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興正寺別院(大阪府八尾市) 富田林別院と寺内町

2020.07.20(22:42) 662

大阪府下唯一の重要伝統的建造物群保存地区(2020.6.12)

<コース> 近鉄南大阪線は日中15分間隔で運転
東梅田 → (地下鉄谷町線) → 天王寺 → 阿部野橋 → (近鉄南大阪線) → 滝谷不動 → 徒歩15分 → 瀧谷不動尊 → 滝谷不動 → (近鉄長野線) → 富田林西口 → 徒歩5分 → 浄谷寺 → 徒歩10分 → 富田林

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興正寺別院(浄土真宗興正寺派)
手前にあるのは重文・鐘楼。

 札所参拝の後は富田林駅まで徒歩で向かいますが、少し回り道をして寺内町散策。

寺内町発展の中心となったのが興正寺別院(こうしょうじべついん)。

『戦国末期この場所は、河内古市城主・三好一族の支配下にあった富田芝という荒地であった。

そこに永禄元年(1558年)、京都興正寺の証秀上人が永楽銭100貫文で四町四方の原野を購入。

中央部には毛人谷にあった小堂を移転し、立派な本堂として再営。

近隣の四ヵ村の名主に協力を依頼して開発と区画整理を実施し、

数年後には寺内町を形成。希望者を移住させる事で寺内町として発展してきた。

 現在の表門は伏見城の城門を貰い受けたもので、本堂には

伝春日仏師作・阿弥陀如来像と宗祖・親鸞聖人の御影が安置されている。

 当初の寺内町は周濠を巡らし、町割りは碁盤の目状に区画されていた。

町政を担当したのは四ヵ村から選出された八人衆と呼ばれる町年寄で、

その筆頭が杉山家である。』 とあります。

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伏見城の表門を移築した表門(重文)
工事中のため右側のみ撮影。

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由緒記

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重文・御成門
安政4年(1857年)頃の移築で切妻造り・本瓦葺。

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重文・本堂
寛永15年(1638年)建立で入母屋造・本瓦葺。

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安政3年(1856年)建立の重文・対面所

 真宗の寺院を中心に発展したのは奈良の今井、八尾の久宝寺と同じ。

富田林は大阪府下で唯一の重要伝統的建造物群保存地区になっており、

表門初め重要文化財の建造物も6棟。拝観を期待しての訪問でしたが、

コロナのためまさかの閉門。

門徒も多い真宗は門戸も開かれていますが肺炎には勝てないようでした。

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重文・鼓楼
18世紀後半に建立され、文化7年(1810年)に現在地へ移転。奥に見えるのは杉田家。

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城之門筋北側から興正寺のある南側を望む

 興正寺のある城之門筋は江戸・明治・大正の三時代が混然となった街並みが特徴的。

家の造りの重厚なことも共通でしたが、今井・八尾・富田林は城下町ではなく

江戸時代を通して年貢が四公六民だった事がこのような街並みを残したと言えそうです。

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町の南側にある仲村家住宅

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木口家

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木口家屋根の気抜き

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木口家住宅説明板

 この興正寺を中心に東西400m、南北350mが寺内町で、600軒の町屋の内、

250軒程が伝統的町屋。奈良の今井町と異なり環濠は残っていませんが町割りは健在。

八尾市内の別院が広大な敷地を有していたのに比べると

富田林は少し狭く感じましたが、これは寺内町の大きさに拠るのでしょう。

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杉田家住宅

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町屋を利用したお店

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町屋を利用した御宿
当然、限定〇組と予想できるが最近はこのような宿の人気が高い。

 江戸時代に造り酒屋として繁栄した杉山家は重要文化財。

明星派の石上露子(いそのかみつゆこ)の実家でもあります。

町屋で公開されているのは杉山家のみですが、他の町屋も外来者を拒否する様子は微塵もなし。

私もたまたま田守(たもり)家の御当主が表に出て居られたのでお話を伺うことができました。

元来は外敵から自衛する目的で出来た寺内町の面白さ。

わたしも歴史の街をブラ【田守】した一日でした。

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重文・杉山家住宅
四層の美しい屋根が特徴的。

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杉山家説明板

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石上露子略記
若い頃の写真であるが、夭逝した訳ではない。

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田守家住宅

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田守家住宅説明板

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近鉄富田林西口駅スタンプ

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