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神宮寺 感応院(大阪府八尾市) 恩智神社の神宮寺

2020.07.07(21:28) 650

庭園、本尊、眺望の三方良しの寺院(2020.6.3)

<コース> 近鉄電車は日中10~15分間隔で運転
上本町 → (近鉄大阪線) → 近鉄八尾 → (近鉄大阪線) → 法善寺 → 徒歩5分 → 壷井寺 → 法善寺 → (近鉄大阪線) → 恩智 → 徒歩8分 → 来恩寺 → 徒歩8分 → 恩智神社 → 感應院

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天川山 神宮寺 感応院(真言宗 河内西国三十三ヵ所第十二番札所)

 恩智神社参拝の後は、石段の右手にある札所へ。

石段を上った神社の境内からは寺院が一望に見渡すことができます。

この立地条件からして神社の神宮寺とすぐ想像がつきますが、

明治の神仏分離も切り抜けて残った珍しい例。

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恩智神社からの感応院の眺め

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山門
秋には真っ赤に彩られる。

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由緒記

天川山神宮寺感応院(てんかわさんじんぐうじかんのういん)は、

『恩智神社の神宮寺として発展。観音堂に祀られる本尊十一面観音は

楠の一木造、平安時代の作で国の重要文化財。

本堂の護摩堂には絹本着色不動明王像が祀られ、他にも多くの寺宝が所蔵されている。

門を入った場所にある庭園は江戸後期の僧・愛石の設計と伝えられ、

後ろの山を借景にし本堂脇からは大阪平野が一望できる。』 とあります。

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山門を入った所にある不動明王と十三重石塔
後方に見えるのが恩智神社。

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庭園越しに観音堂と新本堂を見る

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観音堂

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観音堂内にある重文・木造十一面観音菩薩 (河内西国巡礼より)
平安時代の作。

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新本堂(護摩堂)
不動明王を祀る。

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感應院の字がある屋根瓦
元、一坊であった事を示す。

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新本堂前から大阪平野を望む

 御朱印を御願いすると観音堂を開けて頂き、御本尊を間近で拝観。

1m余りの木造ですが端正な顔立ちの観音様でした。

和辻;「お堂は皆新しいですね。」

夫人;「本堂も傷みがひどく改築しました。屋根の宝珠だけは昔の本堂のものですが。」

和辻;「本堂からの眺めが良いですね。」

夫人;「今日はすこし曇っていますが、天気が良ければ淡路島や明石大橋まで見えますよ。」

和辻;「立派な庭園ですが拝観料は不要ですか?」

夫人;「はい。京都の様な立派な庭園ではございませんので…。」

河内西国札所は庶民的な寺院が多く、このような庭園のある寺院は初見でした。

信仰と観光は元来異なるものですが、観光もできればそれに越したことはありません。

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僧・愛石の設計と伝えられる境内庭園

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庭園のツツジ

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ツツジ越しに見た山門

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感応院御朱印

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大阪府 トラックバック(-) | コメント(2) | [EDIT]
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コメント
あまりに素敵な寺社で、何度も読みに来てしまいました。

庭園、仏像、眺望に加えて、和尚よし(奥方よし?)で四方よしの寺社など珍しいのではないでしょうか。4つ目の条件、、これは非常に大事なポイントです。^^
わざわざご本尊を開帳して拝ませてくださるなんて、和尚様の太っ腹なみこころを感じます。もちろんその恩恵は、善男善女にのみ賜われるものなのでしょうけれど。^^

いまはある程度経営を意識して、シンボルツリーならぬシンボルフラワーなどを植えてアイデンティティーを目立たせたり、派手な御朱印で客寄せする寺も多くなり、灌頂というよりは”ゼニカンジョウ”の香りがただよう神社仏閣もありますね。苦笑


関西には、神社の境内に建つ、もしくは隣り合わせのお寺も多いですね。やはり神仏習合していたころの名残りなのでしょうが、廃仏毀釈のおひざもとのような上方で、このようにスムーズにクリアしていった背景には、かたちだけでなく確かな信仰があったでしょうし、神社庁も納得する由緒や、神職・お坊様方と氏子さんたちとのつながりがあったに違いないでしょうね。
この境内のすがすがしさ、まさしくご住職様の心をそのままに映す心字池の美しさ、御朱印の揮毫の美しさ・・・品性と知性がそこはかとなくうかがい知れます。
最近の若い人は・・などというと嫌われそうですが。筆離れしつつある昨今だからこそ、私はつい文字の美しさを見てしまいます。
ここは本物だと感じました。

是非行ってみたいです。できればつつじの残っているうちに・・・
ご紹介してくださった和辻さまにも感謝!
しかし、せっかく他県への移動がOKになったというのに、東京はコロナの第二波が取りざたされ憂いが絶えないです。
大好きな十一面観音さまに、思わず手を合わせてしまいました。


おんまかきゃろにきやあそわか×11回 合掌
【2020/07/10 02:09】 | 美雨 #- | [edit]

各地で雨の被害が出ていますが、美雨様の御自宅は大丈夫でしょうか?
コロナの影響で他府県への移動は控えていますが、却って地元の良さに気付きました。

<いまはある程度経営を意識して(中略)”ゼニカンジョウ”の香りがただよう神社仏閣もありますね。

仰る通りで、寺社も維持するのが大変なのは理解できますが、近頃は「悪乗り」の傾向もしますね。
特に有名な観光地(京都)では学生時代の「古都税」騒動以来、酷い気がします。

拝観料・入山料を貰えば「後は御自由に見て下さい」という形で、舌鋒鋭く説法する訳でもなく、
一般に仏の教えを説くこともなく【放っとけ!】状態。

却って皆が行かないような場所に昔の仏教のあるべき姿を見る事が多いようです。
私も、少しでもそのような場所を知って頂ければと思い、このBlogを始めました。

仏像でも建物でも庭園でもなく、来る人の琴線に触れるようであって欲しいもの。
【金銭】に触れる事が多すぎると思う今日この頃です。
【2020/07/11 20:41】 | 和辻鉄丈 #- | [edit]
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