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一畑薬師(島根県出雲市) 出雲の国の目のやくし

2020.09.08(22:02) 695

電鉄沿線の目玉に遭遇(2020.8.14)

<コース>
松江しんじ湖温泉駅(6:26) → (一畑電鉄) → 雲州平田(7:11→7:17) → (平田生活バス鰐淵線) → 鰐淵小学校(7:37) → 徒歩30分 → 鰐淵寺 → 鰐淵寺駐車場(9:43) → (平田生活バス鰐淵線) → 雲州平田(10:18) → 徒歩10分 → 木綿街道・神社 → 雲州平田(11:40) → (一畑電鉄) → 一畑口(11:51→12:08) → (平田生活バス一畑薬師線) → 一畑薬師(12:20) → 徒歩5分 → 一畑薬師 → 一畑薬師(13:15) → (平田生活バス一畑薬師線) → 一畑口(13:26)

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醫王山 一畑寺(臨済宗妙心寺派 一畑薬師教団総本山 中国観音霊場第二十六番札所)

 平田で木綿街道を見た後は、再び一畑電鉄に乗って一畑口駅で下車。

一畑電鉄の名は、沿線にある古刹一畑薬師に由来。と言うよりも

一畑薬師に参詣するために敷設された鉄道と言った方が、適切でしょう。

 現在の一畑口駅は無人、しかもスイッチバックですべての電車はここで向きを変えます。

なぜこのような造りになっているのかと言えば、かつては一畑薬師の直ぐ下まで線路が

延長されていたからだそうで、この辺りの事情は北海道の遠軽駅の線路の構造にも似ています。

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一畑口ホーム
一畑薬師はこのレールの先

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ホームにある「目玉おやじ」の一畑まいり像

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一畑口駅舎
雲州平田と共に途中下車可能駅だが、広い割りに無人である。

 駅に着いて平田生活バスで一畑薬師まで。かつての駅は薬師の下までですが、

そこから200mの山腹にある薬師さんまで1130段の階段を上らなければなりません。

一方、バスは上にある駐車場まで運んでくれるので、歩く距離は極僅か。

バスになって便利になったとは思いましたが、行きも帰りも乗客は私一人でした。

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一畑薬師バス停から駐車場を抜けて薬師さんまで

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途中の石灯籠
丸に一文字は一畑薬師の紋だそうで、目玉おやじではない、とは茶店の方の談。

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参道にある「目玉おやじ」像
境内には合計5体あるそうな。

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百八基の石灯籠を抜けて山門へ

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山門前へ到着
右が法堂(坐禅堂)、石段上に見えるのが観音堂。

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山門前から千三百段の石段を見下ろす
といっても一直線に続くのではない。

 バス停から山上商店街を抜けると宍道湖が遥か眼下に見渡せます。

更に進むと山門が聳え法堂、本坊・書院が。法堂は坐禅堂を兼ね、一般方が坐禅会を行う場所。

本坊・書院の庭園は宍道湖や中国山地を借景にした雄大なものですが、

いずれも予約が必要なので今回はスルー。更に石段を上って本堂へ向かいました。

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山門近影
この奥に本坊・法堂があるが、観光客は疎ら。

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法堂(坐禅堂)
ここで坐禅会・研修会が開催される。

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本坊書院と薬師堂へと続く廻廊

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山門前から階段を上り仁王門へ

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「醫王山」の扁額が架かる仁王門

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仁王門から見た法堂屋根

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更に石段を上り境内へ

 醫王山一畑寺(いおうざんいちばたでら)は、

『寛平6年(894年)、与一という漁師が日本海から引き揚げた薬師如来を祀ったのが始まり。

その時に与一の母親の眼病が治癒した事から「目のお薬師さま」として信仰された。

尚、与一は後に出家して補然と称し開基となった。また戦国時代には

幼児が救われた事から「子供の無事成長の仏さま」としても知られるようになった。

 当初は天台宗に属したが、石雲本竺が臨済宗南禅寺派寺院として再興し成徳寺と名乗る。

承応2年(1653年)に一畑寺に改称、寛政年(1790年)には妙心寺派に改宗した。

戦後の昭和28年には教団が設立され総本山になり現在に至っている。』 とあります。

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石段を上った先にある境内

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階段脇の鐘楼堂

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正面から見た薬師本堂

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観音堂前から見た薬師本堂

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薬師本堂前面
薬師如来を祀るので瑠璃光殿。

 階段を上って右正面が御本尊を祀る薬師本堂。流石に堂宇の中では最も大きい造り。

御本尊は秘仏ですが、両脇には日光・月光菩薩。十二神将が祀られています。

 その手前にあるのが観音堂で、瑠璃観世音菩薩が御本尊。薬師様から見れば脇役ですが、

中国・百八観音霊場はここにお参りするので、参拝者は本堂よりもむしろ多く感じました。

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薬師本堂前面の欄間彫刻

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前面の庇部分

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鳳凰の彫刻

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薬師本堂側面

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観音堂
本尊は瑠璃観世音菩薩、多くの巡礼・参拝者がある。

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観音堂横から見た本坊と法堂
山の向こうに見えるのが宍道湖。

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上から見た本坊庭園?

 眼に御利益の薬師様だけに、境内にはゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじの像が各所に。

水木しげるさんは隣県の境港市出身ですから地元のようなものですが、説明書に拠ると、

少年時代の水木しげるさんに妖怪への興味を植え付けたのが、お手伝いさんの「景山ふさ」さんで、

彼女は熱心な一畑薬師の信者だったそうです。その辺りの事情は『のんのんばあとオレ』にありますが、

一畑薬師から目玉おやじが創造されたとすれば、ここが日本の妖怪漫画に与えた影響も大きいものがあります。

鰯の頭も目玉も、何事も【しんじん】です。

 いまはバスですが、のんのんばあの時代は下から1300段を上らなければなりませんでした。

不便ではありますが、階段上れば、怪談の亡霊も顔を出すのでしょう。

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鐘楼堂前にある「のんのんばあ」と水木しげる少年の像

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「のんのんばあ」と一畑薬師の由縁

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薬師本堂脇にある八万四千仏堂
八万四千とは仏教での法門(教え)の数とされる。

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十六羅漢堂を通り総受付のある下生閣(あきんかく)へ

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下生閣にある「お茶湯」
一畑山の清水で沸かし御祈祷をした伝統の「お茶湯」は、ここで徳利を購入して持ち帰るのが習わし。

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一畑薬師説明書

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一畑薬師御朱印
左 ; 中国観音霊場  右; 御本尊薬師如来

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下生閣から石段を下りバス停へ
写真は石段脇にある「結縁の椨(たぶ)の木」。二本が見事に結合している。

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平田郵便局 ; 一幡薬師

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