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坐摩神社(大阪市中央区) 難波の中央に鎮座する摂津國一之宮

2020.05.17(10:58) 613

大阪の中央でサギに会う!(2020.5.11)

<コース>
梅田 → (地下鉄御堂筋線) → 本町 → 徒歩3分 → 坐摩神社

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坐摩神社(摂津國一之宮 式内社 旧官幣大社)

 大阪の船場付近に所要があり、空き時間を使ってお参り。

摂津國一之宮と言えば住吉大社とばかり思っていましたが、坐摩神社もそうだと聞き驚き。

地元民には「ざまじんじゃ」で知られますが、

正式には「いかすりじんじゃ」と呼ぶと知り二度びっくり。

私的には後者の呼び方の方が断然【イカス】り。

知らなければ【ざま】見ろと言われる所でした。

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神社入口の鳥居
東向きであるが、オフィス街に囲まれている。

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坐摩神社御由緒

 坐摩神社(いかすりじんじゃ)の由緒に拠れば、

『大阪の中央の船場にある産土神を祀る神社。神功皇后が新羅から御帰還の際、

淀川南岸の大江の岸・田蓑島、後の渡辺の地に奉祀されたのが嚆矢。

この時、神の御教に拠り白鷺の多く集う場所に奉斎されたと伝わる。

御祭神は五柱で坐摩神とはその総称。

神武天皇即位の際に御神勅により宮中に奉斎されたのが起源とされ、

「いかすり」とは土地を守る意味の居所知(いかしり)が転じたものとされる。

 ここは摂津の国府の置かれた場所で、京都から淀川を下り

熊野古道に最初に参詣する第一王子の場所でもあったと推定される。

平安時代の 『延喜式』 には摂津國西成郡唯一の大社とあり、

以後度々雨乞いの御祈祷に預かった。

 天正10年(1582年)の豊臣秀吉の大坂城築城に当たり移転を命ぜられ、

寛永年間に現在地に遷座。

付近の地名を渡辺と称するのは元の地名が移されたもので、

全国の渡辺・渡部姓の発祥の地にもなった。

尚、元の社の場所には行宮が建てられ神功皇后の鎮座石も残る。

 明治元年には明治天皇が境内で相撲を天覧、昭和11年(1936年)には官幣中社列せられた。

その時に造営された社殿は空襲に拠り焼失。

戦後の昭和34年(1959年)に戦前の姿のまま復興された。』 とあります。

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屋根瓦には鷺の紋

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陶器製の狛犬

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正面から見た拝殿

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拝殿前にて
白鷺の神紋が至る所に見られる。

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横から見た拝殿

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拝殿奥に建つ本殿

 大阪のど真ん中のオフィス街、ビルの谷間に鎮座する社。

樹木は少ないですが、境内には百株を超える紫陽花がありました。

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末社を巡る廻廊の紫陽花

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本殿脇を通り西門に向かう両側にも紫陽花が

 境内には末社が七ありますが、珍しいのは陶器神社。

西横堀一帯の陶器問屋街の守護神だそうですが、灯籠・説明板が陶器製。

愛知県の瀬戸市ではそんな神社があったと記憶していますが、大阪にあるとは意外でした。

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西門から見た稲荷社(右)と陶器神社

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陶器神社

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陶器製の灯籠

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陶板の由緒記

 遷座後は物売りや見世物が多く集まり、そこに集まった古着屋から「そごう」が生れ、

船場が繊維の町として発展する基礎となりました。

また大勢の人を相手にする寄席が出来たのもこの場所。

初代・桂文治の碑も境内にありました。

桂枝雀師匠の持ちネタで「壺算」という落語がありますが、設定はこの付近だったのかと納得。

北浜付近にあれば【投機】神社になっていたかもしれませんが…。

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上方寄席発祥の地の碑

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江戸時代の寄席案内の復元?

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坐摩神社御由緒略記

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オリジナル御朱印帳の案内

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坐摩神社御朱印

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