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円覚寺 佛日庵(神奈川県鎌倉市) 執権北条時宗の眠る塔頭の御朱印

2019.09.28(22:56) 425

元寇に生涯を捧げた北条時宗(2017.9.24)

<コース>
JR北鎌倉 → 徒歩3分 → 円覚寺

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瑞鹿山 円覚興聖禅寺 佛日庵(臨済宗円覚寺派 塔頭寺院)

お彼岸最終日、遠隔地はきついので近隣の鎌倉へ。

鎌倉五山第二位の円覚寺は元寇の死者を弔うために八代執権北条時宗が建長寺の無学祖元を招き弘安5年(1282年)に建立。

弘安の役の年ですが、時宗は二年後に死去。円覚寺に葬られますが、その廟所が塔頭の佛日庵となりました。

後の9代執権貞時、14代執権高時もここに合葬されます。二人は時宗の子と孫で北条得宗家。

他にいくらでも場所はあったでしょうに、わざわざ同じ塔頭に入ったのは、それだけ時宗の功績を評価しての事だったのでしょう。

平均寿命が短いとはいえ、34歳は如何にも早い。

有史以来の国難に向かったので心身ともに疲労困憊だったに違いありません。

まるで元寇のために生まれてきたような走馬灯の様な生涯でした。

 元寇では神風が強調されがちですが、国内の世論をほぼ統一させ外敵に当たったのが一番の勝因でしょう。

無敵と言われたモンゴルも爪哇・越南・埃及では敗退、事前の内部切り崩しが功を成さなかった例ですね。

700年以上前の話ですが、今の困難な御時世にも当て嵌まるのではないかと、過去の英霊の前で思ったお彼岸ではありました。

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佛日庵入口

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北条時宗の廟所・開基廟
文化8年(1811年)の改築。十一面観音と時宗・貞時・高時の木像を安置する。

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開基廟の屋根裏部分

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佛日庵の苔庭

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林家木久蔵師匠の作庭
拉麺だけではなく作庭もできるとは!

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庭で見た紫式部

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開基廟のしおり

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佛日庵御朱印

佛日庵参拝の後は境内を一巡。

向かいの岸壁にある白鹿洞は開山の日に白鹿の大群が現れ祖元の説話を聞いたとか。

【そげん】な事があるのかと思いますが、山号の瑞鹿山(ずいろくさん)はこれに由来するのでしょうね。

因みに寺号は寺の起工の時に地中から円覚経が出土した事が由来。

どちらも偶々出てきたものが名前になった訳ですが、出て来なかった場合はどのような名を付けたのか興味をそそられます。

続いて未訪の高台へ。以前に見た番組で高台にある甘味処を紹介していたという不純な動機ですが、行って見ると店はなし。

その代わり塔頭龍隠庵から方丈他の全景を始めて見渡すことが出来、足を運んだ甲斐がありました。

北条氏家紋「三つ鱗」は龍の鱗を表わしたもの。円覚寺には龍の名の付く塔頭が多いのもそのためでしょう。

円覚寺訪問は4度目ですが今回はゆっくり回ったがために様々な新発見があり、まさに眼から鱗でした。

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佛日庵の向かいにある白鹿洞(はくろくどう)

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塔頭龍隠庵から方丈他を望む

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円覚寺方丈横の彼岸花

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円覚寺唐門の彫刻
東洋の龍は翼がないが、ここは持っている。ドラゴンと言った感じ。

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大方丈への唐門
天保10年(1839年)再建の向唐門。

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円覚寺方丈と庭園
本来は住職の居間であるが、今は多目的に使用されている。

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方丈廊下より見た心字池を中心とする禅宗式庭園

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白い彼岸花

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天井の龍画

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国宝・円覚寺舎利殿
唐様の代表的建造物として教科書にも載っているが、この日は拝観していないので外観のみ。

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円覚寺説明書と拝観券

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円覚寺御朱印

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鎌倉市 トラックバック(-) | コメント(2) | [EDIT]
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コメント
驚きました。
鎌倉が近場と聞き、びっくりです@@!私は和辻様はてっきり関西(滋賀?)の」かたとばかり思っていたのです。でも、関東のかただったんですか@@!?

円覚寺は、牡丹の寺でも有名ですね^^
でも今はどうなのでしょう。羽をしょったドラゴンボール目当ての若い人でいっぱいだったり?時代と共に売れ筋(?)のものをアピールしていくのも寺を存続させる一厘なのかもしれないと思いました。

本当に、見れば見るほどユニークな龍ですね!
対フビライの英雄たちは鹿や龍にあやかったのでしょうか。
瑞鹿山、白鹿洞、と鹿づくめですね。^^やはりここはただものでない聖地なのではいでしょうか。
【2019/09/29 00:18】 | MIUMIU 美雨 #- | [edit]
美雨様

今日は!

誤解を招くような投稿で申し訳ありません。
私の Blog は今までの巡歴記録を季節的にアップしているので、リアルタイムではないのです。

実は昨年まで横浜市に3年間単身赴任しており、鎌倉はすぐ近くでした。
Blog を始めるに当たり、その時に訪れた鎌倉・坂東・秩父の札所が三本柱になっています。

私は関西生まれの関西育ちなので、奈良・京都には小さい頃から親しんでいました。
関東に赴任する前は、関東の歴史は浅いという印象でしたが、実際に訪れて見ると
人々の悲喜こもごもが重なった場所が多くあり、考えを改めました。

特に鎌倉がそうで、切通しに囲まれた小さな場所に精霊が漂っている感じでした。
関西に返って2年目ですが、また行きたいと思うようになりました。



【2019/09/29 10:01】 | 和辻鉄丈 #- | [edit]
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