<コース>
JR横浜 → JR鎌倉 → (京浜急行バス 鎌倉23・24) → 浄明寺 → 浄妙寺

稲荷山浄妙広利禅寺(臨済宗建長寺派 鎌倉五山第五位)
報国寺続いて筋向いにある浄妙寺へ。寺名は浄妙寺で、地名は浄明寺と表記が異なりますが、
これは五山の格式に敬意を表したためで京都などでよくあるパターン。
重ねて京都にも敬意を表したと言えるでしょう。
稲荷山浄妙広利禅寺(とうかさんじょうみょうこうりぜんじ)は、
『源頼朝の家臣であった足利義兼が開基となり文治4年(1188年)に創建、
開山は退耕行勇で極楽寺という名の真言密教寺院であった。
義兼の子の義氏の時に蘭渓道隆の弟子の月峯了然が住職となり臨済宗に改宗、寺号も浄妙寺となった。
足利尊氏の父貞氏はここの中興の祖とされ死後、ここに葬られ浄妙寺殿と呼ばれた。
足利義満が五山の制を定めた頃は、七堂伽藍を備えた巨刹であったが、その後、衰退し、
現在の建物は宝暦6年(1756年)以降の再建である。』
となっています。
足利氏所縁の五山ですが、ここも戦乱を免れることはできませんでした。
寺域は広いですが、それが却って戦災を受けることになったとも言えます。
禅寺らしく簡素な造り、平成3年に復元された庭園「喜泉庵」もあって抹茶も楽しめますが境内には人は疎らでした。

本堂
寄棟造、銅板葺で方丈形式の六間取り。江戸中期の再建だが、室町期の材も一部用いられている。

浄妙寺境内にある茶室、喜泉庵
天正時代にあったものを平成3年復興。杉苔を主体とした枯山水の庭を見ながら、お菓子+抹茶が頂ける(¥600~1000)
奥には水琴窟も。

浄妙寺 略記

浄妙寺御朱印
丁度お昼時に、浄明寺境内に洒落た洋館を発見。
明治の廃仏毀釈時に貴族院議員の方がドイツ人に設計を頼んで建設したもの。
その後、元に帰属して浄明寺が経営する珍しいレストランとなります。
といっても精進料理ではなく、自家製パンが目玉の西洋料理、ここでも洋館見学となりました。
境内奥にある「石窯ガーデンテラス」というその店に行くと、打って変わった人出。
石窯で焼いたパンと、テラスでの食事が人気の店です。今日は寒いので殆どの人が屋内で食事でした。
11月末からはマントルピースで薪を燃やす風情も味わえるとか。年齢を問わず女性客が多いのが特徴でした。
この辺りは食事処も少ないので重宝されるのかもしれませんが、
禅宗の境内で洋食というギャップに惹かれる所もあるのでしょう。嬉しい【五山】と言えますね。

浄妙寺境内にある石窯ガーデンテラス
寺院が経営する珍しいレストラン。

石窯ガーデンテラスのテラス席
今日は寒いので、殆どの人が屋内で食事。

昼食
パンは自家製石窯焼き(残ったパンは持ち帰り可)、スープはサツマイモ。

これはメインディッシュ
パンにソースを付けたら絶品であった。
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