているのが阿弥陀様の特徴とか。

こう言った内容は、現地でしか聞けない貴重なものと言えます。

参拝者としてはできれば解説書に記載して貰えるのが理想ですが、

まさか【言質】を取られるのを警戒していたとも思えませんが…。

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入山時に頂いた解説書

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富貴寺御朱印  (六郷満山第四番札所)
梵字は阿弥陀三尊を表している。

[参考書]

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