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木綿街道と縁切りの宇美神社(島根県出雲市)

2020.09.07(21:42) 694

縁切りで揉めんかい、どう?(2020.8.14)
 
<コース>
松江しんじ湖温泉駅(6:26) → (一畑電鉄) → 雲州平田(7:11→7:17) → (平田生活バス鰐淵線) → 鰐淵小学校(7:37) → 徒歩30分 → 鰐淵寺 → 鰐淵寺駐車場(9:43) → (平田生活バス鰐淵線) → 雲州平田(10:18) → 徒歩10分 → 木綿街道・神社 → 雲州平田(11:40)

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宇美神社(式内社)

 始発電車に乗った甲斐あって、鰐淵寺参拝の後は午前中のバスで雲州平田駅まで帰還。

次の目的地へと電車に乗る訳ですが、降りた駅でのバスは1時間待ち。

そこで、平田駅周辺を少しばかり散策することに。

 今は市町村合併で出雲市に編入されましたが、かつては平田市という独立した行政区。

かつては綿花で栄えた町。加えて一畑電鉄の本社もあり、駅構内には列車が停まっていました。

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一畑電鉄雲州平田駅構内
大正3年4月に運転開始。途中下車可能で、駅構内では電車の運転体験もできる。

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雲州平田駅スタンプ

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駅待合室にある平田一色飾り
江戸時代に始まった陶器など日用品で人形や景色を作るもの。写真は「しまねっこ」。

『宍道湖と日本海に囲まれたこの地は、1700年代初頭から綿花栽培が始まり

後半には諸国に販売するに至る。

藩が品質管理を徹底したために、大坂三井は当地へ買方を派遣するなど、

雲州木綿の名は全国的に高評価を得た。

 綿花はここに集荷され、船で運搬。市内を流れる運河「平田船川」は宍道湖に繋がり、

多数の帆船が往来。昭和26年位までは松江との定期便もあった。

 当時の街道は木綿街道と呼ばれ、間口が狭く奥行きの長い「切妻妻入塗屋造り」の家屋や、

白壁の土蔵が並び、当時の繁栄を偲ぶことができる。』 とあります。

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駅から北へ向かい雲州平田船川に架かる橋を渡ると木綿街道

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橋を渡って最初に目に付く加藤醤油店
明治8年創業の典型的な切妻妻入塗屋造りの町屋。七宝模様の海鼠壁、左流れの出雲瓦など保存状態も良好。

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加藤醤油店の向かいにある旧石橋酒造
本石橋家から分家し、江戸中期に創業した造り酒屋。1750年頃の建築。

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国登録有形文化財の本石橋邸
1750年頃建築の切妻妻入塗屋造りの町屋。

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本石橋邸玄関

 街道の東端へ向かうと本石橋邸。奥座敷は松江藩主の御成座敷として造られた格式ある邸宅。

そこから西へ向かうと、加藤醤油店、酒持田本店、持田醤油店と趣のある家々が続きます。

街並みが途切れる所に立つのが来間屋生姜糖本舗。1715年創業の生姜糖元祖。

てっきり京都が発祥と思っていたので驚きました。やはり【ジンジャー】所縁の場所だけの事はあります。

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本石橋邸全景
巨大な庭石を配した出雲流庭園や茶室、座敷など見学可能。

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酒持田本店
明治10年創業、建物は国の登録文化財で見学可能。銘柄は「ヤマサン正宗」。

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酒持田本店の向かいの町屋「古民家あかり」

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持田醤油店
醤油蔵見学と醤油のスイーツが目玉。

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西側から見た木綿街道の街並み

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來間屋生姜糖本舗
創業1715年の我が国生姜糖の元祖。建物は明治9年の大火で焼失したが、再建し150年を誇る妻入商家。

 街並みを過ぎて少し行った場所に社が鎮座。宇美神社(うみ)とあります。

『天平5年(733年)、出雲国風土記に記されているのが嚆矢。社号は御祭神が出雲国御来臨の際に

海上から上陸された事に拠り、元来は日本海沿いにあったとされる。

 現在の地には応永元年(1394年)、本領小村家、杉原家の祖により紀州熊野三山から分霊を勧請。

その後の天正16年(1588年)に本領長廻家の氏神である七社をここに合祀した。

松江と出雲大社のほぼ中間に鎮座。周辺七社を合祀した神社で十七柱の神が祀られている。

宇美神社と改称したのは明治5年の事である。

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宇美神社入口の石鳥居

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神門

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神門から境内を見る

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由緒略記

 本殿の主祭神は布都御魂命(フツミタマノミコト)であるが、配祀神として祀られているのが

事解男命(コトサカノヲノミコト)で、縁切りの神として悪縁消除の御利益があるとされる。』 とあります。

 川沿いにある「うみ」神社というのもこれ如何にですが、縁結びの出雲で縁切り神社というのも不思議な感じ。

しかし縁切りといっても他人との縁だけではなく、病気・悪癖・借金等もあるようです。

縁切りと聞くとネガティブな印象ですが、縁結びとは表裏一体で、

より向上するためのステップと捕えるべきものだそう。

もめんの地で縁切りに出会ったのも何かの縁でしょうか?

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拝殿

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拝殿前面の装飾と注連縄

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本殿

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本殿脇にある境内社「縁結神社」
本殿で悪縁を断ってから縁結びのお参りをするのが習わし。ハートの絵馬を奉納。

[参考書]

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