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竹の寺 地蔵院(京都市西京区) 細川氏と一休禅師の寺

2019.12.17(21:05) 508

桂の地にある竹の寺(2019.12.4)

<コース>
阪急梅田 → 桂 → 上桂 → 徒歩10分 → 浄住寺 → 徒歩5分 → 地蔵院

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衣笠山 地蔵院(臨済宗系単立寺院)

 浄住寺に続いて少し北に向かうと地蔵院。

竹の寺で知られますが、紅葉の季節は境内も真っ赤に彩られます。

この日は南から北上しましたが、通常は苔寺バス停で下車して

坂を上って南下するのが正統派。こちらの方が雰囲気はありますが、

北上して住宅地にいきなり紅葉が現れるのもまた一興です。

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苔寺バス停から南へ向かう道

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上り坂の向かいにある「かぐや姫御殿」
西山は竹で有名なのでこのような施設も。但し、閉館している様子。

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途中の道から見た洛西

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住宅地の中にある地蔵院
竹で有名だが境内には紅葉も多い。

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地蔵院由緒

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中門近影
拝観はここから。

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中門から入口を見返る

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中門を過ぎて本堂へ向かう参道

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参道脇の竹林

 衣笠山地蔵院(きぬがさやまじぞういん)は、

『この地は鎌倉時代の歌人で衣笠内大臣藤原家良が山荘を営んだ場所。

南北朝時代の貞治6年(1367年)、室町管領細川頼之が宗鏡禅師を招聘して伽藍を建立。

但し、開山は宗鏡の恩師夢窓疎石とし、伝教大師作と伝わる地蔵菩薩を本尊としている。

 その後、北朝系の三天皇崇光・後光厳・後円融の勅願寺に準じた一大禅刹となったが、

応仁・文明の乱で悉く焼失。しかし、皇室と細川家の援助によって復興し、

明治になり竜済・延慶の両寺を合併し現在に至っている。』 とあります。

 南北朝時代は一休禅師がこの付近で生まれ、

6歳で安国寺に移るまでこの寺で養育されたと伝わります。

子供の性格は幼少期に形成されると言いますから、

ここでの生活が彼の一生を決めたとも言えます。

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正面から見た本堂(地蔵堂)
本尊の地蔵菩薩を中央に、夢窓疎石・宗鏡禅師・細川頼之の木像を安置する。

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地蔵院近影

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本堂南にある墓に向かう

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細川頼之・宗鏡禅師の墓
自然石を用いた簡素な造りである。

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お墓の横にある一休禅師母子像
2017年の建立。一休さんは生誕から6歳までここで過ごしたと伝わる。

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細川頼之公の碑

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本堂周辺の景色

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本堂前を通り方丈へ

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方丈遠景

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方丈玄関より入口を見る
両側は苔の参道。

 境内に残る方丈は貞享3年(1686年)の再建ですが、

庭園は十六羅漢の庭と呼ばれる平庭式枯山水庭園。

宗鏡禅師が作庭し、細川頼之が遺愛したと伝わります。

 応仁の乱の一方の旗頭は細川勝元。

己の関わった戦で寺が焼けた事による罪悪感があったかどうかは不明ですが、

先に訪れた浄住寺もそうですが、地蔵院もよい檀家に恵まれたと言えます。

 方丈内には細川ガラシャの肖像画、元首相の細川護熙氏の書画も展示されており、

細川家所縁の寺という印象が伺えます。

細川家は足利支流、一門の中の家格は際立って高い訳ではありませんでしたが、

戦国乱世及び江戸時代を大名として生き残った事で存在がクローズアップされたと言えます。

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方丈の内部

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細川ガラシャ殉節之経
幸野義画伯の奉納とある。

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細川護熙 元首相の書と滝の図
洞庭湖に注ぐ川の源流の瀧を想像して描いたものである。

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茶室全景
左は御朱印タイプの写真撮影か?

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猪目文様を象った窓のある茶室
日本古来の文様だが、ハート型のため近年人気がある。

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肥後細川家の九曜

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縁側より庭園を見る

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十六羅漢の庭 説明板

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十六羅漢の庭 左側

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十六羅漢の庭 中央

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十六羅漢の庭 右側

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十六羅漢の庭 玄関からの光景

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地蔵院説明書

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地蔵院御朱印
書かれたものを拝受。

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