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織田家の城下町(兵庫県丹波市)

2020.08.25(20:48) 683

危機を乗り越え幕末まで続いた名家(2020.8.2)

<コース> 夏の青春18きっぷ使用
【往路】JR大阪(6:43) → (丹波路快速) → JR柏原(8:22)

徒歩5分 → 柏原藩陣屋跡

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柏原のシンボル「木の根橋」

 旧国鉄には駅名を重複させないというルールがあったようで、もし同じ駅名があったなら

旧国名を入れて、郡山(福島県)と大和郡山(奈良県)と言う具合に区別していました。

 にも拘らず「柏原」の表記が三駅あるとは何とも不思議ですが、東海道線は「かしわばら」、

関西本線は「かしわら」、福知山線は「かいばら」と読み方で区別しています。

 福知山線の駅は元来「栢原」だったのが、明治になって難解漢字を変更するという方針で

柏原表記になったそうですが、他の漢字を充てるという考えはなかったのでしょうか?

 三駅はいずれも観光地化していませんが、福知山線の駅が城下町だった事は意外と知られていません。

三万石以下で城もありませんが、城主は織田信長に連なる名家です。

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JR柏原駅スタンプ(JR西日本福知山支社)
上;国鉄最後の「わたしの旅シリーズ」
下;2006年JR西日本管内で設置されたもの

駅を降りて改札を出ると、昔花博で見た山の駅が…。

なんでも花博のあと、開催地の駅舎をJRが譲り受けたそうで、小浜線の大飯駅もそうです。

駅からは案内標識があるので迷うことなく城下町散策ができます。

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花博「山の駅」を移築したJR柏原駅舎

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駅前にある「やぐら公園」
城下町にある太鼓櫓を模したものか?

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櫓上部の太鼓と人形

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国道176号線沿いに建つ新町高灯籠

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高灯籠説明

 栢原藩は、『慶長3年(1598年)、信長の弟である信包(のぶかね)が、

丹波国氷上郡に3万6千石を与えられたのが始まり。

その後、子供の信則(のぶのり)、孫の信勝(のぶかつ)と直系で三代続くが、

慶安3年(1650年)、信勝が嗣子なくして没すると廃絶。領地は旗本の分割する所となった。

 その後、大和松山藩の織田家に御家騒動が勃発し、信長の次男・信雄の玄孫に当たる

信休(のぶやす)は2万8千石から2万石に減封され栢原に国替えとなった。

ここに栢原藩は半世紀ぶりに織田家を当主に頂き、

明治の廃藩置県に至るまで10代に亘りこの地を治めた。』 とあります。

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正徳4年(1714年)創建の長屋門
向かって左が番所、右が馬見所と砲庫になっている。

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長屋門は陣屋の表門に当たる

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長屋門から見た柏原陣屋跡
文政3年(1820年)の再建。

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陣屋玄関の近影

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玄関の欄間にある織田家紋「丸木瓜」

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玄関から内部拝観へ
造営された正徳4年(1714年)の陣屋は二万㎡の敷地に、表・中・奥の三御殿や藩校が存在した。

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陣屋内部
城と言うよりも書院と言った方が相応しい造り。

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上段の間

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陣屋向こうに見える庭園

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陣屋玄関から柏原八幡宮の三重塔を望む

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陣屋前にある藩祖・織田信包(のぶかね)公像

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信包公事績

 城こそありませんが、歴代の織田家が居住した陣屋が今に残ります。

また市内には織田神社や健君神社も祀られていました。

 織田家が治めたと言っても直系ではなく、信包に始まる三代を前の織田家、

信休以降の十代を後の織田家と呼び区別しています。

後の織田家は血筋的にはより信長に近いですが、前の織田家が割合に善政を敷いたのとは対照的に、

後の織田家は財政難や一揆が頻発。

5代目以降に漸く好転しますが、5・6代藩主は細川家、黒田家からの養子。

やはり血筋だけに頼っていては駄目なようです。

それでも改易されることなく幕末まで続いたのは信長の御威光の故でしょうか?

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元禄8年(1695年)創建の建勲神社
織田信長を祀る。陣屋から木の根橋に向かう大手通りにある。

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木の根橋へ向かう
ここら栢原の中心市街地になる。

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木の根橋横にある丹波市柏原支所庁舎
旧柏原町の役場として昭和10年(1935年)竣工。現在は丹波市役所柏原支所として一部観光協会も入っている。

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大欅「木の根橋」
樹齢1000年の高さ21m、幹回り8mの欅の根が幅6mの奥村川を跨いで自然の橋を形成している。

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朱塗橋から木の根部を見る

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木の根橋横の織田神社
柏原藩三代目織田信勝を祀る。

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織田神社由緒

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太鼓やぐら
江戸中期建立の三階建ての櫓。最上階には「つつじ太鼓」という大太鼓があり、時報や火事大水の警報、登城合図に打ち鳴らされた。

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太鼓やぐら説明

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柏原郵便局 ; 木の根橋

[参考書]

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