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城安寺(島根県安来市) 極彩色の四天王と雪舟様の庭園

2020.09.14(22:05) 700

城に伴い引っ越しを繰り返した寺院(2020.8.15)

<コース>
JR松江(7:24) → JR安来(7:52) → 駅前レンタサイクル25分 → 雲樹寺 → レンタサイクル10分 → 清水寺 → レンタサイクル40分 → 月山富田城址 → 城安寺

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雲龍山 城安寺(臨済宗南禅寺派)

 清水寺参拝を終えるとお昼前。ここから安来に戻っても、夕刻の米子からの高速バスにはちと早すぎ。

もう一つの観光地月山富田城は駅から15㎞、清水寺からでも12㎞位あります。

お盆の炎天下に自転車はきつそうですが、えいままよ!と城址へ。今は安来市内ですが、

かつては広瀬町として独立した行政区。松江に城が移るまで、ここが出雲の中心地でした。

 清水寺から伯太川を渡り飯梨川にぶつかった所で川に沿って南下。

しばらく走ると川の左手山上に山城らしきものが見えたら広瀬地区。

城の様子は播但線から見える竹田城や平福の利神山城に酷似。これも戦国時代の山城に共通する造りなのでしょう。

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広瀬地区から見た月山富田城

 雲龍山城安寺(うんりゅうざんじょうあんじ)は

『正和年間(1312~1317年)、古愚(こぐう)和尚が創建。創建時は現在の福祉センター付近にあった。

慶長5年(1600年)月山富田城主となった堀尾吉晴は春龍和尚を招き寺を再興、菩提寺とした。

三代・忠晴の時に城が松江に移ると城安寺も松江に移転した。

 堀尾家断絶後、松江を治めた松平家の寛文6年(1666年)、松平近栄が本藩から広瀬藩を分知。

元覚和尚に拠り城安寺を菩提寺として尼子氏居館跡に移転。かつての寺跡には広瀬藩邸が建設された。

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由緒記

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石段の先にある山門

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境内から見た山門
広瀬松平家九代・直涼の寄進に拠るもの。

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山門から見た境内

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本堂正面
重文・広目天、多聞天を祀る。内陣拝観は可能だが、生憎修理中のため拝観できず。

 更に明治19年には火災や洪水の被害を受け、隣接する現在地へ移転。寺跡は墓地となった。

唯一被害を免れた山門は、広瀬松平家九代・直諒(なおあき)の寄進に拠るもので、扁額も彼自身の書。

また本堂に安置されている木造・多聞天像と広目天像は鎌倉時代の作で重文。彩色された像として有名である。

 その他、絵巻物等も所有するが、書院奥の日本庭園は明治中頃の作庭で有名。

益田にある万福寺の庭園を似せたとも伝わり、「雪舟写しの庭園」と呼ばれる。』 とあります。

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本堂前の欄間の彫刻と扁額

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本堂から見た庭と山門

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書院入口に掛かる松平家の家紋

 寺は城へ上る菅谷口手前にあります。由緒から城の変遷に伴い数々の引っ越しをしていますが、

これは城を安んずるという名前が好まれたのでしょうか?

 火災を免れた山門を越えると本堂が正面に。御朱印を御願いすると、御住職夫人が対応されて、

夫人;「住職は所要で外出して居りまして…。」

和辻;「書置きなどはあるでしょうか?」

夫人;「そういったものも置いてなくて、申し訳ございません。」

和辻;「彩色された四天王像は何処でしょう?」

夫人;「これも修理中で、見れないのです。」

とすべて空振り。

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書院奥の日本庭園へ
屋根の石州瓦が映える。

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庭園全景

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庭園左側

唯、庭園は拝観可能。通常、予約と拝観料が必要なようですが、お金は取られませんでした。

御朱印と四天王像が駄目だったので、気を遣われたのでしょうが、却ってこちらが恐縮。

すべてを【がっさん】すると【とんだ】事にはなりませんでした。

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池と築島の見える庭園中央

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庭園右側

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樹木に彩られた庭園

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コメント
空ぶり転じて福となる?
夫人が粋な計らいをしてくださってよかったですね。^^

しかし、見るからにパワーのあるお寺ですね・
見ているだけで元気が出てくるような・・・このパワーはそこから来るのでしょう。

地勢にもとても特徴が感じられます。戦国時代を彷彿とさせる、広瀬地区から見た月山富田城も風情がありますね。ただ庭園を楽しむだけでなく、こういう風景も「合算」してなんぼの参詣ですね。
雪舟さまゆかりのお寺なのですか。ときの権力者や時代に「接収」されずにまもられてよかったです。^^
【2020/09/14 22:52】 | 美雨 #- | [edit]
美雨様

今回の出雲行きは三名刹訪問がメインでしたが、その他にも見所のある古刹が多く、神の国で仏に遭遇することができました。

雪舟は各地に足跡を残していますが、生まれが備中、その後、周防、明国、石見と【中国】に足跡を残しています。

山口や益田の庭園は有名ですが、今回の城安寺のように意外な発見もあって、山陰の懐の深さを感じます。

和辻
【2020/09/15 21:33】 | 和辻鉄丈 #- | [edit]
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