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中将姫寺(和歌山県有田市) 中将姫所縁の寺の御朱印

2019.09.15(22:03) 409

天平版白雪姫の話(2019.9.10)

<コース>
【往路】JR天王寺(6:45) → JR箕島(8:38) → 徒歩5分 → 文化福祉センター → レンタサイクル10分 → 浄妙寺 → レンタサイクル25分 → 得生寺 → レンタサイクル20分 → 宗祇旧跡 → JR箕島(13:04)

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雲雀山 得生寺(西山浄土宗)

 浄妙寺参拝の後は、有田川沿いを遡って宮原にある古刹へ。

雲雀山得生寺(ひばりさんとくしょうじ)は中将姫所縁の寺。伝説に拠れば、

『姫は天平19年(747年)、右大臣藤原豊成を父とし、紫の前を母として生まれた。

母親が大和長谷観音に願掛けをして授かったと言われる。

才能に恵まれ中将の位を授かるが5歳にて母と死別。継母に憎まれ、父親不在の隙に都を追われ紀伊の雲雀山に捨てられる。

そこに追手の伊藤春時が差し向けられたが、春時は姫の徳に感化され殺害を断念。

後に春時夫婦は剃髪して得生、妙生尼と名を改めて、雲雀山に草庵を結び姫を養育した。

姫は15歳の時に雲雀山で父豊成と再会を果たし、都に戻り當麻寺にて出家。29歳にて大往生を遂げられた。』

とあります。

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国道42号に建つ案内板

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得生寺入口

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参道正面に見えるのは中将姫を祀った開山堂

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駐車場から境内を見る

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参道にある由来記

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境内にある犬養孝揮の万葉集の歌碑
「足代過ぎて 糸鹿の山の 櫻花 散らずあらなむ 帰り来るまで」

 當麻寺でも述べたように豊成は実在の人物ですが、姫は多分に伝説的な人。

それに近い話があったのを仏教的に脚色したのではないでしょうか?

 寺号は春時の法名由来ですが、承平の頃、光勝大徳が中興した際に安養院の号を改め雲雀山得生寺としたと伝わります。

 その後、恵心僧都源信も訪れて千体仏を刻み、享徳の頃に明秀上人による中興を経て浄土宗になりました。

 中将姫の関係から大和の當麻寺との縁もあったのでしょう。

當麻寺は練供養が有名ですが、得生寺も5月14日に大会式が開催され仏面を付けた人が開山堂から玄関まで橋上を歩みます。

この地区では、若い娘たちが着飾って参加するのが習わしで、見合いも兼ねていたとか。

中将姫は薄幸の生涯でしたが、後世の人の幸せの橋渡しになっている事で喜んで居られるのではないでしょうか?

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境内全景

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庫裏(寺務所)

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阿弥陀如来を祀る本堂

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本堂前から開山堂を見る

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開山堂正面

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開山堂に祀られている三像
十五歳の中将姫(中央)、妙生(左)、得生(右)

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開山堂横から続く朱塗りの欄干
命日の五月十四日の中将姫大会(だいえ)式でこの上を行列が歩む。

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欄干越しに本堂を見る

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得生寺由来記

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得生寺御朱印

 寺のすぐ横は熊野古道が通り糸我(いとが)王子社もありましたが、驚いたのは糸我稲荷神社。

由緒記に拠れば孝徳天皇の白雉3年の創建。和銅年間創建の伏見稲荷よりも更に60年も古く「本朝最初稲荷」となっています。

なにがしかの【意図が】あるようにも思えますが、都から離れた場所に本朝初があるとは!

これが【ほんちょう】ならば事実は小説よりも【いなり】です。

 その後は有田川町にある宗祇旧跡まで。

連歌師飯尾宗祇の足跡はあちこちで見ましたが、まさか紀州の有田川出身とは初耳でした。

紀州は古代より人材も多く輩出していますが、紀州を離れて活躍した人が多いと思うのは気のせいでしょうか?

温暖であることに加え、海と山の産物と温泉もあって住むには適した場所ですが、

安楽な場所では人間は大成しないという事なのかとふと思った次第です。

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糸我稲荷神社境内と天然記念物の楠

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熊野詣で使用された輿
稲荷神社横の熊野古道歴史民俗資料館に展示。

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国道42号から見える雲雀山
中将姫が捨てられたと伝わる。

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宗祇屋敷跡
有田川町のミカン畑の横にある。

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宗祇法師誕生の井戸

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屋敷跡にある宗祇の詠

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有田川町マンホール蓋

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有田川町マンホールカード    配布場所は吉備浄化センター 水ホタル

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吉備郵便局 ; 宗祇法師屋敷跡

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