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高槻観音(大阪府高槻市) 街中にある古刹の札所

2019.12.14(20:49) 506

下部山から本山に行き安岡へ(2019.12.3)

<コース>
JR大阪 → JR高槻 → 高槻駅北 → 市営バス18分 → 神峰山口 → 徒歩10分 → 神峰山寺 → 徒歩45分 → 本山寺 → 徒歩45分 → 神峰山口 → 市営バス9分 → 浦堂 → 徒歩8分 → 安岡寺 → 浦堂 → 市営バス15分 → 高槻駅北 → JR高槻 → JR大阪

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南山 般若院 安岡寺(天台宗 新西国三十三ヵ所客番札所)

 本山寺参拝に続いて、かつて住職が隠居所としていた安岡寺へ。

神峯山寺、本山寺への最寄りのバス停は30分毎の運転でしたが、

安岡寺への最寄りのバス停は頻発。

それだけ街中にある訳ですが、バス停を降りて寺に向かうとこれが結構な上り坂。

坂を上った山の中腹にある境内からは市内を見渡すことができました。

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寺標の後方に勧進掛がある

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総門

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総門前の本尊御詠歌
・如意の輪は 願いのままに めぐり来て 身を安岡の 寺におかばや

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本堂へと続く長い石段
左は個人所有の竹林、右は新たに分譲を始めた墓地。

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石段上から総門を見返る
左下が御住職のお住まい。

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境内から市内を見渡す

 南山般若院安岡寺(なんざんはんにゃいんあんこうじ)は、

『宝亀6年(775年)、光仁天皇の皇子に当たる開成皇子がこの地に霊験を感じ、

自ら如意輪観世音菩薩を刻み堂宇を建てたのが始まり。

その後、弟子の開智が大般若経600巻を書写して寺の背後の岡に安置した。

それが般若院安岡寺の名前の由来である。全盛期には六坊を擁する大寺であったが、

戦国時代の領主高山右近がキリシタンであったため焼失。

寛文年間(1661~1673年)に良盛により復興、将軍家の拝領を受け巨刹となったが、

明治の廃仏毀釈で再び荒廃。無住の時期もあったが、漸く復興した。』 とあります。

 開山が役小角でなく本尊が毘沙門天ではないですが、それ以外は神峯山寺、本山寺と類似。

場所が山岳地域ではないので役小角は出てこないのでしょうが、

神峯山寺、本山寺と関係しているのは確かなようです。

ちなみにここの入り口にも勧進掛がありました。

 この日参拝した三ヵ寺の名前を並べると、本山寺、神峯山寺、安岡寺。

これを強引に、「本山、下部山、安い丘」とすれば、

元々山奥にあった本尊がだんだん人里近くに降りてきたイメージが湧いてきます。

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石段上から境内を眺める

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正面から見た本堂
秘仏・如意輪観音の他、両脇立ちに愛染明王、不動明王を祀り、更に地蔵菩薩、阿弥陀如来を安置している。

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鐘楼奥にある青梅観音堂
高槻真上村の安正寺(青梅寺)が廃寺になった際に本尊・十一面観音がここに移された。

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叶観音堂(旧阿弥陀堂)
裏参道口の石段を上にある。今は観世音菩薩を祀り人々の願いを叶える事からそう呼ばれる。

 本堂で参拝後、御朱印は階段途中の自宅へとあったので、

向かうと丁度御住職が本堂に来られる途中だったので本堂で拝受。

その間、御本尊にお詣りしました。

 拝受後、御住職にお話を伺いましたが、廃仏毀釈のために記録が少ないそうです。

一時期には無住でしたが、御住職の父に当たる先代が復興に尽力されたと伺いました。

 御住職は四天王寺の関係の方だったようですが、要請を受けてここに来られた様子。

宗派は異なりますが「和を以て尊しとなす」を実践されている事になります。

 本堂で1時間くらい話し込みましたが、非常に話し易い御住職でした。

「2月1日の大護摩供は盛大ですので、またいらして下さい。」

この言葉通りに来年は【あんこう】るで訪れようと思います。

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本堂前の紅葉と奥に見える大護摩壇

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弘紹不動明王
本堂東側の大護摩壇にあり、二月一日の節分会の本尊となる。

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境内から裏参道入口を見る
西向きのため「西方浄土極楽入口」と記されている。

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安岡寺説明書

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安岡寺御朱印

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