<コース>
阪急梅田 → 桂 → 上桂 → 徒歩10分 → 浄住寺 → 徒歩5分 → 地蔵院 → 徒歩10分 → 月読神社 → 徒歩5分 → 松尾大社 → 松尾大社駅 → 桂 → 阪急梅田

松尾大社(旧官幣大社)
桂巡礼の最後は松尾大社。この日は月読神社から北に歩きましたが、
阪急松尾大社駅の西側には大鳥居が建ち、百m余り歩くと二の鳥居。
如何にも門前の駅という雰囲気です。

阪急の駅からは大鳥居が見える

大鳥居を過ぎた先に二の鳥居が見える

二の鳥居正面

鳥居には脇勧請が掛けられている

脇勧請の説明
松尾大社(まつのおたいしゃ)の由緒に拠れば
『太古の昔、この地域の住民が松尾山の磐座に神霊を祀って生活守護神としたのが起源。
その後、五世紀になると朝鮮半島から渡来した秦氏がこの地に移住し、
山城・丹波を開拓。河川を治めて農林産業を興した。
同時に松尾の神を氏族の神とし、大宝元年(701年)に社殿を現在地に移した。
以後、皇室の崇敬も篤く正一位を授けられ、山城屈指の古社と格式を誇る。』 とあります。
二の鳥居を潜ると楼門に続き広い境内に拝殿、中門と廻廊に囲まれた本殿が鎮座しています。
下鴨大社と並ぶ古社ですが、一般には酒の神様として知られています。
伏見ならいざ知らず、桂で酒とは意外でしたが、西山一帯は古来より良質の水に恵まれた場所。
ウィスキー・ビール工場もあることをすっかり失念していました。
境内には松風苑という庭が三つあり、昭和の庭園学の第一人者重森三玲氏の最晩年の作。
上古の庭、曲水の庭、蓬莱の庭と時代の沿った動と静を表現しています。

寛文7年(1667年)建造の楼門
三間一戸入母屋造、檜皮葺である。

境内から振り返った楼門

楼門の先にある入母屋造の拝殿

拝殿側面
大祓式等の神事で使用される。

拝殿の奥にある中門と本殿

中門近影
脇には清酒の樽が奉納されている。

中門横の社務所から庭園に入る

平安風の曲水の庭
御手洗川の清水が七曲りして丘麓を流れる。

高見から見た曲水の庭

神像館(宝物殿)前の即興の庭

磐座風の上古の庭
松尾山中の神蹟に因み山下に造られた。地面のミヤコザサは高山の趣を表す。岩石は四国吉野川の緑泥片岩。

本殿裏の山道
かつての磐座に至る道だが、現在は通行止め。

御手洗川上流の霊亀の滝
左の岩は烏天狗に見える。
秦氏は大陸の進んだ技術をもたらしましが酒の製法もその一つ。
本殿横の庭園の奥に「亀の井」という霊泉が。
延命長寿、よみがえりの水として醸造の際にこの水を加えると酒が腐らないといわれ
酒造業者の信仰を集めています。これが酒の神様の由緒でしょう。
秦氏は長岡京・平安京遷都に当たっては技術に加え、その経済力でも貢献したと言われます。
秦氏の【はたし】た役割は大きく、彼等なかりせば【はたし】て遷都が上手く運んだかどうか?

滝の下にある「亀の井」の霊泉

庭園入口の亀と鯉

拝殿前の一ノ井川
両岸には山吹が咲き誇る。

鎌倉風の蓬莱の庭
古典の手法の石組

蓬莱の庭
現代の手法の池

蓬莱の庭
三玲が形を指示し、長男の完途が完成させた。

酒の神社らしく樽占いが…。
あ【たる】かしらん?

楼門左の「酒の資料館」 無料

松尾大社説明書

松尾大社御朱印
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